科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
卒業研究演習Ⅰ/Graduation Research Seminar Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B508511010 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(前期)/TUE3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
出水 孝典/DEMIZU TAKANORI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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出水 孝典/DEMIZU TAKANORI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
<英語学・日本語学による卒業研究の執筆を進める>この授業は、人文学部人文学科のディプロマ・ポリシーのうち2「人間の心理、行動および文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている」、5「相手の意見を正確に理解し、自分の考えや意見を口頭や文章で的確に表現することができる」、7「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる」に関係しています。この演習では、卒業研究の完成に向けて、少しずつ色々なことを進めていきます。具体的には4月25日の卒業研究題目届の提出に向けて、卒業研究のテーマを決定し題目を付けること、そしてそれに基づく形で7月15日までに提出する卒業研究中間報告書を準備すること、もし4月25日に出した題目からの変更がある場合7月15日に題目変更届を提出することです。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 英語や日本語のような言語の仕組みに気づき、それを理解・説明することができる。 2. 自分で収集した英語や日本語の言語データを分析することができる。 3. 分析した言語データがなぜそのようになっているのかを、説明することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
英語学、日本語学、認知言語学、語彙意味論 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
自分の選択したテーマに関して、どのように進んでいるのかを随時報告するようにする。具体的には、どのようなところからどれだけ用例を収集してあるのか、着眼点や切り口を入れるために、どのような辞書や文献を参照したのかといったことを明らかにする。特に英英辞典などからの引用の場合、理解に誤りが無いかといったことを、報告する過程で確認していくようにする。担当者は各受講者に、参考文献の提示、進め方が適切か否かのチェック、進め方が不適切な場合の軌道修正の示唆、といったことを毎回行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
参考書は研究室にすべて置いておくようにするので、色々な文献を見に来たり、テーマに関する相談をしに来たりする、積極的な姿勢が望ましい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
自分が卒業研究で対象にしようとしている言語データを収集し、excelに入れていく(30分)。収集した言語データの分析に使える切り口になりそうな文献(著書や論文)を探して読む(30分)。切り口になりそうな分類をexcelのデータの右に追加した欄に入力していく(30分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
卒業研究題目届の教務事務室への提出、卒業研究中間報告書の教務事務室への提出、進捗状況の報告書。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
卒業研究の内容に関する報告30%、卒業研究のアウトラインに関する報告書70% |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入 | 卒業研究の春休み中の進捗状況を、各受講者が教員に対して簡潔に報告する。そのあと、教員がその後の方向性を示唆するコメントを与える。最後に、2週目以降の報告の順番を決める。 | |
2 | 第2回 | 題目の決定 | 受講者は、決められた日に、自分の卒業研究の進捗状況について、教員や他の受講者に報告する。自分の選択したテーマに関して、どのように進んでいるのかを随時報告するようにする。この回の授業が、4月25日の卒業研究題目届提出より前の最後の授業になるので、卒業研究の題目を確定した上で、履修の手引き最終ページの最上段(様式1)に題目と副題、自分の学籍番号・氏名を記入し、氏名欄右側に自分の印鑑を捺して、担当者より指導教員署名と指導教員の印鑑をもらうようにする。それをできればその日のうちに、教務事務室に提出して帰るようにする。 | |
3 | 第3回 | 取り上げる題材の紹介の執筆1 | 通常の卒業研究の構成は、1.はじめに→2.取り上げる題材の紹介→3.分析に用いる理論の紹介→4.題材から収集したデータの理論による分析→5.おわりに、となるのが標準的である。卒業研究執筆の過程に関してはさまざまなやり方があるが、担当者の演習クラスでは、2.→3.→4.→5.→1.の順で書くように指導しているので、まず手を付けやすい2.についてこの時期に書き始めて、担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
4 | 第4回 | 取り上げる題材の紹介の執筆2 | 卒業研究のうち、2.取り上げる題材の紹介、に関して引き続き執筆を続ける。その一方で、4.で用いるデータを少しずつ収集していく。また、それまでの経過を随時担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
5 | 第5回 | 取り上げる題材の紹介の執筆3 | 卒業研究のうち、2.取り上げる題材の紹介、に関して、さらに執筆を続ける。その一方で、4.で用いるデータを続けて収集していく。 また、それまでの経過を随時担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
6 | 第6回 | 取り上げる題材の紹介の執筆4 | 卒業研究のうち、2.取り上げる題材の紹介、に関して、さらに執筆を続け、その部分(最終的な卒業研究では2節になる部分)を完成させる。その一方で、4.で用いるデータを続けて収集していく。 また、それまでの経過を随時担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
7 | 第7回 | 分析に用いる理論の紹介の執筆1 | 卒業研究執筆で、2.取り上げる題材の紹介、の次に執筆するのは、3.分析に用いる理論の紹介、の部分である。それまでの授業で学んだ理論のうちで、自分が4.で用いるつもりで収集しているデータの分析に使えそうなものを選び出し、3.分析に用いる理論の紹介、の部分の執筆を開始する。また、それまでの経過を随時担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
8 | 第8回 | 分析に用いる理論の紹介の執筆2 | 卒業研究のうち、3.分析に用いる理論の紹介、に関して、引き続き執筆を続ける。その一方で、4.で用いるデータを続けて収集していく。 また、それまでの経過を随時担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
9 | 第9回 | 分析に用いる理論の紹介の執筆3 | 卒業研究のうち、3.分析に用いる理論の紹介、に関して、さらに執筆を続ける。その一方で、4.で用いるデータを続けて収集していく。 また、それまでの経過を随時担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
10 | 第10回 | 分析に用いる理論の紹介の執筆4 | この頃には4. で用いるデータの収集もある程度進んでいるはずなので、3.分析に用いる理論の紹介で導入した理論を、データの一部に適用して、試験的な分析を行ってみる。それがうまく行きそうなら、そのまま執筆とデータ収集を続ける。うまく行かない場合、再度、3.で紹介する理論を、別のものに変更し、3.を全体的に書き直す。 | |
11 | 第11回 | 題材から収集したデータの理論による分析の執筆1 | 自分の収集したデータの一部を、3.で導入した理論を用いて分析する。データは典型的なものを中心に引用するようにし、引用しただけで終わりにしないようにする。具体的には、引用部分の前になぜ引用するのか簡単に述べた上で、引用部分の後で、理論による切り口を入れることでそこから何が分かるのかをきちんと記述するように心がける。経過を随時担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
12 | 第12回 | 題材から収集したデータの理論による分析の執筆2 | 引き続き、自分の収集したデータの一部を、3.で導入した理論を用いて分析する。データは典型的なものを中心に引用するようにし、引用しただけで終わりにしないようにする。具体的には、引用部分の前になぜ引用するのか簡単に述べた上で、引用部分の後で、理論による切り口を入れることでそこから何が分かるのかをきちんと記述するように心がける。経過を随時担当者や他の受講者に対して発表して、コメントをもらう。 | |
13 | 第13回 | 提出用の中間報告書の作成 | それまで執筆してきた卒業研究のファイルはそのまま置いておいて(これは中間報告書提出以降に、さらに加筆していき、最終的には卒業研究の本体とする)、それをコピーしたファイルを中間報告書というファイル名に変更し、編集していく。中間報告書で提出するのは、2.取り上げる題材の紹介→3.分析に用いる理論の紹介→4.題材から収集したデータの理論による分析の一部、となるので、提出用に節番号を2.→3.→4.から1.→2.→3.に変更した上で、4000字程度となるように部分的な削除を行って調整する。また、ページ番号も中央の下に忘れずに入れる。 | |
14 | 第14回 | 卒業研究完成に向けての執筆 | データの収集と、4.以下の執筆を続ける。夏休み中にデータの収集は必ず終わらせるようにする。以上のことを改めて担当者と受講者全員の間で確認して、この学期の演習クラスのまとめとする。 | |
15 | 第15回 | まとめ | 卒業研究の進捗状況を、各受講者が教員に対して簡潔に報告する。そのあと、教員がその後の方向性を示唆するコメントを与える。 |