科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
教育制度論(資格)/Educational System Theory |
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授業コード /Class Code |
B508331002 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木1(後期)/THU1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
山下 恭/YAMASHITA YASUSHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人間探究科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF PERSONAL DEVELOPMENT AND CULTURE〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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山下 恭/YAMASHITA YASUSHI | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
〇「講義」(対面授業を行います) ・現代の教育制度の基盤となった戦後の教育改革を中心に学びます。 〇課題レポートを複数課します。 〇現代教育制度に関しての問題を設定し、調査・研究を各自行い、研究発表を行います。 昨年度は以下の課題(抜粋)が設定され、サポート室指導員へのインタビューや学校現場への取材などを通じて研究発表が行われました。 ・国際交流・ALTの役割 ・小学校に導入された英語教育の現状と課題 ・教員の研修制度 ・小中学校の給食制度と食育教育 ・校長・教頭の役割と仕事内容 (以下略) 本年度も研究発表を予定しています。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
①現代の教育制度を支えている法令、諸制度などについて学び理解する。 ②現代の教育課題について、具体的な課題を設定し自ら調べ研究発表を行う。 ③日本の教育制度の変遷を戦後の教育改革を中心に深く学ぶ。教育制度についての基本的知識を習得する。 講師は中学校8年、高等学校33年の教員歴と、大学教職課程専門科目の13年の教師経験をもつ実務家教員です。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
教育制度についての興味関心を持ち、その重要性を説明でき、積極的に教育制度を考えることができる。具体的には、教育基本法に則る公教育行政と制度の現状と課題について明確な認識を持ち、考え、問題に対処できる学生を育成する。社会の変化に応じた急速な教育改革の進行の中、現代の教育課題についての問題意識を持ちながら、実践的な教育問題の解決力を備えた学習者へと成長できることを期待する。特に、教職課程の学修を目指す学生には、教員という立場から現代の教育制度の課題について建設的な議論ができることを目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
戦後の教育改革 学校教育制度 教育勅語 教育基本法、学校教育法 戦前の教育制度 教育行政、教員免許制度 学習指導要領 現代学校教育の抱える諸問題 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
①講義 ・講師が提供する資料やパワーポイントなどを使って講義形式で行います。 ・講義の内容は戦前の教育制度を踏まえて戦後の教育改革を中心としたものになる。 ②研究発表については次のように進める。 ・調査・研究テーマごとに班編成を行う ・班ごとに役割分担を行う ・各自調査・研究を行い小論文を作成する。 ・班でその成果をまとめ、研究発表の手順を整える。 ・研究発表を行う。受講生は研究発表について評価する。 ・研究発表の成果を小論文にまとめる。 ・班ごとにまとめ提出する。 ③毎回配布する出席カードに授業の感想・意見・質問などを記入する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
①出席が10回に満たない場合には評価の対象になりません。必ず10回以上の出席が必要です。 ②授業に臨むにあたっては、携帯電話・スマートフォンの電源は切ってください。また机上に飲食物など置かないでください。 ③20分を超えての入室は欠席扱いとします。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
①講義の事前学習として、教育に関する新聞記事や雑誌の切り抜きを行ったり、気づいたことを記録するなど積極的に取り組むこと。 ②調査・研究については相当の時間が必要になります。 ・教育現場への取材、教育に携わっている方へのインタビューなどの3時間、関係資料の取得と解釈に3時間ほど要する ・調査・研究班での協議に2時間。 ・研究発表用のレジュメの作成に3時間。 ・調査・研究した内容について小論文の作成 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
①随時課題レポートを課します。 ②テーマに沿った調査・研究をまとめた小論文の作成と提出。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
①本講座の最終回にテストを実施します。40% ②複数の課題レポートを課します。提出された課題レポートの内容。20% ③テーマに沿った調査・研究の発表内容と調査・研究成果をまとめた小論文30% ④毎回配布する出席カードに書かれた授業感想・意見・質問などの内容10% |
テキスト /Required Texts |
〇必要なものは講師が用意します。 |
参考図書 /Reference Books |
指定図書は、各講義で示す。 文部科学省のホームページ、国立教育政策研究所のホームページを随時参考とすること。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 自己紹介、講義の目的、講義の内容、方法、評価法についての説明と講義への動機付けのための教材を提供する。 | |
2 | 第2回 | 研究課題の発表と班編成 | ①研究テーマの発表 ②班編成の発表 ③班内での打合せ | |
3 | 第3回 | 戦前の教育 | 戦前(昭和前期)の教育について考える ①教育勅語 ②国民学校 ③学童疎開 ④学徒動員 ⑤学徒出陣 ⑥戦前教育の崩壊 |
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4 | 第4回 | 戦後の教育改革(1) | 教育制度の再構築 ①教育勅語の失効 ②教職追放 ③アメリカ教育使節団 ④新制学校教育制度 |
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5 | 第5回 | 戦後の教育改革(2) | 日本国憲法第26条 内容と解説 | |
6 | 第6回 | 戦後の教育改革(3) | 教育基本法を学ぶ。内容の紹介と解説。 | |
7 | 第7回 | 学習指導要領について学ぶ | 学習指導要領の変遷とその内容 | |
8 | 第8回 | 教員の仕事について学ぶ | 教員の仕事と教員免許状の種類などについて学ぶ | |
9 | 第9回 | 研究発表会(1) | 班の調査・研究について成果を発表する | |
10 | 第10回 | 研究発表会(2) | 班の調査・研究について成果を発表する | |
11 | 第11回 | 研究発表会(3) | 班の調査・研究について成果を発表する | |
12 | 第12回 | 研究発表会(4) | 班の調査・研究について成果を発表する | |
13 | 第13回 | 現代教育の抱える問題(1) | 国際化・少子高齢化の進行する日本社会と教育制度 |
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14 | 第14回 | 現代教育が抱える問題(2) | GIGAスクール構想とICT活用授業への取り組み、教員の働き方改革 | |
15 | 第15回 | テスト | テストを実施します。出題内容は以下の問題とする。 ①講座で学んだ知識を問う問題 ②各自の分析力や論理的思考力を問う論述式の問題 |