科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
人文の知E/人文の知8 異文化にふれる 【①】/Knowledge of Humanities E |
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授業コード /Class Code |
B503684001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期)/TUE1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
鹿島 基彦/KASHIMA MOTOHIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人文の知科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF KNOWLEDGE OF HUMANITIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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宇野 文夫/UNO FUMIO | 人文学科/Humanities |
鹿島 基彦/KASHIMA MOTOHIKO | 人文学科/Humanities |
白方 佳果/SHIRAKATA YOSHIKA | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義 担当者 第1回~第5回 宇野文夫 961教室 第6回~第10回 鹿島基彦 114A教室 第11回~第15回 白方佳果 114A教室 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業では以下の3点を目的とします。 1)統一テーマ「異文化に触れる」について、芸術音楽・環境学・文学の各視点から掘り下げます(人文学部・人文学科DPの知識・技能)。 2)それによって、異文化に触れることの影響や意味について、深く思考する基盤を形成します(人文学部・人文学科DPの思考力・判断力・表現力)。 3)異文化をめぐる諸問題について理解を深め、視野を広げることを通して、異文化との接触経験が少ない日本においても、健全かつ自立した行動がとれる能力の基盤を形成します(人文学部・人文学科DPの主体性・協働性)。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
音楽芸術を通じて、様々な文化の固有の特徴を感受し理解することができる。 異文化やその抗争を理解する下地を身につけることができる。 日本との共通性や相違性を学び、世界を視野に入れた思考ができる。 日本が異文化を受け入れてきた歴史について理解できる。 自然環境に適応して文化が形成された視点から異文化を理解できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
伝統音楽、民族音楽、現代音楽、電子音楽、気候、海洋、マレーシア、民族抗争、文学、翻訳文学、明治時代、文明開化 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
芸術音楽、環境学、文学の各分野の教員によるリレー講義です。毎回ミニレポートを作成します。初回に授業全体のアウトラインを説明します。第10、11回授業では、期末レポートについて説明します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
芸術、環境、文学に関心のある人はぜひ履修してください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業後、授業内容を整理し、もっと知りたいところについて調べる(目安1時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回のミニレポート、期末レポートの提出。適宜レスポンスを行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
全15回分のミニレポート点75点(5回以上未提出は不合格になります) 期末レポート25点(未提出者は不合格になります) 教員により教室が異なります。「授業の方法」欄を参照してください。 |
テキスト /Required Texts |
テキストの指定はありません |
参考図書 /Reference Books |
テキストの指定はありません |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 授業のガイダンス。及び芸術を通してみる異文化とは。 | 授業と3人の講師の紹介と講義の進め方などを説明します。先ず、文化とは何か、我々の文化とは何かを考えます。そのことによって我々にとっての「異」文化とは何か、を探っていきます。 | |
2 | 第2回 | 日本の伝統と現代。伝統は異文化か。 | 日本の伝統音楽は、我々にとって異文化ではありません。しかし、それらを近しいものとして接している人は少数でしょう。なぜそのような事態となっているのでしょうか。逆に、今日の我々に一般的な音楽文化は、ポピュラー音楽ですが、これは欧米産のものです。これは異文化でしょうか?一体「異」文化ではない「我々の」文化とは何でしょうか。こういった問題を考察していきます。 | |
3 | 第3回 | 世界各地の民族音楽文化 | 世界中に様々な個別の文化があることは、誰でも知るところですが、そこで営まれている音楽文化も同様に多種多様なものがあります。それら多様な音楽を聴き、人間の計り知れない想像力の豊かさに触れていきます。 | |
4 | 第4回 | クラシック音楽考 | クラシック音楽について改めて考えてみます。私たちにとってクラシック音楽は、明らかに異文化です。しかしなぜこれほどまでに、現代日本社会に普及しているのでしょうか。また馴染みあるクラシック音楽といっても、本当にそれを理解しているでしょうか。クラシック音楽の深奥に迫りながら、クラシック音楽文化について考察します。 | |
5 | 第5回 | 現代音楽の表現 | 現代の芸術は、先ずは作家の自己表現の世界となり、様々な様式の多種多様な表現が繰り広げられています。こういった文化は、人々の日常とはかけ離れたものと捉えられるでしょう。まさに異文化そのもののように聴かれるかもしれません。しかし実は、現代の人々の状況や思想を代弁しているものでもあります。現代芸術、特に音楽を通じて、異文化の問題を考えます。 | |
6 | 第6回 | 自然環境と〈異文化〉① | 東南アジアの自然環境(陸)。気候環境、森林などについて学びます。自然環境に適応するように文化が形成された側面を考察します。 | |
7 | 第7回 | 自然環境と〈異文化〉② | 東南アジアの自然環境(海)。海洋環境、サンゴ礁などについて学びます。自然環境に適応するように文化が形成された側面を考察します。 | |
8 | 第8回 | 自然環境と〈異文化〉③ | マレーシアのマレー、中国、インド文化①3文化が共存する国を例にマレー系文化を紹介します。 | |
9 | 第9回 | 自然環境と〈異文化〉④ | マレーシアのマレー、中国、インド文化②3文化が共存する国を例に中国系文化を紹介します。 | |
10 | 第10回 | 自然環境と〈異文化〉⑤ | マレーシアのマレー、中国、インド文化③3文化が共存する国を例にインド系文化を紹介します。また、これらの民族対立について考察します。 | |
11 | 第11回 | 文学と〈異文化〉① | 幕末から明治にかけて、西欧との接触が日本の社会に大きな変化をもたらしました。「文明開化」の時代に戸惑いながらも西欧の「異文化」を受け入れた日本人たちの戸惑いや期待、憧れを、文学や絵画などを通して考えます。 | |
12 | 第12回 | 文学と〈異文化〉② | 「翻訳」「翻訳文学」を手がかりに、明治時代の日本人がどのような文学を通して「異文化」に触れ、またそれをどのように受け止めたのかについて解説します。 | |
13 | 第13回 | 文学と〈異文化〉③ | 前回に引き続き、「翻訳」「翻訳文学」を手がかりに、明治時代の日本人がどのような文学を通して「異文化」に触れ、またそれをどのように受け止めたのかについて解説します。 | |
14 | 第14回 | 文学と〈異文化〉④ | 「留学生」が登場する明治時代の文学作品を鑑賞し、当時の日本人が異国でどのように「異文化」に触れ、またそれをどのように受け止めたのかについて解説します。 | |
15 | 第15回 | 文学と〈異文化〉⑤ | 「異文化」は海外にのみ存在するわけではありません。日本の中にも、さまざまな「異文化」が存在するといえるでしょう。授業では関東生まれの小説家が関西という「異文化」に触れたとき、それをどのように受け止め、作品に反映したかについて解説します。 |