シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
コミュニケーション[19~]/Communication
授業コード
/Class Code
B411471003
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木2(前期)/THU2(SPR.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
中川 左理/NAKAGAWA SARI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
上町 亜希子/KANMACHI AKIKO 薬学部/Pharmaceutical Sciences
中川 左理/NAKAGAWA SARI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり2年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、1、4を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
医療の場では、医療を提供する医療者と医療を受ける患者という人間関係があり、その関係のあり方そのものが、治療の効果を左右することがあります。患者の本当の気持ちや要求を知り、対応していくために、安心で安全な信頼関係を築くことが、医療者に求められています。自分と相手との互いの気持ちを上手に伝え合い、共有し合うことで、良好な関係を構築していく、その方法について学びます。(中川)
薬剤師の患者への服薬指導、すなわち患者と薬剤師のコミュニケーションは、患者の気持ちを汲み取ったうえでの情報提供が求められます。実際には薬剤師に患者への思いがあっても患者にはうまく届かないことが多く、これがクレームとなることが少なくありません。この講義では、患者の気持ちに寄り添うコミュニケーションを実現するために必要な基本的な知識・技能について学びます。(上町)
なお、この授業の担当者(中川)は病院での薬剤師としての実務経験のある教員であり、医療現場における患者・他の医療者とのコミュニケーションの経験を下に、より実践的な観点から、信頼関係の構築に重要な要素について、具体的に解説するものとする。また、この授業の担当者(上町)は薬局での薬剤師として実務経験のある教員であり、より実践的な観点から、臨床で薬剤師に求められるコミュニケーションについて、具体的に概説するものとする。
到 達 目 標
/Class Objectives
選択必修科目(2年次配当)

各回を通じて、以下の6項目を到達目標とする。(中川)
A-(3)-①-1 意思、情報の伝達に必要な要素について説明できる。
A-(3)-①-2 言語的及び非言語的コミュニケーションについて説明できる。
A-(3)-①-3 相手の立場、文化、習慣等によって、コミュニケーションの在り方が異なることを例を挙げて説明できる。
A-(3)-①-4 対人関係に影響を及ぼす心理的要因について概説できる。
A-(3)-①-9 他者の意見を尊重し、協力してよりよい解決法を見出すことができる。
A-(3)-②-1 患者や家族、周囲の人々の心身に及ぼす病気やケアの影響について説明できる。
各回を通じて、以下の11項目を到達目標とする。(上町)
<コミュニケーション>
A-(3)-①-1 意思、情報の伝達に必要な要素について説明できる。
A-(3)-①-2 言語的及び非言語的コミュニケーションについて説明できる。
A-(3)-①-3 相手の立場、文化、習慣等によって、コミュニケーションの在り方が異なることを例を挙げて説明できる。
A-(3)-①-4 対人関係に影響を及ぼす心理的要因について概説できる。
A-(3)-①-5 相手の心理状態とその変化に配慮し、対応する。(態度)
<患者・生活者と薬剤師>
A-(3)-②-1 患者や家族、周囲の人々の心身に及ぼす病気やケアの影響について説明できる。
A-(3)-②-2 患者・家族・生活者の心身の状態や多様な価値観に配慮して行動する。(態度) 
<多職種連携協働とチーム医療>
A-(4)-4 自己の能力の限界を認識し、状況に応じて他者に協力・支援を求める。(態度)
A-(4)-5 チームワークと情報共有の重要性を理解し、チームの一員としての役割を積極的に果たすように努める。(知識・態度)
授業のキーワード
/Keywords
言語的コミュニケーション、非言語的コミュニケーション、異文化、信頼関係、コンフリクト・マネジメント、傾聴、共感的対応、わかりやすい説明、コミュニケーションスキル
授業の進め方
/Method of Instruction
授業計画に従って行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業計画に従って12回の講義を行う。
オフィスアワーは、木曜日12時45分から13時35分(中川:nakagawa@pharm.kobegakuin.ac.jp)
オフィスアワーは、木曜日12時45分から13時35分(上町:aki-ka@pharm.kobegakuin.ac.jp)
事前に連絡がある場合は、この限りではありません。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
事後学習として、参考書籍や配布資料をよく読み、内容の理解に努めること(目安として1時間)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業に関連する課題・レポート・問題演習を随時提示する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験80%、授業内容に関連して出される課題・レポート・問題演習20%の割合で総合的に評価する。
テキスト
/Required Texts
本講義内容を学ぶための適切な教科書がないため、自作のプリントを事前に配布する。
参考図書
/Reference Books
なし
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回(中川) 信頼関係の確立とは 意思,情報の伝達に必要な要素について理解する。
A-(3)-①-1
2 第2回(中川) こころのケア 人のこころが変わる状況について,事例と共に学び考える。
A-(3)-①-4
A-(3)-②-1
3 第3回(中川) 未知なるものとの対話 相手の立場,文化,習慣等によって,コミュニケーションの在り方が異なることを事例と共に理解する。
A-(3)-①-3
4 第4回(中川) ノンバーバルコミュニケーション 非言語的コミュニケーションとは何か,事例と共に学び理解する。
A-(3)-①-2
5 第5回(中川) コンフリクト・マネジメント 紛争円満解決法について理解する。
A-(3)-①-4
A-(3)-①-9
A-(3)-②-1
6 第6回(中川) 病むことの意味 病気が患者に及ぼす影響について考える。
A-(3)-②-1
7 第7回(上町) 医療におけるコミュニケーションは日常会話と異なるー薬剤師と患者のまなざしのずれー 医療におけるコミュニケーションは日常会話と全く異質のものであること、なぜ学ばなければならないのか考えるとともに患者と薬剤師のコミュニケーションギャップは何に起因するものか概説する。
A-(3)-①-1、
A-(3)-①-2、
A-(3)-①-3 、
A-(3)-①-4,
A-(3)-①-5
8 第8回(上町) 患者の話を聴くこと(傾聴、共感)その1
もっとも基礎的なコミュニケーションスキルである傾聴と共感について、動画をみながら学ぶ。
A-(3)-①-1 、
A-(3)-①-2
9 第9回(上町) 患者の話を聴くこと(傾聴と共感)その2 もっとも基礎的なコミュニケーションスキルである傾聴と共感について、動画をみながら学ぶ。
A-(3)-①-1 、
A-(3)-①-2
10 第10回(上町) わかりやすい説明(伝えある要素と阻む要素)
自分が思っていることをきちんと相手に伝えるための要素とそれを阻む事項についてコミュニケーションゲーム通して考える。
A-(3)-②-1、
A-(3)-②-2 、
A-(3)-④-4、
A-(3)-④-5
11 第11回(上町) 患者の行動変容の援助のコミュニケーション その1 薬剤師は患者に情報提供するだけでは患者の保健医療行動は変わらない。変容のためのコミュニケーションを考える。
A-(3)-③-1、
A-(3)-③-2、
A-(3)-③-3
12 第12回(上町) 患者の行動変容の援助のコミュニケーション その2 薬剤師は患者に情報提供するだけでは患者の保健医療行動は変わらない。変容のためのコミュニケーションを考える。
A-(3)-③-1、
A-(3)-③-2、
A-(3)-③-3

科目一覧へ戻る