科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
文化交流論Ⅲ/地域文化研究C/Intercultural Studies Ⅲ |
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授業コード /Class Code |
B507243001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火4(前期)/TUE4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
永井 隆則/NAGAI TAKANORI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人間探究科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF PERSONAL DEVELOPMENT AND CULTURE〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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永井 隆則/NAGAI TAKANORI | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義)を基本とするが、期間中、数回、遠隔授業(オンデマンド授業)を実施する。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
1.人文学科専門教育科目の人間探求科目群に属する本科目では、学部のDPに掲げられる「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる」ことを目的に、19世紀半ばから20世紀半ばまでのヨーロッパ近代の絵画、彫刻、建築、デザイン等の諸活動を、産業革命以降の技術革新や都市の近代化といった「環境」の変化を制作者がどう感じ認識して「造形言語」の刷新を図ったかを理解する。 2美術作品や芸術活動を社会との関係でを読み解く社会史研究の方法について理解する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.近代における造形上の刷新がどのような社会環境の中で生まれたのかを理解できるようになる。 2.芸術活動は芸術家の個人的夢想ではなく芸術家が生きた社会との関係の中で営まれるものだという事が理解できるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
環境、社会、社会史、近代化、反近代、都市改造、産業革命、消費革命、情報革命、万国博覧会、戦争、美術の制度 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1.パワーポイントでスライド(講義内容の要点と美術作品の画像)を見て頂きながら、対面で実施する。休講の場合は、オンデマンドで実施する。 2.授業終了前10分間で、毎回、授業内容の要約を作成し提出して頂く。 3.レポート課題を実施し授業内容に対する理解度を評価する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
美術史に関する他の科目を受講済みだったり受講予定であることが望ましいが、基本的には絵画、彫刻、建築、写真、デザイン等の造形物の鑑賞に興味のある方の受講を勧めます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
指定した教科書や参考書の中で、関連する個所を授業中に指示しますので、授業終了後に復習として精読して下さい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポート課題を提出する。教員がコメントを返します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・レポート課題100% ・授業に2/3以上出席していない場合は、レポートを読んでもらう権利(=成績を評価してもらう権利)を失う。 |
テキスト /Required Texts |
永井隆則ほか『探求と方法-フランス近代美術史を解剖する』晃洋書房 2014年 3,000円(税込) |
参考図書 /Reference Books |
永井隆則ほか『絵画における真実-近代化社会に対するセザンヌの実践の意味』三元社 2022年 20,000(税込) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 社会史研究以前 | 形式主義と精神分析の美術史について理解する | |
2 | 第2回 | 社会史研究の提唱 | メイヤー・シャピロの研究について理解する | |
3 | 第3回 | 社会史研究の継承(1) | TJ..クラーク、R,L,ハーバート、L、ノックリンの研究について理解する | |
4 | 第4回 | 社会史研究の継承(2) | P.フランカステル、J.クレーリーの研究について理解する | |
5 | 第5回 | 現代の社会史研究 | シャピロ、シフ、カルマイヤ-、R.サイモン、ドンブウスキー、ボイムの研究について 理解する |
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6 | 第6回 | 近代の環境(1) | 産業革命がもたらした変化について理解する | |
7 | 第7回 | 近代の環境(2) | 都市改造がもたらした変化について理解する | |
8 | 第8回 | 近代の環境(3) | 消費革命、万国博覧会がもたらした変化について理解する | |
9 | 第9回 | 近代の環境(4) | 非西欧世界との交流がもたらした変化について理解する | |
10 | 第10回 | 近代の環境(5) | 戦争がもたらした変化について理解する | |
11 | 第11回 | 近代の環境(6) | 美術の制度の変貌がもたらした変化について理解する | |
12 | 第12回 | 近代の環境(7) | 関連ビデオの鑑賞 | |
13 | 第13回 | 3つの選択(1) | 以上の環境の変化に対して環境の内部へ制作の根拠を求めた事例を理解する | |
14 | 第14回 | 3つの選択(1) | 以上の環境の変化に対して環境の外部へ制作の根拠を求めた事例を理解する | |
15 | 第15回 | 3つの選択(1) | 以上の環境の変化に対して芸術家の内面に制作の根拠を求めた事例を理解する |