科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
食の文化史/Cultural History of Food |
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授業コード /Class Code |
B507202001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月2(後期)/MON2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大原 良通/OHARA YOSHIMICHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈歴史文化領域専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈歴史文化領域専門教育科目〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大原 良通/OHARA YOSHIMICHI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
遠隔授業(オンデマンド授業) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業では、食とあそびを通じて、建学の精神「真理愛好・個性尊重」に則り、人間の行動や文化を学際的に研究し、現代社会の大きな変化に対応しうる人材となることを目的とします。 私たちが食とあそびを通じて、社会や文化をどのように築き上げ、どう運営してきたかについて理解してもらいます。 人文学部のDPに依拠しながら、この授業から得た広い教養を身につけ、獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導くことができる(思考力・判断力・表現力)。 また、さまざまな人間の社会的・文化的活動を学ぶことで、複数の分野の基礎知識を教養として身につけます(知識・技能)。さらに、この授業を通して多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できるようになります(主体性・協働性)。人文学の知見にもとづき、知的好奇心をもって、自立的に深く学修できます。(主体性・協働性)。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
身近なものにも歴史があることに気づくことができる。 変化には一定の法則があることを知ることができる。 遊ぶことが無駄でないことを知ることができる。 遊ばなければならないことに気づく。 一見無駄だと思うことに真剣に向き合うことが、大事だということに気づくことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
dotCampusで資料を提示し、課題をこなすという方法です。 授業では、dotCampusの内容をふまえて、アクティブラーニングの手法を生かし、みなさんからの意見を公開しながら、議論を発展させていきたいと思います。 毎回、小テストもしくはレポート提出をおこないます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
積極的に議論に参加してください。議論、討論がなけれが授業が成り立ちません。 出席確認はdotCampusの該当授業へのアクセス記録によって確認しますので、必ず大学に登録している自分のアカウントでアクセスしてください。 dotCampusでの小テストは、電波状況の良い場所で、画面を二つ開けたり、途中で画面を切り替えたりせずに受けてください。 テストは途中で止めることはできません。始めた時点でタイマーが作動します。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
dotCampusにある講義内容を確認します。講義資料は60分ほどで読み切れるものを用意しています。ただし、一度では理解できないかもしれないので、余裕を持って2時間ほどかかると考えてください。 授業ごとに15分程度の小テストを実施します。 第二回目の『古事類苑』「遊戯部」の読解には3時間ぐらいかかるかもしれません。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、dotCampusで小試験もしくはレポート提出をしてもらう予定です。授業資料でまとめを紹介し、適宜フィードバックします。また、成績評価でもフィードバックします。 レポート課題には頭に、表題、学籍番号、氏名を必ず明記してください。書いていないレポートは無効とします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
dotCampusでおこなう小テストの点数とレポートで評価します。 小試験は10点満点で10回ほど、レポートは2回から5回ほどを予定しています。 回数は授業の進捗状況やみなさんからの反応で、随時調整します。 それらを総合した点数を100点に按分して成績の点数とします。 |
テキスト /Required Texts |
dotCampusで指示します。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | シラバス確認 | 授業計画についてシラバスから確認する。 次にdotCampusにある第一回目の授業を読んでください。 なお、この授業はあそびの文化史が読み替え科目となっていますので、表題は「あそびの文化史」となっています。 オンデマンド授業ですので警報等で休講にはなりません。 |
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2 | 第2回 | あそびとは | 『古事類苑』の「遊戯部」から日本の遊びの文化について考えてもらう。 『古事類苑』は国立国会図書館のホームページ、また、神戸学院図書館のジャパンナレッジ、にあるので、確認してください。 今回からdotCampusで授業ができるようなっていますので、dotCampusを確認してください。 |
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3 | 第3回 | あそびを調べる | 『古事類苑』「遊戯部」から、日本人にとって「あそび」とは何かについて考える。折口信夫『田遊び祭りの概念』を読んで、民俗学の立場からあそびを考える。 | |
4 | 第4回 | 森鴎外「あそび」 |
森鴎外の「あそび」を読んで、文学では遊びがどのように扱われているか考える。 |
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5 | 第5回 | カイヨワとホイジンガ | ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』を解説しながら、遊ぶということがどのように捉えられてきたかについて考察します。 ロジェ・カイヨワの『遊びと人間』を解説しながら、なぜ遊ぶのかについて考えます。 |
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6 | 第6回 | 遊戯を研究する | 増川宏一の研究を紹介します。 | |
7 | 第7回 | 近代におけるあそび | 近代のあそびについて、柳田國男や森鴎外の著作から考える。 | |
8 | 第8回 | 机上遊戯 | 碁、将棋、すごろく。 | |
9 | 第9回 | 賭け事 | すごろく、競馬、カードゲーム 。 | |
10 | 第10回 | 都市と遊戯1 | 喫茶店、軽食マクドナルドやケンタッキー、ドーナッツ。 | |
11 | 第11回 | 都市と遊戯2 | ポロや小説、ハイキング。 | |
12 | 第12回 | 飲酒とあそび | 投壷・曲水の宴(負けて得するという理論)。 | |
13 | 第13回 | 貴族とあそび | 闘茶、聞香など。 |
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14 | 第14回 | あそびの未来 | 私たちはなぜあそぶのか、あそびはこれからどうなるのかを議論する。 | |
15 | 第15回 | 復習とまとめ | 「あそび」が社会や私たちの生活でどのような役割を果たしてきたのかをまとめる。 |