科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
音楽芸術研究Ⅳ/音響芸術研究Ⅱ/Studies in Music Ⅳ |
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授業コード /Class Code |
B504333001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(後期)/WED1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
宇野 文夫/UNO FUMIO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人間探究科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF PERSONAL DEVELOPMENT AND CULTURE〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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宇野 文夫/UNO FUMIO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義、実習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
音楽を様々な視点や角度から捉え、その魅力を考察する。特に極力客観的で論理的な分析を通じて、芸術音楽の奥深い魅力とその真髄に迫る。 人文学部人文学科のDPに則り、専門的で総合的且つ体系的な知識を身につけ、対象を分析、考察し、自らの考えを表現できる能力を養う。 担当教員は、中学校教諭(音楽)、音楽専門誌への音楽評論、及び作編曲といった実務経験のある教員である。これらの経験を柔軟に活かし、音楽に対し知識や経験の少ない一般学生に対しては極めて解り易く講じ、既に専門的な知識や経験を有する学生には更に高度な教育が可能である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
音楽作品の直接の分析のみならず、作曲家や時代背景に至るまで音楽を総合的に考察し理解する能力を身につける。 |
授業のキーワード /Keywords |
音楽分析、音楽研究、モティーフ、フレーズ、和声、対位法、形式構成。 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を軸に、実習や学生の発表を取り入れて進める。 取り上げた作品を上演する演奏会を聴く。 授業計画に記すものは、講義内容の例とであり、必ずしもこれら全てを、また個別に講義するわけではない。履修者の実態や要望をも勘案して、様々な音楽を臨機応変に取り上げる。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
五線紙が必携である。 音楽を聴きながらある程度楽譜を追っていける能力が必要である(精密に読める必要は無い)。 今までに、共通教育芸術音楽科目(全4科目)、人文学部専門科目「芸術文化実践Ⅰ」「実践演習(宇野担当分)」「音楽芸術研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の内、4科目以上履修していることが望ましい。 音楽の実態や実相を具体的に解明していく内容を持っているため、かなり高度な内容である。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
前回の内容の復習を1週間に1時間。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
和声の課題実施。それぞれで選んだ音楽の分析研究レポート。適宜講評を行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業への積極的参加度50%。提出課題50%。5回以上の欠席には単位を与えない(理由に如何を問わない。最低でも11回の出席が必要)。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
『楽典―理論と実習』石桁眞礼生他著・音楽之友社。『和声―理論と実習』島岡譲他著・音楽之友社。 『西洋音楽史3古典派の音楽』ブルーメ著・白水社。『楽式論』石桁眞礼生著・音楽之友社。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 和声と対位法の融合 | J.S.バッハ ― 和声、構成、対位法。「平均律ピアノ曲集」 |
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2 | 第2回 | 多彩な小宇宙 | 歌曲 ― モーツァルト「すみれ」 | |
3 | 第3回 | クラシック音楽の金字塔 | ベートーヴェン ― 作曲の創意工夫の極限。「交響曲」 | |
4 | 第4回 | クラシック音楽の奥の院 | ベートーヴェン ― 作曲の創意工夫の極限。「弦楽四重奏曲」 | |
5 | 第5回 | 音楽の形式構造 | ソナタ ― 原理と意味。ハイドンからブーレーズまで | |
6 | 第6回 | 楽器の特性と作曲 | ショパン ― ピアノ書法。「プレリュード」 | |
7 | 第7回 | 調性音楽の可能性 | ショパン ― 「エチュード」 | |
8 | 第8回 | ロマン派音楽の和声 | ヴァーグナー ― 和声の実相。「タンホイザー」 | |
9 | 第9回 | 特異な転調と無調音楽への道 | ヴァーグナー ― 調性からの逸脱。「トリスタン」「パルジファル」 | |
10 | 第10回 | 視覚の描写としての音楽 | ドビュッシー ― 調性と旋法、和声と音響 | |
11 | 第11回 | ロマン派から前衛の響へ | 新ヴィーン楽派 ― 調性と無調性、12音技法 | |
12 | 第12回 | 現代音楽の実相 | 現代音楽 ― その実態。どう聴きどう演奏するのか | |
13 | 第13回 | 受講者の音楽分析1 | 受講者による研究発表と討議。 | |
14 | 第14回 | 受講者の音楽分析2 | 受講者による研究発表と討議。 | |
15 | 第15回 | 受講者の音楽分析3 | 受講者による研究発表と討議。 |