基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	美術研究Ⅱ/芸術文化史Ⅱ（資格）／Studies in Visual Arts Ⅱ
授業コード ／Class Code	B506153002
開講キャンパス ／Campus	有瀬
開講所属 ／Course	人文学部／Humanities and Sciences
年度 ／Year	2023年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	水2(後期)／WED2(AUT.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	永井　隆則／NAGAI TAKANORI
科目区分 ／Course Group	【専門教育科目】　〈人間探究科目群〉／*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF PERSONAL DEVELOPMENT AND CULTURE〉
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
永井　隆則／NAGAI TAKANORI	人文学部／Humanities and Sciences

授業の方法 ／Class Format	対面授業（講義）を基本とするが、期間中、数回、遠隔授業（オンデマンド授業）を実施する。
授業の目的 ／Class Purpose	1.この科目は、18世紀半ばの新古典主義の美術から1945年の第2次世界大戦後の欧米の美術の流れに関する基礎的知識を習得することを目指しています。 2..この科目で得た基礎知識をもとに、関連する分野の美術展が国内外で開催された場合、興味をもって美術展を訪問し教養を深め文化に関心を抱く習慣を身に着けることができるようになることを目指しています。 なお、この科目の担当者は美術館に10年以上勤務していた実務経験のある教員である。
到　達　目　標 ／Class Objectives	1.近世から近代へのパラダイムシフト（芸術観の転換）について理解することができるようになる。 2.様々な美術運動や芸術家の美術史上の位置付けや芸術的価値について説明したり自分自身の意見を述べることができるようになる。 3.美術展ほか美術に関する情報検索と収集の仕方を獲得できるようになる。
授業のキーワード ／Keywords	美学、美術史、芸術観、様式、主題、形式、技法
授業の進め方 ／Method of Instruction	1.パワーポイントでスライド（講義内容の要点と美術作品の画像）を見て頂きながら、対面で実施する。休講の場合は、オンデマンドで実施する。 2.授業終了前10分間で、毎回、授業内容の要約を作成し提出して頂く。 3.中間小テストと最終小テストを実施し授業内容に対する理解度を評価する。
履修するにあたって ／Instruction to Students	美術史に関する他の科目を受講済みだったり受講予定であることが望ましいが、基本的には美術鑑賞に興味のある方の受講を勧めます。
授業時間外に必要な学修 ／Expected Work outside of Class	1.指定した参考書の中で、関連する個所を授業中に指示しますので、授業終了後に復習として精読して下さい。 2..授業期間中に開催中の関連展覧会に行って作品を鑑賞する(適宜、美術展情報を提供します）。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	中間小テストと最終小テストに回答する。教員が回答に対してコメントを返します。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	・中間小テスト50%と最終小テスト50%（設問を適切に把握した上で論理的に文章を記述しながら自分自身の見解が述べられているかどうかを評価）で総合的に評価する。 ・授業に2/3以上出席していない場合は、試験を受ける権利（＝成績を評価してもらう権利）を失う。
テキスト ／Required Texts	特になし
参考図書 ／Reference Books	永井隆則『モダン・アート論再考-制作の論理から』思文閣出版　2017年　2,800円（税別）／永井隆則ほか『セザンヌー近代絵画の父、とは何か？』三元社　2019年　4,200円（税別）

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回	新古典主義	新古典主義美術の美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な芸術家（画家、彫刻家、建築家）の芸術的特色を理解する。
2	第2回	ロマン主義	ロマン主義美術の美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な芸術家（画家、彫刻家）の芸術的特色を理解する。
3	第3回	バルビゾン派	バルビゾン派の美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な画家の芸術的特色を理解する。
4	第4回	写実主義	写実主義の美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な画家の芸術的特色を理解する。
5	第5回	アカデ三ズム	アカデ三ズムの美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な芸術家（画家、彫刻家、建築家）の芸術的特色を理解する。
6	第6回	印象派	印象派の美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な画家の芸術的特色を理解する。
7	第7回	中間小テストとアンケート	第1回から6回までの授業内容の理解度をはかるテストに回答する。併せて、これまで本科目を受講してみて感じたこと、継続して欲しい事、改善して欲しいことなどアンケートで回答する。
8	第8回	ポスト印象派	ポスト印象派の美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な画家の芸術的特色を理解する。
9	第9回	ナビ派、ポンタヴェン派、 象徴主義	ナビ派、ポンタヴェン派、象徴主義の美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な画家の芸術的特色を理解する。
10	第10回	素朴派、野獣派、表現主義	素朴派、野獣派、表現主義の美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な画家の芸術的特色を理解する。
11	第11回	形而上絵画、ダダイスム、 シュルレアリスム	形而上絵画、ダダイスム、シュルレアリスムの美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な画家の芸術的特色を理解する。
12	第12回	立体主義、未来派、 ピュリスム	立体主義、未来派、ピュリスムの美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な芸術家（画家、彫刻家、建築家）の芸術的特色を理解する。
13	第13回	デ・スティル、ロシア・アヴァンギャルド、 バウハウス	デ・スティル、ロシア・アヴァンギャルド、バウハウスの美学や思想を理解した上で、主題、形式、技法等に即して代表的な芸術家（画家、彫刻家、建築家）の芸術的特色を理解する。
14	第14回	戦後の美術	第二次世界大戦後から現代まで、どのような美術の潮流が現れたかを理解する。
15	第15回	最終小テストとビデオ鑑賞	第8回から第14回までの授業内容の理解度をはかるテストに回答する。授業に関連するビデオを鑑賞する。