科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
フィールドワーク論Ⅰ/環境フィールドワーク論Ⅰ/人間環境学方法論/Studies in Fieldwork Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B500945001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
人文学部/Humanities and Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(前期)/TUE3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
福島 あずさ/FUKUSHIMA AZUSA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈人と社会と自然科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF ENVIRONMENT, HUMAN, COMMUNITY AND HISTORY〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福島 あずさ/FUKUSHIMA AZUSA | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・実験実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、人文学部ディプロマポリシーにある、専門分野(自然科学・環境科学等)の知識および技能を習得し、習得した知識を活用して、論理的な分析と考察を行い、文章で的確に表現できるようになることを目的とします。 自然科学では、より客観的で再現性の高いデータ(情報)を取得し、そのデータを分析して研究を進めます。データの取得から分析、結果のまとめ方までのプロセスは、自分だけがわかっていれはよいのではなく、論文やレポートを通じて他人の目からも明瞭であることが求められ、それが「伝わる」ための形はある程度定型化されています。 本講義では、テーマ別に分かれて観測を準備・実施し、得られたデータを分析して結果を考察するまでの一連のプロセスを学ぶと同時に、調査結果をレポートにまとめ、人に伝わるような形で記録に残す方法を学びます。 調査はグループごとに下記のテーマに分かれて行う予定です(人数や測器の都合により変更となることがあります)。 a. 講義室内の温湿度観測 b. 熱中症指標測定 c. 付着物(汚れ)の拭き取り調査(ルミテスター) |
到 達 目 標 /Class Objectives |
身近な環境を観察・測定し、記録する方法を身につける。 具体的には、次の3点について、実践しながら学びます。 ・測器の扱い ・観測データの整理と分析 ・レポート(論文)の書き方(IMRAD形式) |
授業のキーワード /Keywords |
観測、分析、レポート作成方法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
データの整理、分析、レポート作成にはMicrosoft WordとExcel(office365)を使います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本講義で学ぶレポート(論文)の書き方は、IMRaD形式(Introduction(序論)、Method(資料・方法)、Results and Discussion(結果と考察))といい、自然科学系の論文やレポート等で広く用いられる形式の一つです。一つの「定型」を通じ、論理的に情報を伝える方法を学ぶことが目的で、全てのレポートにこの形式を推奨するものではありません。 将来、福島ゼミでの卒業研究を検討している学生については(本講義とは関係のないテーマを考えている場合でも)、卒論の基本的な書き方を学びますので、実践演習と併せての履修を勧めます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
観測準備やグループで必要な議論のとりまとめ、データの整理など、授業時間内の作業に加え、各回につき1-2時間程度の復習や授業準備が必要になります。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
moodleのアンケート欄を通じて課題・コメント等を提出してもらいます。 結果のデータを分析したレポート課題を各自で作成し、提出します。 評価ポイント等については授業内で提示しコメントします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
①レポート課題の提出(60点満点) ②各回で適切に進捗していたか(40点満点) 毎回課題が進むので、大幅な遅れが出ないよう、適切な予復習をしながら受講することが重要です。 欠席が多く、かつ作業に大幅な遅れが見られる場合は、受講意欲の観点から減点となることがあります。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
見延 庄士郎 『新版 理系のためのレポート・論文完全ナビ』 講談社 2016年 【人文学部推薦図書】 中谷宇吉郎『雪』岩波書店(岩波文庫所収1994) John D. Cox著、堤 之智訳(2013)『嵐の正体にせまった科学者たち 気象予報が現代のかたちになるまで』丸善出版 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 授業の概要説明を行います。 | |
2 | 第2回 | 室内環境の考え方 | 建物内環境がどのように評価されるのか学びます。 | |
3 | 第3回 | 測器の扱い1 | おもに気象観測測器の仕組みを学びます。 | |
4 | 第4回 | 測器の扱い2 | 気象観測(気温・湿度・風速等)のデモンストレーションと測定方法を学びます。 | |
5 | 第5回 | 調査の目的設定 | 昨年度の調査グループが設定した調査目的と観測計画が合致しているか考えます。 | |
6 | 第6回 | 調査計画 | 目的に合わせ、どのような調査を行うのか(使用する道具、測定の時間間隔や継続時間、記録方法、具体的な手順など)を決めます。昨年度の手順を確認し、妥当かどうか検討します。 | |
7 | 第7回 | 観測準備 | 必要な道具を揃え、手順を確認します。必要に応じて、予備観測を実施します。 また、本観測の時の、教室内の空調や開口部の開閉、掃除の有無などを確認しておきます。 どのようなポイントに気をつけるべきか、シミュレーションします。 |
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8 | 第8回 | 本観測 | 観測を実施します。当日の手順などはレポートのため、記録を録っておきます。 | |
9 | 第9回 | 記録の整理 | レポートの作成に入ります。 まずは、本観測時の手順について記したメモから、「研究方法」の章を仕上げます。 |
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10 | 第10回 | 記録の整理2 | 観測したデータを記録用紙からExcelファイルに入力し、簡単な表やグラフにまとめます。 | |
11 | 第11回 | 分析 | 観測結果を文章にし、グラフ等を挿入して「結果と考察」の章を書き始めます。まずは調査目的に合致する結果が出たかどうか、検証します。 | |
12 | 第12回 | 分析2 | 引き続き「結果と考察」の章を書いていきます。 本来の目的とは異なる結果が出たり、意外な発見があったりした場合も、書き加えていきます。 結果をじっくりと観察し、違和感を見つけること、また関係する現象について、文献等で調査することがコツです。 |
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13 | 第13回 | 序論(研究の背景)をまとめる | 調査計画を立てた際に、グループで議論してまとめた「調査目的」について、関連する文献等を調べ、なぜその調査が必要なのか、という視点で「序論」を執筆します。 | |
14 | 第14回 | レポートの仕上げと提出 | 「序論(研究の背景と研究目的)」、「研究方法」、「結果と分析」の各章を仕上げ、表紙(タイトル)と参考文献リストを整えてレポートを仕上げます。 | |
15 | 第15回 | 調査結果とレポート評価ポイントの解説 | 調査結果のまとめをして、レポートの評価ポイントについて解説します。 |