科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
国際経済学Ⅰ/International Economics Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B000262001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
経営学部/Business Administration |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(前期)/FRI4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
岸脇 誠/KISHIWAKI MAKOTO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈経済学関連科目〉/*** MAJORS *** 〈RELATED SUBJECTS IN ECONOMICS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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岸脇 誠/KISHIWAKI MAKOTO | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
現在の国際経済では資本や労働力の国境を越えた移動が活発化するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって世界における経済的な結びつきがますます深まっている。この授業では、国際経済を理解するために必要な基礎理論を習得し、現状分析を行う。その内容は、経営学部のディプロマ・ポリシーの「社会のグローバル化に伴って、国際社会の一員としての自覚を持ち、異文化圏の人々と交流するのに必要な知識と技能を学修する」という点に対応している。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
国際経済に関する基礎理論を習得し、具体的なデータをもとに実証分析ができるようになること。 |
授業のキーワード /Keywords |
比較優位、直接投資、関税政策、非関税障壁、市場統合、貿易自由化 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的に講義を中心として進める。ただし、具体的なデータに基づいた実証分析を行う等、演習の要素も兼ね備えている。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
普段から新聞やニュース等を通して国際経済や貿易に関する情報を収集し、論点を整理しておくこと。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
その日の授業内容を具体的な事例に照らし合わせて確認する復習が必要である。また、参考書で次回の学習内容を予習することも重要である。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
必要に応じて授業の中で指示する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業時間内に実施する小テスト50%、中間テスト25%、期末テスト25%で採点する。 |
テキスト /Required Texts |
必要に応じてプリントを配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
石川城太、椋寛、菊地徹 『国際経済学をつかむ 第2版』有斐閣、2013年。 中西訓嗣『国際経済学 国際貿易編』ミネルヴァ書房、2013年。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 授業の進め方について説明した上で、国際経済学の全体像について解説する。 | |
2 | 第2回 | 技術力と貿易 | 技術力が異なる国が貿易をするメリットは何かについて学習する。 | |
3 | 第3回 | 貿易に関する経済理論 | 国際貿易理論でよく用いられる経済学の分析枠組みについて学習する。 | |
4 | 第4回 | 直接投資と貿易 | 直接投資の貿易効果(輸出代替効果、輸出転換効果、輸出誘発効果)について学習する。 | |
5 | 第5回 | 貿易政策の経済効果(1) | 最も一般的な貿易政策である関税政策について学習する。 | |
6 | 第6回 | 貿易政策の経済効果(2) | 輸入割当、生産補助金、輸出補助金といった非関税障壁について学習する。 | |
7 | 第7回 | 国際要素移動 | 今や商品だけではなく、企業や労働者も国境を越えて外国に移動し、現地で様々な経済活動を行っている。第7回の授業では、国際要素移動が起こる理由とその影響について学習する。 | |
8 | 第8回 | 国際貿易のルールと貿易交渉 | GATTとWTOの歴史と制度を学び、その役割と今後の課題について学習する。 | |
9 | 第9回 | 外国為替市場 | 外国為替市場は銀行同士が通貨を売買している「インターバンク市場」と、銀行と個人や一般企業などが通貨を売買している「対顧客市場」の2つに分けられる。第9回の授業では外国為替市場の仕組みについて学習する。 | |
10 | 第10回 | 国際通貨制度 | 国際通貨制度とは、世界の国々や人々が相互に取引を行う上で不可欠な為替相場制度や多国間決済制度を指す。第10回の授業では、国際金融の安定を促進し、国際通貨協力を推進する国際通貨基金(IMF)の役割を中心に学習する。 | |
11 | 第11回 | 国際収支 | 国際収支とは、一定期間内の一国全体の対外経済取引を要約して示したものである。第11回の授業では、経常収支、資本移転等収支、金融収支などから成る国際収支について学習する。 | |
12 | 第12回 | 為替レートの変動要因 | 外国為替相場を決定する基本的な要因は、他の商品と同様、需要と供給のバランスである。第12回の授業では、中長期と短期に分けて、為替レートの変動要因について学習する。 | |
13 | 第13回 | 為替レートと物価 | ある国の物価が変動すれば、為替レートも変動する。第13回の授業では、為替レートと物価変動の関係について学習する。 | |
14 | 第14回 | 為替リスクとその対策 | 外貨建て資産を保有していると為替変動により損益が発生する。第14回の授業では、為替リスクが発生する状況とその対策について学習する。 | |
15 | 第15回 | 総括 | 15回の講義で学んだ内容を総復習し、発展的な学習課題を提示する。 |