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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
人文の知専門講義ⅡB/神戸スタディーズⅡ/Advanced Lecture on Knowledge of Humanities ⅡB
授業コード
/Class Code
B509362001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水1(後期)/WED1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
上田 学/UEDA MANABU
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈人文の知科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF KNOWLEDGE OF HUMANITIES〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上田 学/UEDA MANABU 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
・本授業は、人文学部DPが示す、「複数の分野の基礎知識を教養として身につけている」ことの修得を目指すものである。具体的には、身近な地域で製作された、過去の映像文化について知見を深めることで、現在の映像文化を捉え直す「メディア考古学」の考え方を身につける。
・私たちの周囲に、当り前のように存在している映像文化は、歴史的な変遷を経て、現在の形式に至っている。そうした過去の映像は、現在の私たちにとって、決して無関係ではなく、むしろ将来の様々な映像の可能性を示唆している。身近な神戸市・兵庫県で製作・撮影された映画作品をテーマに、現代の映像文化を再考する。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.現代に生きる私たちにとって「他者」である、過去の映像文化を、身近な地域との関連で理解することで、現在の映像文化を捉え直し、未来の映像文化と向き合うための知識を身につける。
2.身近な地域に関わる過去の映像を分析し、解釈するための方法を理解し、自らの考えを文章として表現することができる。
授業のキーワード
/Keywords
映画史
授業の進め方
/Method of Instruction
・基本的にPower Pointを使った講義形式で授業を進める。適宜、必要な映画作品の抜粋を提示する。
・授業の理解度を把握するために、毎回の授業で前回授業に関する小課題を、第5・10回の授業で小レポートを提出してもらう。
・毎回配布する資料について、予習、復習に活用すること。
・出席点はいっさい評価しない。例え全ての授業に出席しても、毎回の小課題、2回の小レポート、1回の期末レポートで、必要な点数に達しなければ、単位は取得できない。
履修するにあたって
/Instruction to Students
本授業は専門知識を必要としないが、ロケ地として取り上げた神戸市・兵庫県の各地域について、理解を深めておくことが望ましい。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
事前学習:授業の時間は限られているため、事前に映画作品の視聴を指示することがある。(90~120分)。
事後学習:毎回の授業で配布する資料を復習に活用すること(一回の授業につき目安として60分)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
小課題(毎回)、小レポート(第5回・第10回)、期末レポート(第15回、2800字以上、規定字数に到達しないレポートは受領しない)。小レポートは講評するので、期末レポート作成の参考とすること。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
小課題(前回授業の内容・キーワードについて、2点×15回)30%、小レポート(10点×2回)20%、期末レポート(2800字以上)50%で評価する。
出席点はいっさい評価しない。例え全ての授業に出席しても、毎回の小テスト、二回の小レポート、一回の期末レポートで、必要な点数に達しなければ、単位は取得できない。
テキスト
/Required Texts
特に定めない。毎回の授業で資料を配布する。
参考図書
/Reference Books
神戸100年映画祭実行委員会・神戸映画サークル協議会『神戸とシネマの一世紀』神戸新聞総合出版センター、1998年
宝塚映画祭実行委員会編『宝塚映画製作所』神戸新聞総合出版センター、2001年
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 オリエンテーション 授業の全体的な概要、進行方法と成績評価の基準について説明する。
2 第2回 初期映画 米仏で映画が発明された直後、19世紀末に神戸から輸入された初期映画について学ぶ。
3 第3回 湊川新開地の映画館街 日本最大規模の映画館街があった湊川新開地について学ぶ。
4 第4回 無声映画時代の神戸 無声映画時代の映画上映と、当時のロケ地としての神戸について学ぶ。
5 第5回 甲陽撮影所と芦屋撮影所  かつて甲陽園にあった東亜キネマの撮影所と、芦屋にあった帝国キネマの撮影所で製作された映画作品について学ぶ。 
6 第6回 配給拠点としての神戸 関東大震災後、外国映画の輸入配給の拠点となった神戸について学ぶ。 
7 第7回 トーキー化と兵庫県  サウンド・フィルムの普及が、兵庫県の映画館をどのように変えたのかについて学ぶ。 
8 第8回 東宝の出現 小林一三の経営戦略と、東宝という映画会社の出現について学ぶ。
9 第9回 新開地の変化 新開地から三宮への映画館街の移行と、神戸の都市構造の変化について学ぶ。
10 第10回 宝塚映画 東宝配給の宝塚映画で製作された映画作品について学ぶ。
11 第11回 神戸映画サークル協議会 映画サークル運動の誕生と展開、現状にいたる歴史的経緯について学ぶ。 
12 第12回 アニメーションの中の神戸 『火垂るの墓』等、アニメーション映画に登場する神戸市・兵庫県について学ぶ 
13 第13回 ロケ地としての神戸 阪神・淡路大震災後の神戸フィルムオフィスの誕生について学ぶ。
14 第14回 現在の神戸と映画 『ハッピーアワー』等、現在の神戸が登場する映画作品について学ぶ。
15 第15回 まとめ 講義の全体的な復習をしつつ、過去の映像文化が、未来の映像文化にどのように接続していくのかを考える。

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