科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
古典国文法/基礎国語Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B505222001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水5(後期)/WED5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
渡邉 樹/WATANABE ITSUKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈言語・文学科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF LANGUAGE AND LITERATURE〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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渡邉 樹/WATANABE ITSUKI | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義形式 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、人文学部のディプロマポリシーのうち「複数の分野の基礎知識を教養として身につけている」、「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる」、「人文学の知見にもとづき、知的好奇心をもって、自立的に深く学修できる」ことを目指して実施される。 この科目は言語・文学科目群の科目に属する専門教育科目であり、教職課程の教科に関する科目〔高一種免(国語)〕として位置づけられている。 昔のことばを理解し、そのことばで書かれた文章を読むことは、私たちが普段使用する日本語への理解を深めることにつながる。しかし、そのためには古典文法についての正しい理解が必要である。この科目では古典文法の基礎を確認し、実際の文章を読むために必要な知識と技能を身につけることを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1、古文特有の決まりや品詞の分解について説明することができる。(知識) 2、用言の活用、助詞の意味・用法、特に助動詞の活用と意味・用法について理解し、説明することができる。(知識) 3、実際の文章に対し、正しい文法理解に基づいた解釈ができる。(知識・技能) |
授業のキーワード /Keywords |
古文、文法、活用、用法、助動詞 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式で進める。 なお、受講生の状況に応じて、進度や内容に一部変更を加える場合がある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
教員を目指す学生や古文への理解を深めたい学生を対象とする。文法の基本から講義中に確認するが、講義の後には充分な復習に取り組み、しっかり定着させること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業時間外に必要な学修の目安となる時間は、一回あたり3時間程度である。事後学習として、講義で扱った内容を、レジュメ・辞書・参考書などを活用して振り返ること。なおその際には、レジュメで紹介した用例とあわせて理解するように心がけること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、その日の学習内容を振り返る小テストを行い、学期末にはWeb上で試験を実施する。 各回の小テストについては、テスト終了後に問題の解説を行い、次回授業時に回答用紙を返却する。学期末の試験については、受験期間終了後にWeb上に正答を公開する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の確認テスト60%、期末テスト40%で総合的に判断する。 ・各回行う振り返りの確認テストを評価の対象とする(到達目標1、2、3) ・期末テストでは、それまでの講義で学習した知識を問い(到達目標1、2)、それを実際の読解に生かすことができているかを判断する(到達目標3) |
テキスト /Required Texts |
基本的に「教職を目指す人のための 古典文法の基礎」を基に講義を進める(講義時に配布予定)。 また補助教材としてレジュメを配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
古語辞書。また高校や予備校で購入した古典文法書や参考書、単語帳などがあれば参照すること。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス・古典文法の基礎 | はじめに、ガイダンスとして講義の目的や流れ、成績評価等について説明する。その後、歴史的仮名遣いや品詞の分類、自立語・付属語の違い、活用の概念など、古典文法を学ぶ上での基本を確認する。 | |
2 | 第2回 | 用言(一) | 用言とはなにかを確認し、動詞の活用を実際の文章を基に確認する。 | |
3 | 第3回 | 用言(二) | 形容詞・形容動詞の活用、および表現上・文法的特性を実際の文章を基に確認する。 | |
4 | 第4回 | 助動詞(一) | ヴォイスの助動詞「る・らる/す・さす・しむ」について、文法的特性や意味範囲を確認し、その歴史的発展を実際の文章を基に検討する。 | |
5 | 第5回 | 助動詞(二) | 否定の助動詞「ず」/時制を表す助動詞の「き・けり」について、文法的特性や意味範囲を確認し、その歴史的発展を実際の文章を基に検討する。 | |
6 | 第6回 | 助動詞(三) | 時制を表す助動詞「つ・ぬ・たり・り」について、文法的特性や意味範囲を確認し、その歴史的発展を実際の文章を基に検討する。 | |
7 | 第7回 | 助動詞(四) | 推量を表す助動詞の「む・じ・べし・まじ・けむ・らむ」について、文法的特性や意味範囲を確認し、その歴史的発展を実際の文章を基に検討する。 | |
8 | 第8回 | 助動詞(五) | 推定を表す助動詞の「らし・めり・なり」/反実仮想・希望を表す「まし・まほし・たし」/その他の助動詞について、文法的特性や意味範囲を確認し、その歴史的発展を実際の文章を基に検討する。 | |
9 | 第9回 | 用言・助動詞のまとめ | 用言の活用、ならびに助動詞の種類と活用・意味・用法について振り返りつつまとめる。 | |
10 | 第10回 | 助詞 | 助詞とはなにかを確認し、種類や働きについて概説する。 | |
11 | 第11回 | まぎらわしい語の識別(一) | 古文を読んでいると、一見同じ語に見えながら、実際には文法的に異なる語構成・意味のものに出くわすことがある。そのような注意すべき語をどのように見分けたらよいか、実際の文章を基に検討する。 | |
12 | 第12回 | まぎらわしい語の識別(二) | 古文を読んでいると、一見同じ語に見えながら、実際には文法的に異なる語構成・意味のものに出くわすことがある。そのような注意すべき語をどのように見分けたらよいか、実際の文章を基に検討する。 | |
13 | 第13回 | 品詞分解(一) | 『枕草子』の一節を用い、文章を単語に区切り、それぞれの単語の意味・活用を確認する。 | |
14 | 第14回 | 品詞分解(二) | 『徒然草』の一節を用い、文章を単語に区切り、それぞれの単語の意味・活用を確認する。 | |
15 | 第15回 | 品詞分解(三)・まとめ | 『建礼門院右京大夫集』の一節を用い、文章を単語に区切り、それぞれの単語の意味・活用を確認する。あわせてこれまでの授業の振り返りを行う。 |