科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
病態学Ⅰ[19~]/Clinical Symptoms and Laboratory Data |
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授業コード /Class Code |
B411541003 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月2(後期)/MON2(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.5 |
主担当教員 /Main Instructor |
白川 晶一/SHIRAKAWA SHOICHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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白川 晶一/SHIRAKAWA SHOICHI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
授業は、「講義」形式での対面授業を行います。 万が一、対面授業が実施できない場合は、オンライン授業(Zoom)を行います。 その場合の、ミーティングIDやパスコードは、オンライン授業が決まり次第、お知らせします。 問い合わせはshirasho@pharm.kobegakuin.ac.jpへ。 なお、オンライン授業の場合は、特別警報や暴風警報発令の場合も授業を実施します。ただし、居住地域に避難指示や避難勧告が発令されている場合には、ご自身の安全を最優先にし、自治体の指示に従って下さい |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、専門教育科目であり3年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、4,5を目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 患者の訴えや検査値などから、どのような病気を推測するのか、わかりやすく解説する。学生はこの授業を受けることで、患者の病態を知る糸口をつかみ、その異常を示す疾患を挙げることができる。なお、この授業の担当者は、内科医として30年の臨床経験がある医師である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
以下の各SBOsを到達目標とする。 E1-(2)-①-1;以下の症候・病態について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患を挙げ、患者情報をもとに疾患を推測できる。ショック,高血圧,低血圧,発熱,けいれん,意識障害,失神,チアノーゼ,脱水,全身倦怠感,肥満,やせ,黄疸,発疹,貧血,出血傾向,リンパ節腫脹,浮腫,心悸亢進・動悸,胸水,胸痛,呼吸困難,咳・痰,血痰・喀血,めまい,頭痛,運動麻痺・不随意運動,筋力低下,腹痛,悪心・嘔吐,嚥下困難・障害,食欲不振,下痢・便秘,吐血・下血,腹部膨満(腹水含む),タンパク尿,血尿,尿量・排尿の異常,月経異常,関節痛・関節腫脹,腰背部痛,記憶障害,知覚異常(しびれを含む)・神経痛,視力障害,聴力障害, E1-(2)-②-1;尿検査および糞便検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E1-(2)-②-2;血液検査、血液凝固機能検査および脳脊髄液検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E1-(2)-②-3;血液生化学検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E1-(2)-②-4;免疫学的検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E1-(2)-②-5;動脈血ガス分析の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E1-(2)-②-6;代表的な生理機能検査(心機能、腎機能、肝機能、呼吸機能等)、病理組織検査および画像検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E1-(2)-②-7;代表的な微生物検査の検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 E1-(2)-②-8;代表的なフィジカルアセスメントの検査項目を列挙し、目的と異常所見を説明できる。 C7-(2)-⑤-1;血圧の調節機構について概説できる。 C7-(2)-⑥-1;血糖の調節機構について概説できる。 C7-(2)-⑦-1;体液の調節機構について概説できる。 C7-(2)-⑧-1;尿の生成機構、尿量の調節機構について概説できる。 C7-(2)-⑨-1;血液凝固・線溶系の調節機構について概説できる。 C7-(2)-⑩-1;性周期の調節機構について概説できる。 つまり、学生は、様々な症状や臨床検査値、さらには理学的な検査の異常から推定される疾患を挙げ、説明できる。これらに対応する具体例として、第1回目は発熱、関節痛、リンパ節腫脹をきたす疾患、第2回目は頭痛、意識障害、不随意運動、記憶障害をきたす疾患,第3回目は胸痛、動悸、呼吸困難、チアノーゼをきたす疾患、第4回目は腹痛、下痢、便秘をきたす疾患、第5回目は腰背部痛、口渇、体重の増加や減少をきたす疾患、第6回目は黄疸、浮腫、腹部膨満をきたす疾患、第7回目は貧血、出血傾向、全身倦怠感をきたす疾患、第8回目は視力障害、聴力障害、めまい、月経異常をきたす疾患、第9回目は感染症の基本、第10回目は感染症の応用、第11回目は悪性腫瘍の基本、 第12回目は悪性腫瘍の応用を学ぶ。 |
授業のキーワード /Keywords |
患者の訴え、症候、臨床検査値、病理組織検査、画像診断、フィジカルアセスメント、治療 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って12回の講義を行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業開始時に配布した資料(プリント)とパワーポイントを用いて、授業を進めていきます。帰宅後は、その日に学んだことを復習し、内容を十分理解してください。授業後に授業内容に関する質問を受け付けます。 オフィスアワー:月・火・木のお昼休みとします。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
講義が終わったらその日のうちに必ず復習を行い、解らないところが無いようにに務めてください(目安として0.5時間)。また、次の講義の前日に前回習ったところを再度チェックするようにしてください。(目安として0.5時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
必要があれば随時指示します |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
講義での対面授業の場合には、定期試験100%で評価する。 対面授業が出来ない場合、オンラインを利用した確認テストを行う。 確認テストの総計60%以上で合格とする。 基準点より下回った場合は不合格(D)とする。 |
テキスト /Required Texts |
薬剤師・薬学生のためのフィジカルアセスメント(南江堂;3,200円+税) 薬がみえる* vol.1,2,3(メディックメディア;各4,000円+税) 以上のテキストは、病態学Ⅱや病態治療学Ⅱ、事前実習でも使用します。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ1 | 頭痛、意識障害、悪心・嘔吐、などの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(脳血管障害、てんかん、など)を学ぶ。E1-(2)-①-1,E1-(2)-②-3,6,8 E2-(1)-③-4,5,6,7,8,9,10,11 | |
2 | 第2回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ2 | 発熱、痛み、関節痛、リンパ節腫脹などの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(熱型から考えられる疾患,麻疹・風疹,伝染性単核球症,関節リウマチ,変形性関節症,全身性エリテマトーデス)を学ぶ。E1-(2)-①-1,E1-(2)-②-2,3,4,6,8 E2-(7)-④-1,6 C7-(2)-⑤-1;血圧の調節機構について概説できる。 C7-(2)-⑥-1;血糖の調節機構について概説できる。 C7-(2)-⑧-1;体温の調節機構について概説できる。 |
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3 | 第3回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ3 | 胸痛、動悸、呼吸困難、チアノーゼなどの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(虚血性心疾患、帯状疱疹、パニック障害、アナフィラキシーショックなど)を学ぶ。E1-(2)-①-1,E1-(2)-②-3,5,8 E2-(3)-①-2,3 E2-(4)-①-1,2 |
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4 | 第4回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ4 | 腹痛、下痢・便秘、吐血・下血などの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(異食道逆流症,消化性潰瘍,炎症性腸疾患)を学ぶ。E1-(2)-①-1,E1-(2)-②-1,3,7 E2-(4)-②-1,2,6,7 E2-(7)-③-2 | |
5 | 第5回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ5 | 腰背部痛、骨折、発汗、肥満・やせ、口渇、尿量・排尿の異常などの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(脊柱管狭窄症,尿路結石,糖尿病,Basedow病,橋本病,尿崩症,クッシング症候群)を学ぶ。さらに体液や血糖の調節機構についても学ぶ。E1-(2)-①-1,E1-(2)-②-3,6,8 E2-(2)-③-2 E2-(5)-①-1 E2-(5)-②-2,4 C7-(2)-⑥-1,C7-(2)-⑦-1・2 |
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6 | 第6回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ6 | 黄疸、浮腫、腹部膨満(腹水を含む)などの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(急性肝炎,慢性肝炎、肝硬変、胆道系疾患、膵炎)を学ぶ。E1-(2)-①-1,E1-(2)-②-1,2,3,8 E2-(3)-②-3, E2-(4)-②-3,4,5 | |
7 | 第7回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ7 | 貧血、出血傾向、全身倦怠感などの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血、鉄欠乏性貧血、溶血性貧血, 出血や凝固の異常、DIC)を学ぶ。E1-(2)-①-1,E1-(2)-②-1,2,3,8 , E2-(3)-②-3,4,5 C7-(2)-⑨-1 |
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8 | 第8回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ8 | たんぱく尿・血尿、尿混濁などの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(ネフローゼ症候群、尿路結石、尿路感染症など)について学ぶ。さらに、血圧や体液の調節についても学ぶ。 E1-(2)‐①、E2‐(3)‐3 C7-(2)-⑤-1、C7-(2)-⑦-1・2 |
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9 | 第9回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ9 | 視力障害、聴力障害、めまい、月経異常などの症候について、生じる原因とそれらを伴う代表的疾患(白内障,緑内障,メニエル病,子宮筋腫)を学ぶ。さらに性周期の調節機構についても学ぶ。 E1-(2)-①-1,E1-(2)-②-2,6,8 E2-(6)-①-1, E2-(6)-②-1, E2-(3)-③-6 C7-(2)-⑩-1 |
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10 | 第10回(白川) | 症候、病態・臨床検査から学ぶ10 | 筋力低下、不眠、不随意運動(筋萎縮性側索硬化症、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症、筋ジストロフィー、パーキンソン症候群など)について学ぶ。 E1-(2)‐① E2-(①)‐②、③ | |
11 | 第11回(白川) | 感染症の基本と応用 | 宿主,微生物と、抗菌薬の種類や働きを学ぶ。上気道/下気道感染症・尿路感染症・副鼻腔炎・中耳炎などの発生機序を学び、症状や検査値から診断過程を説明できる。E2-(7)-③-1~10 |
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12 | 第12回(白川) | 悪性腫瘍の基本と応用 | がん患者の全身状態やがんの進行度といった基本的な事柄から、さらには抗がん薬の種類や働きを学ぶ。E2-(7)-⑧-1 乳癌・肺癌・大腸癌・白血病・悪性リンパ腫などの発生機序を学び、症状や検査値から診断過程や治療に関する基本知識を説明できる。E2-(7)-⑧-2~13 |