科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
人間環境論Ⅱ/人間環境論/Theories of Human Environment Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B507683001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期)/TUE1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
福島 あずさ/FUKUSHIMA AZUSA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人と社会と自然科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF ENVIRONMENT, HUMAN, COMMUNITY AND HISTORY〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福島 あずさ/FUKUSHIMA AZUSA | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義、PCを使った実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、人文学部ディプロマポリシーにある、専門分野(気候学、環境科学、災害科学等)の知識および技能を習得し(DP1)、習得した知識を活用して、身近な環境問題に対して自身の考えを深め(DP3,4,6)、それを言葉や文章で的確に表現できるようになること(DP5)を目的とします。 人間の生活環境に存在する環境問題について、とくに気象に起因して起こる災害や健康問題、産業への影響について事例を挙げ、その問題点と対策について考えます。さらに、身近な環境に関するデータを取得し、そこから自身のリスクマネジメントをどのように行なっていくか考える実習を行います。 また一方で、自然環境と人間の関係は必ずしも「ネガティブ」なものばかりではありません。農村部のもつ自然資源を活かした気候療法やそれを活かすヘルスツーリズム、また農村地域の地域活性化の取り組みなどについて取り上げ、都市と農村、それぞれにおける「人と自然の関わり方の未来」について考えましょう。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
人と自然の関わりを通じて生じた今日的な環境問題について、その原因やメカニズムを理解し、対策の有効性を評価できるようになること。また、各種データ、資料等を利用して問題を整理し、自分のリスクをマネジメントできるようになること。 |
授業のキーワード /Keywords |
都市化、豪雨災害、熱中症、気象と産業、ツーリズム |
授業の進め方 /Method of Instruction |
おもに講義形式(パワーポイント使用)ですすめますが、PCを使った実習を数回行う予定です。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
人間環境論Ⅰを履修し、大気の基本的な振る舞いについて学習しておくことが望ましいです。もし履修していない場合は、中学理科の気象や社会の自然災害に関する単元などについて復習しておくとよいでしょう。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各回の内容について予復習するため、週1.5時間の学修が必要です。特に、用語の確認をしっかり行なってください(わからない用語は必ず調べ、関係する知識も増やしておく)。 レポート課題のために10-15時間の学修が必要です。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
2回のレポート課題の提出が必要です。moodleから提出します。 提出されたレポートについてのコメントを授業内に行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
レポート課題2回(40点満点×2回=80点満点) 授業内課題(不定期実施 計20点満点) レポート課題が2回提出されなかった場合、評価なし(/)とします。 評価ポイント等については授業内で提示しコメントします。 |
テキスト /Required Texts |
講義資料をonedriveにアップロードします。ダウンロード用のURLはmoodleから案内します。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 講義の進め方についてガイダンスを行います。 | |
2 | 第2回 | 環境の見かた、考えかた | 今日、さまざまなデータがインターネットを通じて得られるようになりました。それは文字情報だけではなく、数値情報も含まれます。ところが多くの人は文字情報を見るものの、数値情報については限られた人しか見ない傾向にあります。一次情報となる数値情報をきちんと確かめることは、今後ますます重要となってくるでしょう。そこでデータの表現であるグラフの見かた、そこから得られる情報の整理方法について考えます。 | |
3 | 第3回 | 都市の環境問題 都市ができるまで1 |
「都市」とはどのような環境を指すのでしょう。また、今日の日本の大都市圏が形成された背景には、どのような歴史的変遷があったのでしょうか。 | |
4 | 第4回 | 都市の環境問題 都市ができるまで2 |
「都市」とはどのような環境を指すのでしょう。また、今日の日本の大都市圏が形成された背景には、どのような歴史的変遷があったのでしょうか。 | |
5 | 第5回 | 都市の環境問題 ヒートアイランドとその対策1 |
都市化はなぜ問題になるのでしょうか?都市におけるヒートアイランド現象を理解するにあたり、都市の熱環境について理解します。人工排熱、土地利用、地表面粗度の変化などから、都市化の問題点を考えます。 | |
6 | 第6回 | 都市の環境問題 ヒートアイランドとその対策2 |
ヒートアイランド現象の研究方法と現状、日本の夏の暑さとの関連について考えられていることを紹介します。 | |
7 | 第7回 | 都市の環境問題 ヒートアイランドとその対策3 |
ヒートアイランドの緩和として現在行われている対策を紹介します。また、今後、新たな対策としてどのような対策の可能性があるのかを探ります。 | |
8 | 第8回 | グラフ作成演習と課題発見レポートの作成 | 課題に応じてレポートを作成し、提出します。 | |
9 | 第9回 | 都市の環境問題 都市環境と豪雨災害1 |
都市域は特有の特徴を有することで、災害に対する脆弱性を持っています。身近な環境にどのような災害リスクが潜んでいるのか考えます。 | |
10 | 第10回 | 都市の環境問題 都市環境と豪雨災害2 |
都市域は特有の特徴を有することで、災害に対する脆弱性を持っています。身近な環境にどのような災害リスクが潜んでいるのか考えます。 | |
11 | 第11回 | 都市の環境問題 都市環境と豪雨災害3 |
近年都市域で起こる自然災害の中には、必ずしも自然要因だけに起因しないものもあります。事例を挙げながら、都市域での自然災害のリスクと対策について考えます。 | |
12 | 第12回 | 都市の環境問題 都市環境と豪雨災害4 |
近年都市域で起こる自然災害の中には、必ずしも自然要因だけに起因しないものもあります。事例を挙げながら、都市域での自然災害のリスクと対策について考えます。 | |
13 | 第13回 | 農村の可能性 健康ツーリズムと気候療法1 |
気候環境を利用して効果的に治療を行う気候療法について学び、ヘルスツーリズムでの導入の可能性を考えます。 | |
14 | 第14回 | 農村の可能性 健康ツーリズムと気候療法2 |
気候環境を利用して効果的に治療を行う気候療法について学び、ヘルスツーリズムでの導入の可能性を考えます。 | |
15 | 第15回 | 小レポート | 授業内容を確認するレポートを実施します。 提出されたレポートについてコメントおよびフィードバックを行います。 |