科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域社会概論Ⅱ/都市・村落研究/地域社会分析の方法Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B507665001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木5(後期)/THU5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
齋藤 鮎子/SAITO AYUKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人と社会と自然科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF ENVIRONMENT, HUMAN, COMMUNITY AND HISTORY〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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齋藤 鮎子/SAITO AYUKO | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
地域社会は,人々が一定の場所に集まり,社会的な生活をする空間である。この空間は,異なる性格を持ちながらも互いに関連する都市と村落に大別される。本授業は,地理学的視座のもと,都市と村落に注目し,それぞれの地域社会の性格と諸問題について取り扱う。具体的には,都市部では,環境汚染や住宅環境の悪化,地価の高騰などである。一方,農村部では,特に労働力人口の流出にともない過疎化,高齢化,空間荒廃といった問題が生じた。 本授業では,こうした都市と農村における諸問題について,その原因と解決策を解説する。また,これを理解するために必要な基礎的知識として,人々の社会生活の基盤としての住居の集まりである集落の成立条件,都市・村落の形態や機能などについても解説する。本授業を通じて受講生は,都市と村落についての知識を修得し,各地域が抱える問題が生じた背景とプロセスを理解できるようになることを目的とする。これに加えて,自らが当事者として地域問題の解決策を考えることができるようになることを目的とする。 なお,この授業の担当者は,高等学校での勤務(社会科・地理)を経験しており,実務経験のある教員であるため,実践的教育から構成される授業科目である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 都市と村落に関する基礎的知識を身につける(知識,技能)。2. 主題図や統計資料などを読み解く方法を獲得する(知識,技能)。3.地域社会に関する報道について関心を持ち,地理学的ものの見方・考え方にもとづき,自ら地域問題の解決策を自分の言葉で示すことができる(態度・習慣,技能)。 |
授業のキーワード /Keywords |
都市,村落,人口,産業,生活,地域,社会 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
本授業は講義形式で実施する。PowerPointを使用する。これを印刷したものを講義毎に配布する。必要に応じて,映像資料を活用する。必要に応じて受講生は,地図への書き込みや地形図の判読,図表の作成,受講生同士で議論のうえショートレポートをまとめてもらうなどのアクティブラーニングを導入する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
能動的に講義へ参加し,工夫を凝らしたノートテイキングを目指しましょう。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
シラバスを参考に,授業で取り上げる地域についてあらかじめ地図帳などを見て基礎的な事項を確認しておくこと。授業で取り上げる地域の場所を地図帳などで確認しておくこと,授業に関係する事柄について予習すること(1時間)。復習として補足の情報や自身の考察などをノートに加筆し,さらに充実したノートを作成すること(1時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
ときおり講義内容の理解度を確認するための小課題やレポート課題を実施する。受講生の理解度を深めるために,全体の傾向を総評し,授業で補足解説などを行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
1. 受講生の理解度を確認するための小課題,小レポートの提出状況(20%) 2. 講義全体についての理解を確認する小テストなど(60%) 3. 授業への参加態度など(20%) これにもとづき総合的に判断する。 ※成績評価の方法について,変更の可能性がある。その場合は第1回授業内で告知する。 |
テキスト /Required Texts |
使用しない。授業で使用するPowerPointを印刷した資料を配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
岡橋秀典(2020)『現代農村の地理学』古今書院。中澤高志(2019)『住まいと仕事の地理学』旬報社。稲垣稜(2019)『都市の人文地理学』 古今書院。 山口覚ほか(2019)『図説 京阪神の地理―地図から学ぶ―』ミネルヴァ書房。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス・地理学とは | 本授業の進め方について説明したのち,地理学とはどういった学問なのかを解説します。 | |
2 | 第2回 | 地方区分と行政区分 | 日本における都道府県,市町村の行政区画の変遷を近畿地方を中心に解説します。 | |
3 | 第3回 | 都市と村落 | 集落の立地条件,都市・村落の成り立ちと機能について解説します。 | |
4 | 第4回 | 世界の人口分布と推移 | 世界的な人口分布・推移の傾向について解説します。 | |
5 | 第5回 | 人口問題と居住問題 | 都市と農村部,発展途上国と先進国における人口問題と居住問題について解説し,これらの問題を克服する方法を検討します。 | |
6 | 第6回 | 都市の産業 | 都市の産業の特性と主要産業について,工業化・脱工業化の観点から解説します。 | |
7 | 第7回 | 農村の産業 | 農村の産業の特性と主要産業について解説します。また,新しい産業を形成しようとする取り組みである第6次産業化について検討します。 | |
8 | 第8回 | 京阪神都市圏の形成 | 都市圏が重層する京阪神における人口や工業の変遷を解説し,近畿地方の将来像を検討します。 | |
9 | 第9回 | 都市の観光 | 都市の景観について解説したうえで,都市型観光について事例を用いながら解説します。 | |
10 | 第10回 | 農村の観光 | 農村の景観について解説したうえで,農村型観光について事例を用いながら解説します。 | |
11 | 第11回 | 都市の食べ物 | ファストフード,外国料理,多国籍料理など都市の食べ物について解説します。 | |
12 | 第12回 | 農村の食べ物 | 内発的発展論や地域振興の観点からご当地グルメ,郷土料理といった農村の食べ物について解説します。 | |
13 | 第13回 | 拡大する都市―ハノイ― | ベトナム・ハノイの中心市街地と郊外農村を事例に,景観,産業,都市開発,観光などを比較しながら解説します。 | |
14 | 第14回 | 授業のまとめと課題 | これまでの授業で得た知識と技能を用いて,受講生には授業内容についてのレポートを作成してもらいます。 | |
15 | 第15回 | 小テスト | これまでの授業の理解度を図るために小テストを行う。その方法など詳細は事前に告知します。 |