科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
教育制度論/Educational System Theory |
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授業コード /Class Code |
B508331001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(前期)/FRI4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
立田 慶裕/TATSUTA YOSHIHIRO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人間探究科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF PERSONAL DEVELOPMENT AND CULTURE〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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立田 慶裕/TATSUTA YOSHIHIRO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義 講義を基本とする。各講義の内容については、基本的な知識の習得のために、小テストやレポートを課する。 講義は、遠隔授業(オンデマンド)で行います。 各講義の動画は、one drive に掲載します。 講義では、LMSのmanabaを利用します。 (学内情報サービス→ 学内システム で利用できます) レポートとアンケートは、manabaで提出すること。 ManabaにみなさんのIDとパスワードを用いて入ります。 manabaの利用は、学内情報システムの画面上のタブ「学内システム」をクリックし、その下部にある「manaba」をクリックして、ユーザー画面でIDとパスワードを入力して利用する。IDとパスワートは、別途、受講者に連絡する。 Manabaの画面には、大学外部からアクセスするときは https://teacher.human.kobegakuin.ac.jp (スマホの場合も同様のアドレスです)のアドレスを用います。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
教育制度について、教育がなぜ社会で必要とされるのかを考えることから始め、その教育を実現するための社会制度としての教育制度についての基本的知識を習得する。さらに、教育制度の基本としての教育基本法の意義を理解し、その目標実現のためにはどのような制度が必要かを探求する。加えて、現代の日本の教育制度の現状を欧米諸国の制度と比較しながら、その課題を考える。この目的達成のため、本学DPの専門的知識・技能を身につけ、思考力・判断力・表現力と共に、主体的に深い学びを行うことを目指す。国立教育政策研究所にての20年以上の教育研究に関する実務経験を生かし、教員に関する理論的・実証的な研究成果を本講義に反映させていく。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
教育制度についての認識を持ち、その意義を説明でき、積極的に考える態度を持った学生の形成を到達目標とする。具体的には、教育制度の重要性、とりわけ教育基本法に則る公教育行政と制度の現状と課題について明確な認識を持ち、考え、問題に対処できる学生を育成する。社会の変化に応じた急速な教育改革の進行の中、現代の教育課題についての問題意識を持ちながら、実践的な教育問題の解決力を備えた学習者へと成長できることを期待する。特に、教職課程の学修を目指す学生には、教員という立場から現代の教育制度の課題について建設的な議論ができることを目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
教育制度、公教育思想、学校教育制度、教育基本法、教育行政、小学校、中学校、高等学校、大学、生涯学習 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を基本とする。各講義の内容については、基本的な知識の習得のために、小テストやレポートを課する。またオンライン講義では、manabaを利用します。 講義では、 第1回の講義から、対面講義を行うことを予定していますが、コロナ禍の状況によって、進め方が変わります。 各講義の動画は、one drive に掲載する。 レポートとアンケートは、manabaで提出すること。 manabaの利用は、学内情報システムの画面上のタブ「学内システム」をクリックし、その下部にある「manaba」をクリックして、ユーザー画面でIDとパスワードを入力して利用する。IDとパスワートは、別途、受講者に連絡する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本講義では、教育制度として、学校教育について、小学校から大学まで、学校卒業後の生涯学習に関する制度として、広く公民館、博物館、図書館も含めて論じていきます。講義の内容は、動画と講義が中心となりますが、講義終了後のみなさんからのアンケートに書かれた内容について、できる限りのフィードバックを行います。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
講義の事前学習として、シラバスに表示されているテーマについての情報収集を行うこと。事後学習としては、毎回の授業終了後提供する、講義のコンテンツについて、振り返り学習を行い、自身のポートフォリオに制度論ノートを作成するようにしていくこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
オンライン上のアンケート回答。プロジェクト学習でのレポート提出等。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
講義中に実施する課題レポート(200字以上のアンケート形式)による形成的評価と、 総括的なレポートのレポート提出(1回) および最終テストで評価する。 テストでは6割以上の得点の習得 総括レポートは、A4版用紙(1200字)×3枚以上を下限とし、内容、参考・引用文献などのレポートの形式の遵守を基準として評価する。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
指定図書は、各講義で示す。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 講義の目的、講義の内容、方法、評価法についての説明と講義への動機付けのための教材を提供する。 | |
2 | 第2回 | 近代以前の学校 | 世界と日本の教育史として、近代以前の教育制度について講義する。 | |
3 | 第3回 | 公教育の思想史 | 欧米および日本における教育思想を中心にその概略を説明し、公教育がなぜ必要とされるようになってきたかを論じる。 | |
4 | 第4回 | 近代学校制度の成立と展開 | 日本における明治から大正、昭和戦前期までの教育制度の歴史を講義し、いかに現代の教育制度へと展開されるようになってきたかを講義する。 | |
5 | 第5回 | 戦後の学制改革 | 第2次世界大戦後の日本において、教育制度がどのように形成されていったかを講義する。20世紀後半までの教育制度について論じる。 | |
6 | 第6回 | 教育基本法とは何か | 第1回から第5回までの講義内容について、知識確認のため、小テストを行い、学生の知識の定着化を図る。さらに、戦後教育の要となる教育基本法の内容とその意義、改正された教育基本法について論じる。 | |
7 | 第7回 | 学校と教育行政1 | 教育行政として、学校に大きく関わる文部科学省と地方教育行政の組織やその活動について論じ、教育委員会が持つ役割を論じる。 | |
8 | 第8回 | 学校と教育行政2 | 小学校、中学校、高校を中心に学校の組織構造を論じ、学校管理職や教員の役割、そして学校の運営、チーム学校やカリキュラムマネジメントの重要性等について論じる。 | |
9 | 第9回 | 義務教育制度の現状と課題 | 小学校、中学校の教育制度を中心に、その統計、政策から現状を論じ、どのような課題があるかを論じると共に、プロジェクト学習を行い、その成果をレポートとして提出する。 | |
10 | 第10回 | 後期中等教育制度の現状と課題 | 高校を初めとする後期中等教育の制度を中心に、その統計、政策から現状を論じ、どのような課題があるかを論じる。 | |
11 | 第11回 | 高等教育制度の現状と課題 | 大学や大学院の教育制度を中心に、その統計、政策から現状を論じ、どのような課題があるかを論じると共に、プロジェクト学習を行い、その成果をレポートとして提出する。 | |
12 | 第12回 | 生涯学習と社会教育の展開 | 戦前からの社会教育や20世紀後半に発展した生涯学習の制度を中心に、その統計、政策から現状を論じ、どのような課題があるかを論じる。同時に、政府が戦後展開してきた教育制度改革について、これまでの歴史をふり返るとともに、現在の教育改革がどのように進められているか、新たな学習指導要領の内容を含めて論じ、現在の課題を講義する。 | |
13 | 第13回 | 総括的評価 | 第6回から第12回までの講義から、学生自身が興味を持つテーマを選択させ、そのテーマについて、自分が得た認識と解決すべき問題について考えるレポートを総括的な評価の方法として提示する。レポートの構成、評価のポイントを提示することで、学生自身がより高度な内容のレポートを作成できるよう指導する。オンライン上での提出とする。 | |
14 | 第14回 | 参考文献紹介 | 参考文献を紹介する。 | |
15 | 第15回 | Q&A | 疑問のある人への回答機会とします。オンライン上での質問に回答します。 |