科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域フィールドワーク論Ⅰ/地域社会概論/Studies in Local Fieldwork Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B507654001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火5(前期)/TUE5(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
渡辺 拓也/watanabe takuya |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈環境・人類・地域・歴史科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF ENVIRONMENT, HUMAN, COMMUNITY AND HISTORY〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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渡辺 拓也/watanabe takuya | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義、演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業では、参与観察によるフィールドワークを通した社会調査についての基礎知識、およびそのノウハウの習得を目的とする。 この授業での学習内容は、人文学部ディプロマ・ポリシー「1. 人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている。」「4. 獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導くことができる。」「5. 相手の意見を正確に理解し、自分の考えや意見を口頭や文章で的確に表現できる。」「8. 人文学の知見にもとづき、知的好奇心をもって、自立的に深く学修できる。」に関連している。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
設定されたテーマについて、データを収集し、分析できるようになること。 |
授業のキーワード /Keywords |
フィールドワーク、参与観察、エスノグラフィー |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義の前半は、参与観察を用いたフィールドデータの集め方、分析の仕方について学習する。後半は、実際の研究事例(エスノグラフィー)を元に、フィールドワークによる調査、研究がどのように活用されているのか、課題や問題点について考えていく。 また、授業と並行して、授業時間外に各自フィールド日記を作成してもらう。授業時間中にこのフィールド日記の分析の試行をしてもらうほか、最終的なレポートの執筆にも活用してもらう。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
テキストをあらかじめ購入し、目を通しておくこと。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各自テーマを決めて、日常生活の中でフィールド日記をつけてもらう。週1日程度で構わないが、ある程度継続的につけてもらうため、それなりの学習意欲が必要である。また、最終的なレポートの執筆に向けて、フィールド日記を見直し、分析する作業も必要となる。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回授業内容についての理解度をはかる課題を提出してもらう。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
平常提出してもらう課題の評価(60%)と最終レポート課題の評価(40%)を合わせて行なう。ただし、最終レポート課題を出していなければ、平常課題での評価は反映されないことに留意されたい。 |
テキスト /Required Texts |
渡辺拓也『飯場へ 暮らしと仕事を記録する』2017年、洛北出版 |
参考図書 /Reference Books |
授業中に適宜指定する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 授業の進め方について | |
2 | 第2回 | フィールドワークの物語 | エスノグラフィーをまとめる際の文体について | |
3 | 第3回 | 方法としてのフィールドノート | フィールドノートからエスノグラフィーをまとめるまでの過程 | |
4 | 第4回 | フィールドワークの技法と実際 | フィールドワークの成果をまとめていく枠組みについて | |
5 | 第5回 | エピソード記述入門 | エピソードを完成させていく過程について | |
6 | 第6回 | フィールド日記 | フィールド日記の付け方についての概略 | |
7 | 第7回 | フィールド日記の分析方法 | フィールド日記を分析する方法についての概略 | |
8 | 第8回 | フィールド日記活用事例① | 実際のフィールド日記と活用事例について その1 | |
9 | 第9回 | フィールド日記活用事例② | 実際のフィールド日記と活用事例について その2 | |
10 | 第10回 | 地域社会のフィールドワーク | 地域社会に住み込んだフィールドワークの事例について | |
11 | 第11回 | 大衆演劇のフィールドワーク | 小集団に密着したフィールドワークの事例について | |
12 | 第12回 | 介助現場のフィールドワーク | 1対1の関係を分析するフィールドワークの事例について | |
13 | 第13回 | データの分析 | 実際の調査データを用いた分析を行なう | |
14 | 第14回 | 最終レポート執筆に向けて | 最終レポート執筆に向けた準備作業を行なう | |
15 | 第15回 | まとめ | これまでの学習内容を総合したフィールドワークのあり方について |