科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
有機合成化学[19~]/Synthetic Organic Chemistry |
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授業コード /Class Code |
B411991001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
0.5 |
主担当教員 /Main Instructor |
稲垣 冬彦/INAGAKI FUYUHIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択科目》/*** MAJORS *** 《ELECTIVE》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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稲垣 冬彦/INAGAKI FUYUHIKO | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
村上 遼/MURAKAMI RYO | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
オンデマンド形式で動画を使用した講義を実施する。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、アドバンスト科目であり5年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、3,4を目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 金属は、医薬品として用いられていることに加え、その製造にも重要な役割を果たす。そのため、有機金属化学の基礎理論と反応様式について基本的な事項を解説する。続いて、配位子置換反応、酸化的付加反応、還元的脱離反応、挿入反応、金属交換反応などの有機金属化合物の基本的な反応素過程について概説し、遷移金属触媒反応の実例を取り上げて説明する。有機金属化合物を用いる有機合成について基盤的な知識を得ることができる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
以下の各SBOsを到達目標とする。 A-(5)-①-2 講義、国内外の教科書・論文、検索情報等の内容について、重要事項や問題点を抽出できる。 C1-(1)-①-1 化学結合の様式について説明できる。 C1-(1)-①-2 分子軌道の基本概念および軌道の混成について説明できる。 C1-(3)-①-5 代表的な複合反応(可逆反応、平行反応、連続反応など)の特徴について説明できる。 C1-(3)-①-7 代表的な触媒反応(酸・塩基触媒反応、酵素反応)について説明できる。 C2-(2)-②-1 錯体・キレート生成平衡について説明できる。 C3-(1)-①-5 ルイス酸・塩基、ブレンステッド酸・塩基を定義することができる。 C3-(1)-①-6 基本的な有機反応(置換、付加、脱離)の特徴を理解し、分類できる。 C3-(5)-①-1 代表的な典型金属と遷移金属を列挙できる。 C3-(5)-①-4 代表的な錯体の名前、構造、基本的な性質を説明できる。 C3-(5)-①-5 医薬品として用いられる代表的な無機化合物、および錯体を列挙できる。 C4-(1)-②-4 生体内に存在する代表的な金属イオンおよび錯体の機能を化学的に説明できる。 AD-C3-⑩-2 錯体の安定性に与える配位子の構造的要素(キレート効果)について説明できる。 AD-C3-12-3 代表的な炭素―炭素結合生成反応(アルドール反応、マロン酸エステル合成、アセト酢酸エステル合成、Michael 付加、Mannich反応、Grignard反応、Wittig反応)について説明できる。 AD-C3-13-6 グリーンケミストリーについて説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
有機金属化合物、有機合成化学 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って4回の講義を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
オフィスアワー:金曜日(13:00~14:00) |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事後学習として、参考書や文献を2時間程度学習すること |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポートおよび小テストを課す。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
レポート(50%), 小テスト(50%) |
テキスト /Required Texts |
オリジナルテキスト |
参考図書 /Reference Books |
1) John F. Hartwig著「ハートウィグ 有機遷移金属化学 (上・下)」東京化学同人 2) 山本明夫著「有機金属化学 基礎から触媒反応まで」東京化学同人 3) L. S. Hegedusほか著「ヘゲダス 遷移金属による有機合成(第3版)」東京化学同人 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 担当:稲垣 | 有機金属化合物の定義と結合様式1 | 有機金属化合物の定義と配位子の結合様式について理解する。 C1-(1)-①-1,2, C1-(3)-①-5,7, C3-(5)-①-1,4, AD-C3-⑩-2 |
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2 | 第2回 担当:稲垣 | 有機金属化合物の定義と結合様式2 | 1) 金属と配位子との結合に関する理論を理解し、d軌道を含む混成軌道について概説できる。 2) 金属錯体の電子数・形式酸化数・d電子数について概説できる。 C1-(1)-①-1,2, C1-(3)-①-7, C3-(1)-①-5 |
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3 | 第3回 担当:村上 | 有機金属化合物の反応 | 有機金属化合物の基本的な反応素過程について理解する。 C1-(1)-①-1, C3-(1)-①-6, C3-(5)-①-4 |
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4 | 第4回 担当:村上 | 金属触媒反応 | 触媒反応の原理と実例について理解する。 C1-(3)-①-5,7, C2-(2)-②-1, AD-C3-12-3, AD-C3-13-6 |