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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
薬理Ⅳ(代謝性疾患)[15~18]/Pharmacology Ⅳ
授業コード
/Class Code
B410761002
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
火1(後期)/TUE1(AUT.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
屋山 勝俊/YAYAMA KATSUTOSHI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
屋山 勝俊/YAYAMA KATSUTOSHI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、専門教育科目であり4年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、②、③を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
本科目では、呼吸器系作用薬、糖尿病治療薬、骨粗しょう症治療薬、免疫系に作用する薬物、抗炎症薬、抗アレルギー薬、脂質異常症治療薬について、これらの薬の効き方について講述します。21世紀の高齢化社会を迎えた現代の医療上の大きな課題は、癌、循環器系疾患、そして老化関連疾患の三つです。循環器系疾患は老化関連疾患とも重複しますが、むしろ食生活や運動といった生活習慣の変化に起因するところが大きいことが分かってきました。循環器系疾患の治療は薬剤師の関わるべき大きな分野であり、それら治療薬の特徴、作用機序、そして副作用を理解することは、治療薬の臨床使用のEBM(根拠に基づいた医療)を実現する上で大切です。
到 達 目 標
/Class Objectives
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり3年次に配当している。
以下の各SBOsを到達目標とする。
E2ー(2)ー①ー1. 抗炎症薬(ステロイド性および非ステロイド性)および解熱性鎮痛薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。
E2ー(2)ー②ー1.アレルギー治療薬(抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬等)の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。
E2ー(2)ー②ー2免疫抑制薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。
E2-(2--②-7以下の臓器特異的自己免疫疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。バセドウ病(重複)、橋本病(重複)、悪性貧血(重複)、アジソン病、1型糖尿病(重複)、重症筋無力症、多発性硬化症、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血(重複)、シェーグレン症候群
E2-(2)-②-8以下の全身性自己免疫疾患について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。全身性エリテマトーデス、強皮症、多発筋炎/皮膚筋炎、
E2ー(2)ー③ー1.関節リウマチについて、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
E2ー(2)ー③ー2.骨粗鬆症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
E2ー(4)ー①ー1.気管支喘息について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
E2ー(4)ー①ー4.鎮咳薬、去痰薬、呼吸興奮薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
E2ー(5)ー①ー1.糖尿病とその合併症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
E2ー(5)ー①ー2.脂質異常症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
E2ー(5)ー①ー3.高尿酸血症・痛風について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)を説明できる。
E2ー(8)ー④ー1.組換え体医薬品の特色と有用性を説明できる。
E2ー(8)ー④ー2.代表的な組換え体医薬品を列挙できる。
E2ー(8)ー④ー3.組換え体医薬品の安全性について概説できる。

呼吸器系作用薬、糖尿病治療薬、骨粗しょう症治療薬、抗炎症薬、免疫系に作用する薬物、抗アレルギー薬、脂質異常症治療薬に作用する薬物の作用を科学的、論理的に考え、薬物の作用、副作用を理解し、それらを説明できるようになることを目指します。
授業のキーワード
/Keywords
呼吸器系作用薬の薬理、糖尿病治療薬の薬理、骨粗しょう症治療薬の薬理、抗炎症薬の薬理、抗アレルギー薬の薬理、免疫系に作用する薬物、高尿酸血症治療薬の薬理、脂質異常症治療薬の薬理
授業の進め方
/Method of Instruction
授業計画に従って12回の講義を行ないます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
本科目を理解する上で、からだの仕組み、生体の機能調節、薬理学総論、薬理学Ⅲの内容を理解しておくことことが必要です。
理解できなかったところは、そのままにせずオフィスアワー、メール等を利用し理解していくように努めて下さい。
オフィスアワー:金曜日 17:00から19:00 質問があれば、遠慮なくこの時間に教員室(C号館2階、C/LP218)を訪ねてください。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
理解を深めるために予習(0.5時間)、復習(1時間)をして下さい。理解できなかった部分は、オフィスアワー等を積極的に利用し理解に務めて下さい。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業の際に連絡
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
成績は、授業中に課す課題(10%)、定期試験(90%)で評価します。
なお、補充試験を受験した場合の成績は、補充試験を100%で評価します。
テキスト
/Required Texts
自作のプリントで行います。
参考図書
/Reference Books
必要な場合は講義中に紹介します。
田中・加藤編 「NEW薬理学 改訂第6版」 南江堂 ¥8,800+税
櫻田編 コンパス薬理学 南江堂 4,600円+税
浦部、島田、川合編 今日の治療薬2023南江堂  ¥4,800+税
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 糖尿病治療薬の薬理(1) 糖尿病及びその治療薬について整理した後、
①糖尿病に用いる治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、を説明できる。
このことを目標とします。
E2ー(5)ー①ー1
E2ー(8)ー④ー1.
E2ー(8)ー④ー2. 
E2ー(8)ー④ー3. 
2 第2回 糖尿病治療薬の薬理(2) 前回に引き続き、糖尿病の治療薬について説明します。糖尿病及びその治療薬について整理した後、
①糖尿病に用いる治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、を説明できる。
このことを目標とします。
E2ー(5)ー①ー1
3 第3回 脂質異常症治療薬 高脂血症、その治療薬について整理した後、
①脂質異常症治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
ことを目標とします。
E2ー(5)ー①ー2
4 第4回 抗炎症薬の薬理
(1)
抗炎症薬の薬理作用について説明します。ここでは、①抗炎症薬(非ステロイド性抗炎症薬)の薬理作用、副作用を説明できる。
②ステロイド性抗炎症薬薬理作用、副作用を説明できる。
このことを目標とします。
E2ー(2)ー①ー1
5 第5回 抗炎症薬および免疫系に作用する薬物の薬理
前回に引き続き、抗炎症薬の薬理作用について説明します。加えて、免疫系に作用する薬物の薬理について説明します
このことを目標とします。
E2ー(2)ー①ー1
E2ー(2)ー②ー2
6 第6回 免疫系に作用する薬物の薬理 前回に続き、免疫系に作用する薬物の薬理について説明します。
加えて、バセドウ病(重複)、橋本病(重複)、悪性貧血(重複)、アジソン病、1型糖尿病(重複)、重症筋無力症、多発性硬化症、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性溶血性貧血(重複)、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス等に用いられる薬物の薬物について説明します。
これらのことが、説明できることを目標とします
E2-(2--②-7
E2-(2)-②-8

7 第7回 慢性関節リウマチ治療薬の薬理 ここまでの授業に続き、抗炎症薬、免疫抑制薬の薬理作用について確認しながら、ここでは、慢性関節リウマチの代表的な治療薬を挙げ、作用機序および主な副作用について説明できる。
このことを目標とします。
E2ー(2)ー①ー1
E2ー(2)ー③ー1
8 第8回 痛風治療薬の薬理 痛風、骨粗しょう症は患者数の多い病気です。ここでは、その治療薬について整理した後、
①痛風治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
このことを目標とします。
E2ー(5)ー①ー3
9 第9回 骨粗しょう症治療薬の薬理 骨粗しょう症は患者数の多い病気です。ここでは、その治療薬について整理した後、
①骨粗しょう症治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
③病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
このことを目標とします。
E2ー(2)ー③ー2
10 第10回 抗アレルギー薬の薬理 アレルギーは患者数の多い疾患に一つです。ここでは、アレルギー治療に用いられている薬物の薬理作用を説明します。そして、
①抗アレルギー薬の薬理作用、副作用を説明できる。
このことを目標とします。
E2ー(2)ー②ー1
11 第11回 呼吸興奮薬・鎮咳去痰薬の薬理 現在、呼吸興奮薬が用いられる頻度は減少していますが、その基本を理解しておくことは必要です。一方、鎮咳。去痰薬は風邪症候群の対症療法薬としてよく用いられています。ここでは、その治療薬について整理した後、
①呼吸興奮薬の薬理作用、副作用を説明できる。
②鎮咳。去痰薬の薬理作用、副作用を説明できる。
③鎮咳。去痰薬の特徴を説明できる。
④病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
このことを目標とします。
E2ー(2)ー②ー1
E2ー(4)ー①ー4
12 第12回 気管支喘息治療薬の薬理 気管支喘息はその患者数も多く、発作時、予防時で薬の使い方も変わってきます。ここでは、その治療薬について整理した後、
①気管支喘息治療薬の薬理作用、副作用を説明できる。
②気管支喘息発作予防に用いられる薬物の薬理作用、副作用を説明できる。
③新薬(抗体医薬)について、薬理作用、副作用を説明できる。
③病態に応じて適切な治療薬を選択することができる。
このことを目標とします。
E2ー(4)ー①ー1

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