科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
美術研究Ⅲ/視覚芸術研究Ⅰ/Studies in Visual Arts Ⅲ |
---|---|
授業コード /Class Code |
B506193001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(前期)/TUE2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
永井 隆則/NAGAI TAKANORI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人間探究科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF PERSONAL DEVELOPMENT AND CULTURE〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
永井 隆則/NAGAI TAKANORI | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義)を基本とするが、期間中、数回、遠隔授業(オンデマンド授業)を実施する。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
1.人文学科専門教育科目の人間探求科目群に属する本科目は、学部のDPに掲げられる「人文学の知見にもとづき、知的好奇心をもって、自立的に深く学修できる」ことを目的に、19世紀初頭から19世紀末までのヨーロッパで誕生し展開した「近代美術」の「近代性」とは何であったかを理解することを目指しています。 2.この科目で得た基礎知識をもとに、美術作品を主題、図像、形式といった表面に現れた側面のみで理解するのではなく、美学、思想、歴史的文脈の中で深く理解する習慣を身に着けることができるようになることを目指しています。 なお、この科目の担当者は美術館に10年以上勤務していた実務経験のある教員である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.芸術家が制作した歴史的条件や思想に関心を抱いて自分で調べて説明したり自分自身の意見を述べることができるようになる。 2.美術を歴史、思想、哲学、宗教といった他分野との関連で理解する習慣を身に着けることができる。 3.美術展ほか美術に関する情報検索と収集の仕方を獲得できるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
美学、美術史、芸術観、モデルニテ(近代性)、個性、独創性、気質、人格 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1.パワーポイントでスライド(講義内容の要点と美術作品の画像)を見て頂きながら、対面で実施する。休講の場合は、オンデマンドで実施する。 2.授業終了前10分間で、毎回、授業内容の要約を作成し提出して頂く。 3.レポート課題を実施し授業内容に対する理解度を評価する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
美術史に関する他の科目を受講済みだったり受講予定であることが望ましいが、基本的には美術鑑賞に興味のある方の受講を勧めます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
指定した参考書の中で、関連する個所を授業中に指示しますので、授業終了後に復習として精読して下さい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポート課題を提出する。教員がコメントを返します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・レポート課題100% ・授業に2/3以上出席していない場合は、レポートを読んでもらう権利(=成績を評価してもらう権利)を失う。 |
テキスト /Required Texts |
特になし |
参考図書 /Reference Books |
永井隆則『モダン・アート論再考-制作の論理から』思文閣出版 2017年 2,800円(税別)/永井隆則ほか『セザンヌー近代絵画の父、とは何か?』三元社 2019年 4,200円(税別) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | ロマン主義 | ロマン主義の美学や思想を踏まえた上で、ロマン主義美術の「近代性」を理解する。 | |
2 | 第2回 | バルビゾン派 | バルビゾン派の美学や思想を踏まえた上で、バルビゾン派の「近代性」を理解する。 | |
3 | 第3回 | 写実主義(1) | 写実主義の美学や思想を踏まえた上で、写実主義美術の「近代性」を理解する。 | |
4 | 第4回 | 写実主義(2) | 写実主義の時代環境(産業革命、都市改造など)と写実主義の画家たちが取り組ん だ芸術的課題について理解する。 |
|
5 | 第5回 | アカデ三ズム | アカデ三ズムの美学や思想を踏まえた上で、アカデ三ズムの「近代性」を理解する。 | |
6 | 第6回 | 印象派(1) | 印象派の美学や思想を踏まえた上で、印象派の「近代性」を理解する。 | |
7 | 第7回 | 印象派(2) | 印象派の画家たちが取り組んだ芸術的課題について理解する。 | |
8 | 第8回 | 印象派(2の続) | 印象派の画家たちが取り組んだ芸術的課題について理解する。(続) | |
9 | 第9回 | ポスト印象派(1) | ポスト印象派の美学や思想を踏まえた上で、ポスト印象派の「近代性」を理解する。 新印象派の画家たちが取り組んだ芸術的課題について理解する。 |
|
10 | 第10回 | ポスト印象派(2) | ポスト印象派の画家、ポール・セザンヌが切り開いた「近代性」について理解する。 | |
11 | 第11回 | ポスト印象派(3) | ポスト印象派の画家、ポール・セザンヌが取り組んだ芸術的課題について理解する。 | |
12 | 第12回 | ポスト印象派(4) | ポスト印象派の画家、ファン・ゴッホが取り組んだ芸術的課題について理解する。 | |
13 | 第13回 | ポスト印象派(5) | ポスト印象派の画家、ポール・ゴーギャンが取り組んだ芸術的課題について理解する。 | |
14 | 第14回 | ナビ派 | ナビ派の画家たちが取り組んだ芸術的課題について理解する。 | |
15 | 第15回 | 象徴主義 | 象徴主義の画家たちが切り開いた「近代性」と芸術的課題について理解する。 |