科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
専攻演習Ⅰ/Advanced Seminar Ⅰ |
---|---|
授業コード /Class Code |
B509221011 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(前期)/WED3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
長谷川 弘基/HASEGAWA HIROKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
長谷川 弘基/HASEGAWA HIROKI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
演習 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この演習は「学部共通科目」に配置された科目である。人文学科のDPに示す専門分野(文学)に関する知識を身につけると共に、各自の思考力・判断力・表現力を高めることを目指している。 [主題] 芥川龍之介の「羅生門」と夏目漱石の『三四郎』を研究対象として、より深く適切な読解・解釈を実践する。「解釈する」ことと単に「鑑賞する」ことの相違について、テクスト分析の基本的手法を学びつつ、主に「読者受容理論」の立場から学習する。 [目的] 作品を構造体として捉え、分析的な読解力を獲得する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1)作品の構造とキャラクターの作品内での役割を理解する。 2)物語の視点の存在を意識し、その意義について理解を深める。 3)「感想文」と「批評文」の相違を認識し、適切な「批評文」を書く。 |
授業のキーワード /Keywords |
テクスト分析、視点、レトリック、批評 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
最初に「羅生門」を使ってデモンストレーションを兼ねた2回の講義を行う。その後『三四郎』を各自で読んだ上で、一人一章ずつ30分程度の発表を行う。その際、1)調べてわかったこと、2)特に興味を感じた点、3)不明な点、以上の3点については必ず言及することとする。その後、物語の流れに沿って、講義とディスカッションを適宜織り交ぜて授業を進める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
夏目漱石と芥川龍之介の簡単な経歴や、明治の日本文学に関する基本的知識と理解は当然必要とされる。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業内で言及された事件や人物について各自で調べ、ある程度の理解を得ておく。おおむね1時間程度の予習・復習を求める。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
期末レポート。提出したレポートにはコメント・修正点・評価などを記して返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
演習形式で行うので、授業中の質疑応答の成果が50%。 残りの50%は学期末のレポートによる。 |
テキスト /Required Texts |
初回の授業でプリントを配布する。『三四郎』は各自で用意すること。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | イントロダクション | 授業の概要と目標の説明 | |
2 | 第2回 | 「作品」と「テクスト」の相違について | 「羅生門」の「内容」と「形式(=表現)」の相関性について | |
3 | 第3回 | テクスト批評の要点 | テクスト「羅生門」の分析と批評に関する諸注意 | |
4 | 第4回 | 『三四郎』第1〜2章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
5 | 第5回 | 『三四郎』第3〜4章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
6 | 第6回 | キャリア形成支援行事 | キャリア形成支援に関する説明会(全ゼミ合同)を実施する。今後のゼミ活動・インターンシップ・就職活動についての大まかなスケジュールを把握するとともに、大学での学修と結びつけつつ自らの将来設計を確認する。 | |
7 | 第7回 | 『三四郎』第5,6章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
8 | 第8回 | 『三四郎』第7章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
9 | 第9回 | 前半のまとめ | これまでに学んできたことを総合し、作品の分析的・批評的読解について考察する | |
10 | 第10回 | 『三四郎』第8章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
11 | 第11回 | 『三四郎』第9章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
12 | 第12回 | 『三四郎』第10章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
13 | 第13回 | 『三四郎』第11章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
14 | 第14回 | 『三四郎』第12章 | 当該部分の内容確認とディスカッション | |
15 | 第15回 | 『三四郎』第13章 〜エピローグ | 当該部分の内容確認とディスカッション 全体のまとめ |