科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
神戸スタディーズⅢ/Kobe City Studies Ⅲ |
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授業コード /Class Code |
B509371001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金2(前期)/FRI2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
西川 哲矢/NISHIKAWA TETSUYA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人文の知科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF KNOWLEDGE OF HUMANITIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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西川 哲矢/NISHIKAWA TETSUYA | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義形式 |
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授業の目的 /Class Purpose |
神戸を特徴づける文化社会的な事象について、歴史的に考えてみたい。神戸市は明治22年に誕生、合併を繰り返し発展し今のような姿となったが、もちろんその発展の前提となる歴史があったわけである。この授業では、神戸の文化財、名所旧跡、ふだんは気づかれない歴史資料を取り上げ、これらが語るところにじっくり耳をかたむける。神戸の魅力がいかなる歴史的条件のもとで成り立ったのか、考える素材を提供したい。本講義は、人文学部DPのうち、「獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導くことができる。」「人文学の知見にもとづき、知的好奇心をもって、自立的に深く学修できる。」に相当する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・歴史が自分自身と密接に関係していることを知る ・身近な文化財に気づくことができる。 ・「文化財や歴史資料が残されたことによって歴史が分かる」ということを理解する。 ・歴史を学ぶにも手順があることを知る。 ・名所、旧跡、文化財について、歴史的な説明ができるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式を中心とする。毎回、講義で扱った論点につき、自分の疑問や考え等のコメントを述べてもらい、授業にフィードバックさせる(平常点30点) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業であつかった神戸の名所旧跡へは、積極的に足を運んで欲しい。名所旧跡へ行くことも大事な歴史学習である。また、授業で扱った以外にも、神戸にどのような文化財があるか、いろいろな調べてみて欲しい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
平常点30点。期末レポート70点。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
授業中に適宜紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 歴史を学ぶにも手順があることを学ぶ。地域史という視角を知り、歴史が自分自身と密接に関わるものであることを学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 神戸の歴史概要 | 古代〜中世にかけて、大輪田泊、兵庫津へと国際貿易港として神戸の礎が築かれ、織豊期を経て、幕末維新期にまで至る神戸の社会発展・変化を知る。 | |
3 | 第3回 | 神戸の寺社① | 神戸の寺社をいくつか取り上げ、その由来のみならず、どのような信仰を集めてきたのか、いかなる社会的機能を有していたかなどについて理解を得る。 | |
4 | 第4回 | 神戸の寺社② | 神戸の寺社をいくつか取り上げ、その由来のみならず、どのような信仰を集めてきたのか、いかなる社会的機能を有していたかなどについて理解を得る。 | |
5 | 第5回 | 神戸の酒 | 灘の酒造りの歴史を探り、その特質を知る。酒の社会文化的な意味にも注意する。 | |
6 | 第6回 | 神戸の温泉 | 有馬温泉の歴史を探る。いかにして温泉地としての名声を得るようになったのか知る。 | |
7 | 第7回 | 神戸の交通 | 道の端に佇む道標等を手がかりとして、前近代の交通のあり方を知る。同時に交通の近代化にともなう歴史的変化にも注意を向ける。 | |
8 | 第8回 | 神戸開港 | 神戸海港の経緯と開国のもたらしたものについて学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 神戸と近代的スポーツ | 居留地にもたらされた近代的スポーツとその歴史的意味について学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 神戸と産業と金融 | 明治以降を中心に、神戸の産業や金融の発達の歴史的要因を考える。 | |
11 | 第11回 | 神戸とアジア① | 日中関係に注目して神戸の歴史をみる。この回では、孫文と神戸の関係を中心に政治社会について学ぶ。孫文を支援する日本人との関係、孫文は日本で何を得たのかという点にも注意する。 | |
12 | 第12回 | 神戸とアジア② | 日中関係に注目して神戸の歴史をみる。この回では、清末の知識人 梁啓超と日本との関係を中心的に取り上げる。梁啓超が日本で何を得たのかという点にも注意する。 | |
13 | 第13回 | 神戸における戦争と平和 | 神戸における戦乱を歴史的に振り返った上で、アジア・太平洋戦争下での人々の暮らしに焦点を当てることで、戦争と平和について考える。 | |
14 | 第14回 | 神戸の災害と復興 | これまでの災害を歴史的にみて、人々は災害にどのように向き合い、記録を残してきたかを知る。 | |
15 | 第15回 | まとめ | これまでの授業のまとめと、レポートについて説明する。 |