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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
神戸スタディーズⅣ/Kobe City Studies Ⅳ
授業コード
/Class Code
B509381001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木4(後期)/THU4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
山下 史朗/YAMASITA SHIRO
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈人文の知科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF KNOWLEDGE OF HUMANITIES〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山下 史朗/YAMASITA SHIRO 人文学部/Humanities and Sciences
授業の方法
/Class Format
講義(対面及び遠隔授業)を基本とし、一部で現地実習を実施します。 
授業の目的
/Class Purpose
地域の歴史や成り立ちを知ることは社会生活を営む上で重要な意味を持っています。この授業では、まず150年前に全国に例のない旧五国を合わせて成立した兵庫県のはじまりの地である「兵庫」の繁栄と、そこから神戸市が発展した経緯を学ぶことにより人文DPの知識・技能を学ぶことができます。さらに2021年秋に一部開館、2022年度中に本格開館する「県立兵庫津ミュージアム」と連携しながら兵庫津のプロモーション映像としてまとめることで、より地域に対する興味や関心が増すとともに、深い理解を得ることができ、その方法や資料の制作、公開の過程を通じて人文DPの思考力・判断力・表現力 を身につけることができ、社会貢献にも繋げます。また、グループでの協働作業を通じてリーダーシップの発揮や集団での合意形成など人文DPの主体性・協働性を身につけるなど、社会で役立つ実践経験の場とします。
講師は長年にわたり兵庫県教育委員会に勤務し地域の歴史遺産の保存・活用に携わってきたほか、県立博物館の運営にも携わっており、授業を通じその実務経験を活かして学生と社会との連携や、広報について実践的に学んでもらいます。
到 達 目 標
/Class Objectives
知識として、兵庫、神戸の地域資源について学ぶことができる。
態度、習慣として、地域の良さ見つめなおしたり、発見することができる。
技能として、プロモーションビデオなどを作成することによって、広報の方法について具体的実際的に学ぶことができる。
授業のキーワード
/Keywords
大輪田泊、兵庫津、兵庫県の成立、兵庫津ミュージアム、地域資源 
授業の進め方
/Method of Instruction
前半は講義を聴きながら兵庫を中心とした神戸に関する理解を深めます。現地見学後、地域資源の新たな魅力を発見するためのプロモーション映像作成について各自企画書をまとめたのち、数人のグループに分かれグループごとの企画をまとめます。企画書に基づき現地で映像を撮影・編集し、最後に発表会を行います。現地見学等は土・日曜日などでおこない、授業の進捗状況により、授業内で調整します。また、交通費などは学生負担とします。なお作成したプロモーションビデオは、兵庫県立兵庫津ミュージアムのHPを使って公開する予定です。
なお、一部の講義については、ゲストティーチャーとして県立兵庫津ミュージアムの学芸員が行います。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業を通じて兵庫と神戸の成立の経緯を理解したうえで、現地を訪れ、兵庫津の魅力発信のための動画を作成します。特に本年11月にグランドオープンする「県立兵庫津ミュージアム」と連携しながら授業を進めますので、めったにない博物館整備に触れるまたとない機会となります。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
授業の理解に必要な「兵庫津」の歴史や地域資源について関心を持って随時調べておき、グループでの企画書作成の準備を進めておくこと。(各回あたり目安として1時間程度) 
提出課題など
/Quiz,Report,etc
①兵庫津魅力発信映像制作に関する企画書を作成し提出。(中間評価として講義時間内に意見交換します。)
②最終的に映像をデータを提出(講義時間内に各自発表し意見交換します。最終的には兵庫県立兵庫津ミュージアムHPで公開します。) 
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
兵庫津魅力発信映像制作企画書(30%)や、完成したプロモーション映像を参加者全員による投票により評価(30%)するとともに、取り組み姿勢など(40%)も評価に加えます。  
テキスト
/Required Texts
講義資料は各回とも概要のレジュメを配布します。 
参考図書
/Reference Books
図書
・神戸新聞「兵庫学」取材班編『ひょうご全史—ふるさと7万年の旅(下)』神戸新聞総合出版センター、2005年、2200円、ISBN:4343003167
・神戸市立博物館編『特別展 よみがえる兵庫津—港湾都市の命脈をたどる—』神戸市立博物館、2004年
・神戸市教育委員会文化財課編『神戸の遺跡シリーズⅢ平氏と神戸の遺跡』神戸市教育委員会文化財課、2012年、販売終了(もしくは、歴史資料ネットワーク編『平家と福原京の時代(岩田書院ブックレット 歴史考古学系)』岩田書院、2005年、1600円、ISBN:4872943791)
・神戸市兵庫区HP「兵庫区の歴史」 
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 授業の進め方についてのガイダンスと、プロモーション動画作成のグループ編成について協議します。
2 第2回 六甲山と神戸の地形 神戸発展のもととなった天然の良港神戸港を生み出した六甲山と地形の関係について学びます。
3 第3回 平清盛と福原京 神戸港発展の基礎を築いたとされる平清盛の取り組みや伝説、清盛夢の都・福原京について学びます。
4 第4回 中世の兵庫 瀬戸内海の交易、楠木正成や足利義満、新たな仏教など、鎌倉〜室町時代の兵庫津の発展について学びます。
5 第5回 よみがえる花熊城と兵庫城 兵庫に城があった!花熊城廃城後、織田信長の命で池田恒興が築いた兵庫城が発掘調査により明らかになっています。どんな城だったのかにせまります。
6 第6回 北前船と兵庫津の繁栄 江戸時代に繁栄をとげた兵庫津とその発展に寄与した人物について学びます。
7 第7回 兵庫開港と兵庫県の成立 日本の近代化はここから始まった!? 兵庫津ミュージアム整備の目的きっかけともなった兵庫県発祥の経緯について学びます。
8 第8回 初代知事伊藤博文と兵庫県 初代兵庫県知事となった伊藤博文と成立まもない兵庫県について学びます。
9 第9回 兵庫津ミュージアムの概要兵庫津の地域遺産 兵庫津ミュージアムの概要と兵庫津の地域遺産について学び動画作成に向けての準備を始めます。
10 第10回 現地見学1 「県立兵庫津ミュージアム」と周辺の地域資源を見学し、映像制作のイメージを膨らませます。
11 第11回 現地見学2 「県立兵庫津ミュージアム」と周辺の地域資源を見学し、映像制作のイメージを膨らませます。見学後は各自映像制作企画書を作成します。
12 第12回 映像制作企画書作成 各自で作成した企画書を元に、数人のグループに分かれて映像制作企画書をまとめ、取材方法を検討します。 
13 第13回 映像制作1 映像制作企画書をもとに現地で映像を撮影します。 
14 第14回 映像制作2 映像制作企画書をもとに現地で映像を撮影します。 
15 第15回 まとめ 作成した動画をグループごとに発表し意見交換します。 

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