科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
卒業研究演習Ⅰ 【後期開講】/Graduation Research Seminar Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B508511051 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
土1(後期)/SAT1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
中村 健史/NAKAMURA TAKESHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中村 健史/NAKAMURA TAKESHI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(演習)。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
「卒業研究演習I」とは、「卒業研究(4単位)」の研究テーマをある程度自分のものとして把握し、準備をしている人を対象に、「論文作成上のアドバイスを与える」ことに主眼を置いた授業です。 「卒業研究」は一般に「卒業論文」や「卒論」と呼ばれているものです。皆さんは「卒業研究」の「題目届」と「中間報告書」を提出し、それと並行して研究テーマを発展させ、完成に向けて努力します。 この「卒業研究」は、まず、各自が自主的に研究テーマを見つけ出すということから始まりました。さらに、そのテーマが研究に値するものかどうか、その研究テーマの意義は何かということについて考えたことでしょう。そして、その研究のための方法論を見つけ出し、同一テーマでこれまでに研究されてきた文献資料、すなわち先行研究を調べ、資料を収集し、整理、分析してきました。その上で、それに自分は何を付け加えようとしているのかを自問してきたことと思います。ところが、論文には論文特有の形式と構成もあり、「ここからどう進めていけばよいのかわからない」、「卒論がきちんと書けるか不安」と感じている人もいるはずです。そこでこの授業では、論文の内容に加えて、そうした従わなくてはならない決まり、約束事についても指導をしていきます。 授業はゼミ形式で行なわれ、適宜、グループ指導や学生一人一人を対象にした個別指導が加わります。さらに、2、3年次生や他のゼミ生を交えた中間発表会が開催される場合もあります。この授業を履修する学生は、授業担当教員のみならず、専攻演習を担当した教員からも指導を受けることになります。 以上のように、「卒業研究演習Ⅰ」は、卒業研究の完成を視野におきつつ、中間報告書を完成させることを目指した授業ですが、皆さんが中間報告書を書き上げるのだという熱意を持っていないと進みません。今までの授業がどちらかと言えば受動的であったのに対し、卒業研究を進めるにあたっては、能動的に学習・研究を行うことが必要です。その意味で、卒業研究を書くということは非常に重要な意味を持っており、まさに総合的な能力が試される大学での学修の集大成といえます。担当教員の指導のもとに研究を行い、先行研究に新たな知見を加えることが求められます。 人文学部のディプロマ・ポリシーに則り、真理を探究しようとする知的好奇心をもち、自らの関心領域を総合的かつ体系的に追究し、深い専門知識と実践的な技能を用いて得られた知見を、卒業研究としてまとめることを目指してください。 これらを通じて、人文学部ディプロマ・ポリシーにある、1.身についた教養を活かし、2.人間に関する異なる分野の知識の総合的理解に基づき、3.将来を見渡す計画性を持ち、4.論理的な分析と考察によって研究を遂行し、6.情報通信技術を適切に用いて、5.卒業研究として的確に表現することができるようになることを目的とします。また、研究にあたっては、7.異なった価値観を尊重し、他者との連携・協働を進めながら研究を遂行し、将来的には、8.修得した人文学の知見にもとづき自由かつ公正で豊かな社会の実現に貢献できる力を身につけることを目的とします。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・ 論文の組み立て方を理解できる。 ・ 議論をどう展開していくかについて理解できる。 ・ 論文を書くために知っておかなければならないことばのルールを理解できる。 ・ 資料の整理と利用の仕方を理解できる。 ・ 中間報告書を完成させる。 |
授業のキーワード /Keywords |
人文学、卒業研究 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
それぞれの研究テーマにそって、個別的に指導します。もっぱら演習形式で授業を進めます。授業担当教員のみならず、専攻演習を担当した教員からも指導を受けることになります。 学内情報サービスやメール(大学のメールアカウント)を介して教員から連絡を行うことがあります。見落とさないように注意してください。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
履修の手引に示されている卒業研究の作成に関する注意事項をよく読んで、書式や日程について確認しておいてください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
卒業研究では、資料研究や現地調査、中間報告書の作成などに膨大な時間と手間を要します。1回あたり3時間程度の授業時間外学習(予習・復習)が必要になります。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
発表資料、中間報告書の原稿など。そのほか授業内で適宜指示します。発表資料についてはその場で口頭により、中間報告書の原稿については口頭及び添削のかたちでフィードバックを行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・中間レポートや中間報告書の原稿など 50% ・授業内での発表や授業への参加度 50% 評価基準は「到達目標を達成できているかどうか」です。 |
テキスト /Required Texts |
なし。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 卒業研究テーマの決定 | 授業の方法、グループ、個別指導の計画などを紹介し、評価方法について説明する。担当者により、それぞれ授業方法が異なると思われる。例えば、次のようなグループ及び個別の指導が考えられる。 | |
2 | 第2回 | 研究の展開その1 | ゼミ形式で、個別発表と質疑応答を行う。 | |
3 | 第3回 | 研究の展開その2 | ゼミ形式で、個別発表と質疑応答を行う。また、担当教員と相談して卒業研究の題目を決定し、忘れずに「題目届」を提出する。 | |
4 | 第4回 | 研究の展開その3 | ゼミ形式で、個別発表と質疑応答を行う。 | |
5 | 第5回 | 研究の展開その4 | ゼミ形式で、個別発表と質疑応答を行う。 | |
6 | 第6回 | 中間発表その1 | 卒業研究の中間発表を行う。 | |
7 | 第7回 | 中間発表その2 | 卒業研究の中間発表を行う。 | |
8 | 第8回 | 論拠の明示その1 | 書式の確認と徹底のため、参考文献、図版などの選定、中間報告書原稿の形式面、内容面での指導を行う。 | |
9 | 第9回 | 論拠の明示その2 | 書式の確認と徹底のため、参考文献、図版などの選定、中間報告書原稿の形式面、内容面での指導を行う。 | |
10 | 第10回 | 論拠の明示その3 | 書式の確認と徹底のため、参考文献、図版などの選定、中間報告書原稿の形式面、内容面での指導を行う。 | |
11 | 第11回 | 原稿の確認その1 | 執筆した中間報告書研究の原稿について添削、チェックを行う。 | |
12 | 第12回 | 原稿の確認その2 | 執筆した中間報告書の原稿について添削、チェックを行う。 | |
13 | 第13回 | 卒業論文の作成に向けて1 | 中間報告書の内容をもとに、今後、卒業論文を完成させるために必要となる作業、調査をリストアップし、予定を立てる。 | |
14 | 第14回 | 卒業論文の作成に向けて2 | 中間報告書の内容をもとに、今後、卒業論文を完成させるために必要となる作業、調査をリストアップし、予定を立てる。 | |
15 | 第15回 | 卒業論文の作成に向けて3 | 中間報告書の内容をもとに、今後、卒業論文を完成させるために必要となる作業、調査をリストアップし、予定を立てる。 |