科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
人類学概論Ⅰ/文化人類学Ⅰ(資格)/Basic Studies in Anthropology Ⅰ |
---|---|
授業コード /Class Code |
B501102002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(前期)/THU2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
三田 牧/MITA MAKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人と社会と自然科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF ENVIRONMENT, HUMAN, COMMUNITY AND HISTORY〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
三田 牧/MITA MAKI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
文化人類学は、世界の様々な人々の文化(生き様)に触れ、自分たちの生き様もその一つにすぎないことに気づく学問です。今まで関係ないと思っていたことが、実は自分に深く関係している。そして世界の様々な他者と自分は同時代を生きている。そのような視点で世界を見ることができるようになることが、人類学の課題(目的)であり、この授業では、ジェンダーや、人と人のつながり、他者へのまなざしをテーマにこの課題に取り組みます。 この授業は、人文学部のディプロマ・ポリシーに示す、「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重し、積極的に交流・協働できる。」をめざします。またこの授業は基礎専門教育科目に属し、人類学系のすべての授業の基盤となります。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①異なる人々の文化や思考について学び、自文化や自分の考え方が世界の多様な在り方の一つにすぎないことを理解できる。 ②民族や宗教をめぐる対立について、世間に流布するイメージにとらわれない理解をすることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
自文化と異文化、ジェンダー、交換、他者へのまなざし、同時代性 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義の中で、思考する時間を設けます。授業で投げかけられた問題を自分なりに考え、文章にします。考えることに重きを置きます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
この授業では、とにかく思考し、書く(あるいは議論する)ことを求めます。授業への主体的な参加を要求します。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業で扱ったトピックについて文献や新聞、ネットなどで情報を収集すること(1日30分、1週あたり3時間程度)。そのうちの一つについて期末課題として小論文を書くこと(5時間程度)。授業で紹介した本やDVDを可能な範囲で読む(観る)こと(10時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
学期末に小論文の提出を求めます。また、ほぼ毎回、小レポートの提出を求めます。期末レポートに関しては、評価基準を提示します。小レポートについては、基本的に総評します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
評価方法:授業中に課す小レポート(60点)、期末課題(40点) 評価基準: 課題の理解20%、思考の深さ40%、独自性20%、記述の充実度20% |
テキスト /Required Texts |
指定しない |
参考図書 /Reference Books |
なし |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | イントロダクション 自己と他者(1) |
イントロダクション。自文化中心主義について考えます。 | |
2 | 第2回 | 自己と他者(2) | 捕鯨論争をもとに、文化相対主義について考える | |
3 | 第3回 | 自己と他者(3) | 捕鯨論争をもとに文化相対主義について考える | |
4 | 第4回 | ジェンダーから見る社会(1) | 社会・文化的な性のありよう(ジェンダー)がどのようなかたちで身についているか、自文化について考える | |
5 | 第5回 | ジェンダーから見る社会(2) | 社会・文化的な性のありよう(ジェンダー)がどのようなかたちで身についているか、異文化について考える | |
6 | 第6回 | ジェンダーから見る社会(3) | 社会・文化的な性のありよう(ジェンダー)がどのようなかたちで身についているか、異文化について考える | |
7 | 第7回 | ジェンダーから見る社会(4) | 社会・文化的な性のありよう(ジェンダー)がどのようなかたちで身についているか、異文化について考える | |
8 | 第8回 | 文化と人権と暴力と(1) | パキスタンの少女マララさん襲撃事件をもとに、暴力とそれを批判する人権概念を文化的視点から考察する。 | |
9 | 第9回 | 文化と人権と暴力と(2) | パキスタンの少女マララさん襲撃事件をもとに、暴力とそれを批判する人権概念を文化的視点から考察する。 | |
10 | 第10回 | 文化と人権と暴力と(3) | パキスタンの少女マララさん襲撃事件をもとに、暴力とそれを批判する人権概念を文化的視点から考察する。 | |
11 | 第11回 | 文化と人権と暴力と(4) | テロの構造を考える。 | |
12 | 第12回 | 贈与交換の秘密とグローバル経済の歪(1) | なぜ飢える人々と食べ物を捨てる人々が存在するのか。贈与交換論の延長線上に世界経済をとらえる。 | |
13 | 第13回 | 贈与交換の秘密とグローバル経済の歪(2) | なぜ飢える人々と食べ物を捨てる人々が存在するのか。贈与交換論の延長線上に世界経済をとらえる。 | |
14 | 第14回 | 贈与交換の秘密とグローバル経済の歪(3) | なぜ飢える人々と食べ物を捨てる人々が存在するのか。贈与交換論の延長線上に世界経済をとらえる。 | |
15 | 第15回 | 同時代性 | 様々な文化を担う人たちが同時代に同じ地球に生きていることについて考える |