科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
実践演習Ⅰ/Practical Seminar Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B509201014 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(前期)/TUE2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
平光 哲朗/HIRAMITSU TETSUROU |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平光 哲朗/HIRAMITSU TETSUROU | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
≪主題≫ 哲学の問いに取り組みます。 ≪目的≫ 本演習では、参加者が文献を読み、哲学の問いに触れ、同じ問いを自分でも考えます。それにより参加者を、物事を根底的に考える視座へ誘います。 今学期は、永井均『マンガは哲学する』を文献として取り上げます。永井はこの著作で、戦後日本マンガの諸作品が描き出していた哲学の問題を、彼独自の哲学的見地から読み解き、浮き彫りにし、問いなおしています。そのなかから特に5つの問いを扱います。 「相対主義とはどのようなものか」 「私が私であるのはなぜか」 「夢について、あるいは現実はどのようにできているのか」 「子どもが大人になるとはどういうことか」 「人生に意味はあるのか」 内容は、マンガを扱うという見かけに反しハードです。参加者には真剣な取り組みを求めます。 本演習は、人文学科DP1、2、4、5、7、8、9に対応しています。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
≪目標≫ ・文献を読解する能力を鍛える。 ・文献に記されている問いを、他の演習参加者に共有可能な仕方で提示し、説明できる。 ・文献にもとづいて自分の考えを展開することができる。 ・考察を論理的に展開することができる。 ・哲学の問いを理解する。 ・哲学的な問いを自分の身に引き付けて問い直すことができる。 ・自分の物事の見方の前提を、問い直すことができる。 ・自発的に質疑応答を展開できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
これは文献読解の演習である。演習参加者は、自らが担当する文献の範囲について、読解した内容をレジュメにまとめ、発表する。その発表にもとづいて、参加者全体で質疑応答ないし各自の考察の交換を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
文献読解力、基礎的な思考力、問題発見能力、発表と質疑応答にあたる力を養う。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事後学習として、演習時に行われた学生からの質疑応答や教員からの指摘にもとづき、自らの発表を再考し、さらなる勉強に励むこと。(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
参加者各自の発表レジュメ。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
演習各回の理解度と考察(30%)、レジュメ作成と発表(50%)、質疑応答での対話と発言(20%)の割合で総合的に評価します。 |
テキスト /Required Texts |
永井均『マンガは哲学する』岩波書店、2009年。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 演習の進め方と全体の概要を理解する。 | |
2 | 第2回 | 相対主義について | 「現実を相対化する視点とその絶対性」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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3 | 第3回 | 相対主義について | 「異文化との出会い」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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4 | 第4回 | 私とは誰か | 「死んだのは誰か?」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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5 | 第5回 | 私とは誰か | 「私は記憶を超える?」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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6 | 第6回 | 私とは誰か | 「この身体は私のものか」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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7 | 第7回 | 私とは誰か | 「もうひとりの私」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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8 | 第8回 | 夢 ─世界の真相─ | 「夢はわたしに覚める」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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9 | 第9回 | 夢 ─世界の真相─ | 「固有の夢こそが現実をつくりだす」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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10 | 第10回 | 夢 ─世界の真相─ | 「現実という性質は客観的か」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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11 | 第11回 | 夢 ─世界の真相─ | 「夢の懐疑とロボットの懐疑」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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12 | 第12回 | ゼミ紹介行事 | 2年次後期の専攻演習について説明する行事を行います。 | |
13 | 第13回 | ゼミ紹介行事 | 2年次後期の専攻演習について説明する行事を行います。 | |
14 | 第14回 | 人生の意味 | 「人生に意味はあるのか」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |
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15 | 第15回 | 人生の意味 | 「なぜ私は生まれてきたのか」 参加者による発表と質疑応答、討議。 |