科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
人文の知7 暮らしと仕事を記録する/Knowledge of Humanities 7 |
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授業コード /Class Code |
B505553001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水5(後期)/WED5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
水田 憲志/MIZUTA KENJI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人文の知科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF KNOWLEDGE OF HUMANITIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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水田 憲志/MIZUTA KENJI | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面)を中心に進める。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業では、1.近代(20世紀前半)の移動と労働,2.都市化と暮らしの変容,3.「都市化の限界」とこれからの暮らし,の3つのテーマについて講義する。講義を通して現代の空間・社会が形作られた過程を学び,さまざまな環境問題に直面するこれからの時代を見据えた,新しい暮らしのあり方を考えることを目的とする。 本講義はディプロマポリシー「1.共通教育等を通じて、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養している」「3.幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる」に関連している。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
現代の都市や生活様式の成り立ち,都市問題・環境問題についての理解を深めるとともに,問題解決に向けた思考を獲得し,言語化できることを目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
近代化,移動,労働,都市化,工業化,暮らし,環境 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
学期末の授業中テストに向けて各回の講義内容を復習し,ノートを作成しておくこと(各回1時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
各回の授業時に講義内容に関する小課題を出題する。 学期末に授業中テストを出題する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
平常点(授業時の小課題)50%、授業中テスト50%の割合で総合的に評価する。 |
テキスト /Required Texts |
テキストは指定しない。講義資料を配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
授業時に適宜指示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 授業の基本的な方針や課題等について確認する。 | |
2 | 第2回 | 近代の移動と労働(1) | 1920~1930年代の大阪に移住した「沖縄人」の事例をもとに,「労働者」になることや「日本人」になることの問題を考える。 | |
3 | 第3回 | 近代の移動と労働(2) | 第2回と関連して,1920~1930年代の台湾台北市における「沖縄人女中」の事例を取り上げる。 | |
4 | 第4回 | 近代の移動と労働(3) | 1930年代の石垣島における台湾人農業移民の事例から,「伝統」と「近代」について考える。 | |
5 | 第5回 | 近代の移動と労働(4) | 第2次大戦後の琉球列島におけるパインアップル産業の事例から,「植民地なき植民地主義」の問題を考える。 | |
6 | 第6回 | 近代の移動と労働(5) | かつての「西表炭坑」における炭坑労働の実態と現在の「産業遺産」について講義する。授業時には1970年代に撮影された元炭鉱労働者の映像を視聴する。 | |
7 | 第7回 | 都市化と暮らしの変容(1) | 近代都市の空間構造モデルをもとに,都市への人口集中と都市の拡大の過程について取り上げる。 | |
8 | 第8回 | 都市化と暮らしの変容(2) | 1920年代の工業化・郊外化から戦時体制下の都市について取り上げる。 | |
9 | 第9回 | 都市化と暮らしの変容(3) | 1950年代~1070年代の高度経済成長と都市圏の拡大(ニュータウン開発)について取り上げる。 | |
10 | 第10回 | 都市化と暮らしの変容(4) | 脱工業化,産業空洞化とインナーシティの衰退,さらには都心回帰とジェントリフィケーションなど,現代都市の諸問題を取り上げる。 | |
11 | 第11回 | これからの暮らし(1) | 世界的・長期的な都市化と人口増加を展望し,都市化の限界について考える。 | |
12 | 第12回 | これからの暮らし(2) | 環境問題,食料問題,資源・エネルギー問題など,現在直面する問題を展望する。 | |
13 | 第13回 | これからの暮らし(3) | 第12回の内容をふまえ,さまざまな実践例を通してこれからの暮らしのあり方を考える。 | |
14 | 第14回 | これからの暮らし(4) | 第12回の内容をふまえ,持続可能な農(業)のあり方を考える。 | |
15 | 第15回 | まとめ | 授業中テスト |