科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
経営学総論Ⅱ(A)/Business Administration Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B000442001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
経営学部/Business Administration |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木1(後期)/THU1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
福井 直人/FUKUI NAOTO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈コア科目〉/*** MAJORS *** 〈Core Subjects〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福井 直人/FUKUI NAOTO | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、経営学部に入学して間もない学生を対象する、カリキュラムの出発点にあたる科目です。経営学で明らかにしようとしている基本的な課題について解説するので、DPでいえば1番目の「現代の企業経営に関する基本的知識を学修し、ビジネス全般にわたって活用するために有用な知識を総合的に学修する」に対応する科目といえます。企業はヒト・モノ・カネ・情報から成り立っており、経営者はこれらの経営要素を組み合わせて企業の目標を達成することが求められていますが、これらの活動を一般的に経営といいます。経営学の基礎的な概念や理論についての知識を修得し、企業経営全体がどのようなメカニズムで動いているのかを自分なりに説明できるようになることが本講義の目的です。この点で本講義はDPの5番目「経営の問題を総合的に分析・解析できる知識・技能を修得する」も視野に入れています。15回の講義の中では、組織行動論、人的資源管理論、マーケティング論、国際経営論の領域を扱います。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.経営学の基礎的概念について説明できる。 2.関心のある企業の情報を独力で収集できる。 3.日本企業における今後の経営のあり方を展望できるだけの興味・関心をもつ。 |
授業のキーワード /Keywords |
組織構造、組織行動、人的資源管理、国際経営 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進めます。パワーポイントまたはレジュメまたは板書によって講義を進めます。比重は諸君の反応を見ながら変えていきたいです。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
初学者向けの講義なので前提知識は問いませんが、経営学総論Ⅰについて夏期休業期間に復習しておくとよいでしょう。心構えとしてコメントしますと、少なくともこの科目が十分に理解できなければ先に進むことはできないと自覚しておいてください。 非登学が認められた人については、本シラバスの遠隔授業情報の欄を必ず確認してください。講義音声ファイルが格納されるワンドライブのアドレスが記載されています。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前に教科書の指定された箇所を読み、分からない語は辞典で調べる。(目安として1時間) 事後に配布資料およびノートを見直す。必要に応じて教科書に立ち返る。(目安として1時間) わからない用語が出てきたら参考図書を参照し調べてください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
不定期に出席確認の小課題があります。また、中間レポートがあります。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
中間レポート20%、期末試験80% 中間レポートでは講義前半部分に関する内容について、身近なトピックと関連させた内容でレポートを提出してもらう予定です。期末試験では講義全範囲について、現実の企業における実態と学術的な理論の往復ができるかという観点から、論述問題を出題します。期末テストでは最低でも1,000字以上の解答が求められるとお考え下さい。 |
テキスト /Required Texts |
上林憲雄・奥林康司他(2018)『経験から学ぶ経営学入門(第2版)』有斐閣。(2,640円) |
参考図書 /Reference Books |
伊丹敬之・加護野忠男(2003)『ゼミナール経営学入門(第3版)』日本経済新聞社。(3,300円) 坂下昭宣(2014)『経営学への招待(新装版)』白桃書房。(2,860円) 吉田和夫・大橋昭一編(2015)『最新基本経営学用語辞典(改訂版)』同文舘出版。(3,080円) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 経営学総論Ⅰの復習 | 本講義のイントロダクションを説明した後、経営学総論Ⅰの復習を行ないます。 | |
2 | 第2回 | 組織構造と職務設計 | 分業と調整のあり方を規定する組織構造について学びます。(教科書第8章) | |
3 | 第3回 | 新しい組織の設計 | 前講義の内容を前提としつつ、新しい作業組織の設計について、生産方式との関連で概説します。(教科書第8章) | |
4 | 第4回 | モチベーション理論 | 人の行動を引き起こすモチベーションについて、マズローやハーズバーグを代表とする内容理論、ブルームやローラーを代表とする過程理論それぞれについて学習します。(教科書第9章) | |
5 | 第5回 | リーダーシップ理論 | 組織における対人影響のひとつとしてのリーダーシップについて、資質理論、行動理論などを中心に学びます。各自のリーダーシップ経験についてもまとめてもらいます。(教科書第9章) | |
6 | 第6回 | 雇用管理 | 組織で働いてもらう従業員をどのように雇うか、雇用管理の問題を取り上げます。採用・異動・退職という一連のフローについて確認します。(教科書第10章) | |
7 | 第7回 | 雇用管理の新動向 | 昨今の雇用管理の新動向について概説します。とくに雇用形態の多様化、正社員を対象とする採用・退職管理の最近の事例について検討します。(教科書第10章) | |
8 | 第8回 | 賃金管理 | 労働の対価として支払われる報酬の中心である、賃金の支払いルールについて検討します。賃金の意義について説明した後、賃金体系や賃金形態という概念を押さえます。(教科書第11章) | |
9 | 第9回 | 賃金管理の新動向 | 日本企業における賃金管理の史的変遷をたどり、昨今の賃金管理の動向、とくに成果主義賃金について事例を交えながら説明します。(教科書第11章) | |
10 | 第10回 | 人材育成 | 日本企業において従業員の能力向上がどのように図られているか、OJTやOff-JTの内実を確認しつつ、事例も検討します。(教科書第12章) | |
11 | 第11回 | マーケティング(1) | 組織と市場をつなぐ活動であるマーケティングについて基本的な内容を学びます。まずは内外環境分析やSWOT分析に始まり、STP戦略がどういったものかを講述します。(教科書第13章) | |
12 | 第12回 | マーケティング(2) | 前講義の内容を前提としつつさらに議論を進め、4つのP(製品、価格、流通、プロモーション)やブランド管理について検討します。(教科書第13章) | |
13 | 第13回 | 国際経営 | グローバル企業が国境を越えてどのような活動をしているかについて議論します。さらに、経営制度の国際比較研究についても言及します。(教科書第14章) | |
14 | 第14回 | 会計学基礎論 | 会計学の各領域について説明した後、貸借対照表と損益計算書の読み方について概説します。(教科書第15章) | |
15 | 第15回 | 社会科学における経営学の位置づけ | 教科書の補論部分を扱います。広範な領域にわたる科学における経営学の位置づけを確認したあと、経営現象を科学的に分析することの意義について学びます。(教科書補章) |