シラバス参照
  
| 科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 | 
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                  開講科目名 /Class  | 
                  実践演習Ⅰ/Practical Seminar Ⅰ | 
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                  授業コード  /Class Code  | 
                  B509201011 | 
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                  開講キャンパス /Campus  | 
                  有瀬 | 
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                  開講所属 /Course  | 
                  人文学部/Humanities and Sciences | 
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                  年度 /Year  | 
                  2023年度/Academic Year | 
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                  開講区分 /Semester  | 
                  前期/SPRING | 
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                  曜日・時限 /Day, Period  | 
                  火2(前期)/TUE2(SPR.) | 
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                  単位数 /Credits  | 
                  2.0 | 
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                  主担当教員 /Main Instructor  | 
                  福島 あずさ/FUKUSHIMA AZUSA | 
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                  科目区分 /Course Group  | 
                  【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉 | 
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                  遠隔授業 /Remote lecture  | 
                  No | 
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                    教員名 /Instructor  | 
                  
                    教員所属名 /Affiliation  | 
            
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| 福島 あずさ/FUKUSHIMA AZUSA | 人文学科/Humanities | 
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授業の方法                         /Class Format  | 
                      対面授業(演習、学外フィールドワーク) | 
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授業の目的                         /Class Purpose  | 
                      
本演習では、文献および現地調査を通じて人と自然の関わりについて考えることを目的とします。学部ディプロマポリシー(DP)1および2にある、総合的な専門知識の修得を図ると同時に、DP4や7にあるように、社会的な場において、多様な価値観を尊重しつつ、自ら設定した課題を論理的に分析することで、問題解決へと導くことができるような、創造性や表現力を養います。 前期は「茶産業」を取り上げ、茶生産地の自然環境の切り口から、自然・人文地理学的調査を行います。 調査対象となる京都府相楽郡和束町は、人口4000人に満たない小さな自治体ですが、伝統的な宇治茶の生産地で、京都府内で茶農家が最も多く住む地域です。一方、人口減少、高齢化、担い手不足など、農村部の抱えるさまざまな問題をつぶさに見ることができます。 近年は、美しい茶園景観を活かし、茶摘み体験や農泊、和束ブランド茶の販売など、観光業を通じた地域活性化を図っており、茶農家と自治体とが協力し、雇用の創出や訪問人口の増加など、積極的な活動を行なっています。 和束の茶産業に自然環境(気候、地形、地質等)が果たす役割に焦点をあて、文献調査と現地調査を行います。  | 
                    
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到 達 目 標                         /Class Objectives  | 
                      
1. 地域の特徴を概観し、問いを立てる(情報を整理する)。 2. 現地での観察から考察する(独自の視点を得る) 3. 地域の抱える問題点に気づく(課題を発見する)。 余力があれば、 4. 今後の地域の展望について考える(課題解決に向けた提言をする)。  | 
                    
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授業のキーワード                         /Keywords  | 
                      フィールドワーク、茶生産地、自然環境、体験型観光 | 
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授業の進め方                         /Method of Instruction  | 
                      事前調査メモの作成(個別)、現地調査でのフィールドノート作成(個別)、調査結果発表(グループごと)の順に作業を進めます。 | 
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履修するにあたって                         /Instruction to Students  | 
                      
中学・高校地理の教科書や資料集から、日本の農業とその自然条件(気候・地形・土壌など)等に関する内容について確認して授業に臨むとよいでしょう。 5−7月中の日曜日に、京都府相楽郡和束町での現地調査(日帰り)を行います。 交通費、体験料等が別途かかります(自宅から集合場所までの交通費、体験料等)。  | 
                    
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授業時間外に必要な学修                         /Expected Work outside of Class  | 
                      レポート作成などの課題、グループでの打ち合わせなどを時間外に行う必要があります。(進捗に応じ、週2-5時間程度) ポートフォリオの作成(3-6時間程度) | 
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提出課題など                         /Quiz,Report,etc  | 
                      
事前調査メモの作成(個別) 現地調査でのフィールドノート作成(個別) 調査結果発表(グループごと)  | 
                    
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成績評価方法・基準                         /Grading Method・Criteria  | 
                      
①提出課題(3つ合わせて35点満点) ②現地調査への参加(35点満点) ③グループワークへの参加(30点満点) により評価します。 ①の評価内訳は以下の通りです。 ・事前調査レポート 15点満点 ・フィールドノート 10点満点 ・発表(スライド作成と口頭発表、質疑を合わせて) 10点満点 評価ポイント等については授業内で提示しコメントします。  | 
                    
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テキスト                         /Required Texts  | 
                      なし。適宜資料を配布(onedriveを使う予定) | 
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参考図書                         /Reference Books  | 
                      
日本茶検定委員会(監)日本茶インストラクター協会(編)『日本茶のすべてがわかる本-日本茶検定公式テキスト-』日本茶インストラクター協会 2008 日本茶業中央会, 日本茶インスタラクター協会(監)『新版 日本茶の図鑑』 マイナビ出版 2015 大森正司(著)『お茶の科学「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ』 ブルーバックス 講談社 2017 大森正司, 阿南豊正, 伊勢村護ほか(編)『茶の事典』 朝倉書店 2017 飯田辰彦(著)『日本茶の「源郷」-すべては"宇治"からはじまった-』 鉱脈社 2012 桑原秀樹(著)『宇治抹茶問屋4代目が教えるお抹茶のすべて: 歴史・種類・おいしい点て方、上手な選び方からスイーツレシピまで』 誠文堂新光社 2015  | 
                    
| No. | 回 /Time  | 
          主題と位置付け /Subjects and position in the whole class  | 
          学習方法と内容 /Methods and contents  | 
          備考 /Notes  | 
              
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| 1 | 第1回 | ガイダンス | 演習のガイダンスを行います。自己紹介をします。和束町の概要について学びます。 まず全員で茶および和束に関する情報収集を行います。  | 
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| 2 | 第2回 | 調査方法 | 現地での調査方法(観察、聞き取り等)について学んでいきます。 | |
| 3 | 第3回 | 調査方法 | 調査方法のつづき。地図を使った分析、測器を使った調査方法を学びます。 | |
| 4 | 第4回 | 和束町についての事前調査 | 事前調査の内容をまとめてメモを作成します。 | |
| 5 | 第5回 | 事前調査レポート提出、現地調査計画 | 事前調査のまとめと現地調査の計画をします。 | |
| 6 | 第6回 | 現地調査(授業外の日曜日) | 現地調査に行きます。現地でフィールドノートを取り、写真や映像などの記録をくまなく取ります。 | |
| 7 | 第7回 | 資料の整理 | 現地でとったフィールド・ノートなどの資料を整理します。 整理した資料をもとに、更に詳しく文献やインターネット等で追加調査をします。  | 
                |
| 8 | 第8回 | 調査のまとめ | ウェブや文献で追加調査を進め、調査結果をまとめていきます。 | |
| 9 | 第9回 | 調査のまとめ | グループ内で、各自が気がついたことを議論し、調査結果をまとめます。 | |
| 10 | 第10回 | 発表準備 | グループごとに発表準備を行います。 | |
| 11 | 第11回 | ゼミ紹介行事1 | 専攻演習配属の準備として、次年度専攻演習を担当予定の教員によるゼミの紹介を聞く。 | |
| 12 | 第12回 | ゼミ紹介行事2 | 専攻演習配属の準備として、次年度専攻演習を担当予定の教員によるゼミの紹介を聞く。 | |
| 13 | 第13回 | 調査結果発表 | グループごとに調査結果を発表(プレゼンテーション)します。 | |
| 14 | 第14回 | 調査のまとめ | 発表の予備日。総評とまとめを行います。 | |
| 15 | 第15回 | ポートフォリオ | 各自で作成したポートフォリオを確認します。 |