科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
基礎演習/Basic Seminar |
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授業コード /Class Code |
B505632001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(後期)/WED2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
赤井 敏夫/AKAI TOSHIO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈学部共通科目〉/*** MAJORS *** 〈FUCULTY COMMON SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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赤井 敏夫/AKAI TOSHIO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
・本授業は、人文学科のDPが示すとおり、専門的な「知識・技能」を身につけ、自立的な「思考力・判断力・表現力」と、他者への公正な「主体性・協働性」を養うための演習である。2年次に受講する実践演習、3年次に受講する専攻演習に向けて、大学で必要な学習技術を修得することを目的としている。 ・身辺にある異文化を発見・調査するための基本的な方法を学び、それを分析に活用して、自らの考えを具体的に述べることができるようにする。また、身近な地域にある異文化現象への見学をおこない、フィールド・ワークの基礎を実践する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.日本に展開するインド料理という商行為に焦点を絞り、異文化現象を分析するための基本的な知識を修得する。 2.テキストやフィールドワークから得た知識を活用し、プレゼンテーションやレポートを通じて、自らの考えを的確に表現できるようにする。 3.質疑応答を通じて、他者の意見を正確に理解し、それを尊重しつつ、適切な自らの意見を述べることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
異文化理解、飲食文化、カレー |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・第2〜5回は、異文化解析のための方法を「日本のインド料理屋」という商行為に絞って、講義形式で説明する。 ・第6〜8回は、グループで指定文献の中から選定を行い、分析し、それをプレゼンテーションする。発表者以外は、積極的に質疑応答に参加する。 ・第9・10回は、グループで決定したインド料理屋に訪問し、聞き取り調査を中心にしたフィールドワークを行う。 ・第11〜14回は、グループでフィールドワークの結果の分析をおこない、それをプレゼンテーションする。他グループ所属者は、積極的に質疑応答に参加する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
飲食を経由した異文化に関する関心を各自で高めることが望ましい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習:グループ・ワークによるプレゼンテーションは、授業時間外に準備しておくこと。(90〜120分) 事後学習:講義や担当者によるコメントは綿密にノートテイキングして、各自で浄書する(一回の授業につき目安として60分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
講義ノートの浄書。プレゼンテーション。毎回授業冒頭に質問の時間を確保しフィードバックに当てる。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業時の質疑応答20%、プレゼンテーション50%、講義ノートの浄書30%で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
小林真樹『日本のインド・ネパール料理店』阿佐ヶ谷書院、2022年 小林真樹『日本の中のインド亜大陸食紀行』阿佐ヶ谷書院、2019年 ゲワリ+田中『厨房で見る夢 在日ネパール人コックと家族の悲哀と希望』ぎょうせい、2022年 流水りんこ『印度定食屋繁盛記、働く!!インド人』朝日新聞出版、2009年 |
参考図書 /Reference Books |
リジー・コリンガム『インドカレー伝』河出書房新社、2016年 小菅桂子『カレーライスの誕生』講談社、2002年 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 授業の目的、到達目標、進め方および成績評価の基準について説明する。受講生は自己紹介をしてから、グループに振り分けられる。 | |
2 | 第2回 | 講義1「インドのおけるカレーの実態」 | 「インドのおけるカレーの実態」についての講義 | |
3 | 第3回 | 講義2「インドの飲食文化とカースト制」 | 「インドの飲食文化とカースト制」についての講義 | |
4 | 第4回 | 講義3「洋食と日本カレー」 | 「洋食と日本カレー」についての講義 | |
5 | 第5回 | 講義4「新規カレーの波の到来」 | 「新規カレーの波の到来」についての講義 | |
6 | 第6回 | グループ・ワーク1 | グループごとに指定文献の内容チェックしその中から2冊を選定。内容吟味の分担を決定 | |
7 | 第7回 | グループ・ワーク2 | 選定した指定文献の情報をグループ内で共有。問題点の洗い出しとプレゼンの下準備。 | |
8 | 第8回 | グループ・ワーク3 | グループごとのプレゼン、質疑応答と問題点の洗い出し | |
9 | 第9回 | フィールドワーク1 | 調査対象店の選定、調査項目のリストアップ | |
10 | 第10回 | フィールドワーク2(学外) | グループごとに調査対象店に接触し調査項目に基づいて調査 | |
11 | 第11回 | グループ・ワーク4 | フィールドワークによって得た情報の共有、問題点の洗い出し | |
12 | 第12回 | グループ・ワーク5 | プレゼンの下準備 | |
13 | 第13回 | グループ・ワーク6 | グループごとのプレゼン、質疑応答① | |
14 | 第14回 | グループ・ワーク7 | グループごとのプレゼン、質疑応答② | |
15 | 第15回 | まとめ | 授業全体のまとめをし、2年次の演習について導入的な説明をおこなう。 |