科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
キャリア形成入門Ⅱ 【⑤】/Introduction to Career Development Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B505671005 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金3(後期)/FRI3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
新居田 久美子/NIIDA KUMIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈キャリア科目〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF CAREER DEVELOPMENT〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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新居田 久美子/NIIDA KUMIKO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、「コミュニケーション」を理解しながら、人文学部ディプロマ・ポリシー7.8に示す「主体性・協働性」を身につけることを目指すものです。 デジタル技術とグローバル化の急速な進展があらゆる産業や社会に大きな変革をもたらす現代。直面するであろう社会の変化に流されることなく、様々な課題に柔軟かつたくましく対応していけるよう、「自らの人生を生き抜くための基礎力」を養うことを目的とします。 本講義は、「キャリア形成科目」の基礎力に含まれる、3つのテーマについて学びます。 ①「多様性(ダイバーシティ)」:自己理解を深めると同時に、他者の多様な個性や価値観にも触れ、互いに認め合うことを活かしながら、世の中の問題解決につなぐことができる合理性を学ぶ ②「アサーティブ・コミュニケーション」:多様な集団・組織の中で、コミュニケーションを通して、自分も他人も大切にするかかわり方や、無理をし過ぎない「自己表現法」を学習する ③「人文の知研究発表会」を通じて、人文学部の学びを理解し、学修意欲を高める 人は、固定概念や偏見から物事を判断してしまうことが多々あります。世論、マスコミのイメージ情報、身近な周囲の見解などに引きずられ、本当に正しいのか真偽を確かめずに否定するようなかかわり方は、人間関係だけでなくチームの意思決定にも影響を及ぼします。 本講義を通じて身につけるこの2つの力は、学内外のあらゆるシーンで必要とされ、大学時代を有意義に過ごすためにも必要な力です。また、将来、創造力豊かな社会人となるための基盤となります。 ※教員は、民間企業で実務経験を持つキャリアコンサルタント(国家資格)であり、実践的教育から構成されるキャリア理論を用いた授業科目である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・その場に応じたコミュニケーション手段(読む・書く・話す・聴く)が使える ・知らない他者とでも、相手も自分も尊重した対話ができ、協働で成果にかかわることができる ・さまざまな社会問題について意見交換ができる ・知らない他者とでも、安心と安全のチームづくりに挑戦できる ・人文学部の学問分野への興味を広げ、自律的に学修できる |
授業のキーワード /Keywords |
クリティカルシンキング、ダイバーシティ、アサーション、グループセラピー、アクティブ・ラーニング(主体的・協働的な深い学び)、社会問題、シチズンシップ |
授業の進め方 /Method of Instruction |
学習を社会化したグループワークを通して、体験的理解を中心に進めます (進捗によってシラバスの順序が変わる場合があります) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
受け身、非協力的、不真面目な態度でグループワークに臨むと、グループ内での信頼形成に影響します。自らの考えで積極的に関わり、自分を成長させることにも挑戦してください。 講義の順番は準備の都合によって変更する可能性があります。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事後学習として、講義の対象であった教科書と内容を整理しておくこと。(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・毎回出席カード(振り返りレポート)を提出する(必須)。次の授業時に総評などを行う。 ・課題レポートの提出方法として、学習管理システム(LMS:Learning Management System)である「dotCampus(ドットキャンパス)」などを使用する。 ・教員からの指示をよく聞くこと ・提出期限を確認し、計画的に提出計画をたて、自己管理を行うこと |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・受講態度やディスカッションの取組み度(自主性・協働) 40%、出席カード(思考力)30%、最終課題・発表資料など(表現力)30%の割合で総合的に評価する。 |
テキスト /Required Texts |
新居田久美子(2022)『ライフ・ソリューションをはじめよう 私を育てるキャリアデザイン』編集館 ■資料保管場所(大学のアカウントでoffice365にサインインしてください) https://kobegakuin-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/hk142181_human_kobegakuin_ac_jp/EtetZCi-aLJEse0CX1XfxlEBzwRVAXBCpXjaXScERRe9XQ?e=GqI5sU |
参考図書 /Reference Books |
平木典子(2013)『図解 自分の気持ちをきちんと「伝える」技術―人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ 』PHP研究所 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション(授業概要の説明) | キャリア形成入門の位置づけと狙い。授業の進め方とルール・マナー。 |
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2 | 第2回 | キャリア・ソリューションについて考える | 夏休みの振り返り。未来につなぐ大学生活について考える。 | |
3 | 第3回 | コンピテンシーを高めるアクティブラーニング | 社会で求められるキー・コンピテンシー(主要能力)について学ぶ | |
4 | 第4回 | ダイバーシティを学ぶ | 個性や違いを認め合い、その多様性を集団の成果につなげる楽しさを学ぶ | |
5 | 第5回 | アサーティブ・コミュニケーション① | 相手を尊重しすぎるのではなく、対等に自分の要望や意見を伝えるコミュニケーション法を理解する | |
6 | 第6回 | アサーティブ・コミュニケーション② | 事例検討 | |
7 | 第7回 | 先輩から学ぶ(教職編) | 教員採用試験合格者、もしくは現役教諭から体験談をうかがう | |
8 | 第8回 | コミュニケーション・スキル | ポジティブリスニングとネガティブリスニング | |
9 | 第9回 | 社会問題について考える | 時事問題・トレンド・日本の課題など社会の中で起こっているいる事象や問題について、さまざまな考え方や主張があることを知る | |
10 | 第10回 | 問題解決に挑戦する | 今起きている社会問題やトレンドと、自分の「学び」の関係性を考える | |
11 | 第11回 | 心理的安全性とは | チームの中で、自分の意見や疑問を伝えることに不安や恐怖を抱かない心理状態から生まれるものとは何かを学ぶ | |
12 | 第12回 | グループ研究課題① 人文の知科目群共同研究 |
人文の知科目群A,B,C,D,E,Fにおいてチーム毎に科目を選び、学習内容や特徴・深い学びを復習して内容をまとめる | |
13 | 第13回 | グループ研究課題② 人文の知科目群共同研究 |
学習内容や特徴を発表するため、プレゼンテーションスライド(パワーポイント)を共同で作成する | |
14 | 第14回 | グループ課題研究③ 人文の知科目群共同研究 発表会 |
チーム対抗「人文の知」研究発表会 | |
15 | 第15回 | 最終課題 | 自分の「特徴」「傾向」を再確認し、態度や行動を見直す。 |