科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
基礎演習/Basic Seminar |
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授業コード /Class Code |
B505632007 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(後期)/WED2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
服部 亮祐/HATTORI RYOSUKE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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服部 亮祐/HATTORI RYOSUKE | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
<言語獲得入門>この授業は人文学部DPの2と4および5に関係しています。子供の第一言語獲得(特に英語の獲得)をテーマとして、文献検索や読解、先行研究のまとめ、研究成果の発表、論文作成などの練習をすることがこの授業の目的です。子供は、驚異的なスピードで自然に言語を獲得します。当然のことのように思われますが、考えてみるとこれは非常に不思議なことです。我々おとなが新しい言語、例えば英語、を学ぶときを考えてみると、発音はうまく聞き取れないし、覚えなければならない単語がたくさんあるのに覚えたはずの語を次の日には忘れてしまい、初歩的な文法的間違いは日常茶飯事です。もう嫌だと思っているところに、3歳の子供がいとも簡単に流暢に英語を喋っているのに出くわすと、まだ靴紐も結ぶことができないその子を驚きと羨望の眼差しで見てしまいます。「楽器を演奏する技術などとは異なり、なぜ意識的な努力が必要ないのか」、「(特殊な状況を除き)なぜ身につけられるか否かに個人差が生じないのか」、など子供の言語獲得に関する様々な問題を考察し、議論することを目指します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
文献を正確に読みこなし、他者にわかりやすく説明できる。自分の感じたことや考えたことを的確に他者に伝えることができる。言語獲得研究の基本を理解する。 |
授業のキーワード /Keywords |
言語学、言語獲得 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
グループごとにテキストの章を割り当て、その内容を簡潔にまとめてパワーポイント、ハンドアウト等を使って発表してもらいます。その後、質疑応答や教員による補足をした後、課題を解き、内容について理解を深めます。最終レポートとして、各自言語獲得に関するテーマの文献を探し、その内容をまとめ、考察したものを提出してもらいます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
積極的に授業に参加することが不可欠です。3分の2以上の出席に達しないときは、特別の事情がない限り、単位認定されません。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
予習をしっかり行うこと(90分程度)。発表の担当になっている場合は、担当部分を他の学生にわかりやすく説明できるように準備する。担当になっていない場合でも次回の授業で扱う文献を精読し、内容をできる限り事前に理解する。また、レポート執筆の準備を怠らないこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
発表の資料(パワーポイントまたはハンドアウト)を提出すること。授業内で発表の評価をフィードバックする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
発表40%、最終レポート40%、授業内での議論への参加態度10%、授業内の課題10% |
テキスト /Required Texts |
授業中に指示します。 |
参考図書 /Reference Books |
ウィリアム・オクレディ 著、内田聖二 監訳 (2008)『子どもとことばの出会い 言語獲得入門』研究社 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 自己紹介、授業の進め方、成績の付け方などの説明、グループ・担当決め | |
2 | 第2回 | 研究例の紹介 | 教員自身の、言語獲得に関する研究の例を簡単に紹介する。 | |
3 | 第3回 | テキストのまとめの発表1 | テキスト2章「大規模な語彙獲得」の前半をグループでまとめ、発表。 | |
4 | 第4回 | テキストのまとめの発表2 | テキスト2章「大規模な語彙獲得」の後半をグループでまとめ、発表。 | |
5 | 第5回 | テキストのまとめの発表3 | テキスト3章「この意味は何?」の前半をグループでまとめ、発表。 | |
6 | 第6回 | テキストのまとめの発表4 | テキスト3章「この意味は何?」の後半をグループでまとめ、発表。 | |
7 | 第7回 | テキストのまとめの発表5 | テキスト4章「一列に並んだ語」の前半をグループでまとめ、発表。 | |
8 | 第8回 | テキストのまとめの発表6 | テキスト4章「一列に並んだ語」の後半をグループでまとめ、発表。 | |
9 | 第9回 | ここまでの復習 | ここまでの授業の復習として、オンラインで課題に取り組み提出してもらう。 | |
10 | 第10回 | テキストのまとめの発表7 | テキスト5章「文が意味するもの」の前半をグループでまとめ、発表。 | |
11 | 第11回 | テキストのまとめの発表8 | テキスト5章「文が意味するもの」の後半をグループでまとめ、発表。 | |
12 | 第12回 | テキストのまとめの発表9 | テキスト6章「流暢に話すこと」の前半をグループでまとめ、発表。 | |
13 | 第13回 | テキストのまとめの発表10 | テキスト6章「流暢に話すこと」の後半をグループでまとめ、発表。 | |
14 | 第14回 | テキストのまとめの発表11 | テキスト7章「言語習得の可能性」の前半をグループでまとめ、発表。 | |
15 | 第15回 | テキストのまとめの発表12 | テキスト7章「言語習得の可能性」の後半をグループでまとめ、発表。 |