科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
人文の知専門講義ⅡA/人文の知専門講義Ⅱ 【②】/Advanced Lecture on Knowledge of Humanities ⅡA |
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授業コード /Class Code |
B509322002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(後期)/TUE3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
赤井 敏夫/AKAI TOSHIO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人文の知科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF KNOWLEDGE OF HUMANITIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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赤井 敏夫/AKAI TOSHIO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、人文学部のDPに示す、広い知識や体験をもとに柔軟で確固とした価値基準・行動規範を身につけ、多様な他者と共存し、積極的に交流・協働できる能力の修得を目指す。人文学部専門科目に属し、上位セメスターの「地域文化研究」や「文化交流論」の導入科目として位置づけられる科目である。 授業の目的は「インド映画で映像化された現代インドの文化・社会特性を考察する」である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
通常の映像学では映画を独立して完結物とみなした上でその意味性を考察するものであるが、本講義ではこうした視点から外れて、インド映画で映像化される現代インド社会や文化的特徴が、どれほど現実の社会的事象を忠実に反映しているかを検証する。もしそこに芸術的誇張があるとすれば、必ず誇張を促した意図があるはずであり、そこにはインド社会が抱える問題点が隠されているはずである。映画の中の人物設定やストーリー展開、登場人物どうしの対話などからそれらの問題点を抽出し、考察の対象とする。 本講義は受講生が以下を理解できるようにすることを到達目標に定める。 1.カースト制が現代インドで果たしている機能。 2.それが婚姻や飲食文化に与えている影響。 3.独自の身体表現が現代社会にも継承されていること。 |
授業のキーワード /Keywords |
インド映画、カースト制、婚姻制度、飲食文化、家父長制度、タミル政治、デーヴァダーシ、バラタナティヤム |
授業の進め方 /Method of Instruction |
前回講義の確認小テスト(15分)+講義(60分) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
講義中に提示するサンプル映像は代替の利かないものが多いので欠席すると講義内容が理解できなくなる恐れがある。サンプル映像が提供される日には遅刻欠席のないようにすること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
講義ノートの浄書、関連トピックの検索(おおよそ1時間ほど) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
講義ノート 毎回授業冒頭に質問の時間を確保しフィードバックに当てる |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
確認のための小テスト75%+講義ノート提出25% |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 本講義のスケジュールと評価方法を説明。講義全体の導入部「映画に見る文化特性とは何か」 | |
2 | 第2回 | 第1回確認テストと参照映像の紹介 | 第1回確認テスト。参照映像のフィルモグラフィと注目ポイントを説明 | |
3 | 第3回 | 参照映像の確認#1 | 参照映像の確認1回目 | |
4 | 第4回 | 参照映像の確認#2 | 参照映像の確認2回目 | |
5 | 第5回 | 参照映像の確認#3と講義 | 参照映像の確認3回目。講義「ボリウッドの中のムスリム問題」 | |
6 | 第6回 | 第2回確認テストと講義 | 第2回確認テスト。講義「プロダクション方式とムスリム優位の要因」 | |
7 | 第7回 | 第3回確認テストと講義 | 第3回確認テスト。講義「美白崇拝、ムスリム容認と世俗主義の関係」 | |
8 | 第8回 | 第4回確認テストと講義 | 第4回確認テスト。講義「インドのサイレント・マジョリティと高等教育と英語」 | |
9 | 第9回 | 第5回確認テストと講義 | 第5回確認テスト。講義「サンスクリットと英語。ヒンディー語国語化問題」 | |
10 | 第10回 | 第6回確認テストと講義 | 第6回確認テスト。講義「サンスクリットと英語。ヒンディー語国語化問題」 | |
11 | 第11回 | 第7回確認テストと講義 | 第7回確認テスト。講義「大英帝国の中のインド移民。言語別映画市場と越境する俳優」 | |
12 | 第12回 | 第8回確認テストと講義 | 第8回確認テスト。講義「トライバルとヒルステーション。平原と高地の文化論的差異」 | |
13 | 第13回 | 第9回確認テストと講義 | 第9回確認テスト。講義「主人公がトライバルであることの意味。ヒーローの中のカーストバランス」 | |
14 | 第14回 | 第10回確認テストと講義 | 第10回確認テスト。講義「コロナ禍とインド映画界」 | |
15 | 第15回 | 第11回確認テスト | 第11回確認テストとレポートの説明 |