科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
信頼関係の構築・調剤の基礎[15~18]/Establishment of Mutual Trusting/ Dispensing Pharmacy |
---|---|
授業コード /Class Code |
B410641002 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月4(前期)/MON4(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.5 |
主担当教員 /Main Instructor |
中川 左理/NAKAGAWA SARI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
江角 悟/ESUMI SATORU | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
中川 左理/NAKAGAWA SARI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、専門教育科目であり3年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、1、3、5を目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 医療の場では、医療を提供する医療者と医療を受ける患者という人間関係があり、その関係のあり方そのものが、治療の効果を左右することがあります。患者の本当の気持ちや要求を知り、対応していくために、安心で安全な信頼関係を築くことが、医療者に求められています。自分と相手との互いの気持ちを上手に伝え合い、共有し合うことで、良好な関係を構築していく、その方法について学びます。(前半) 薬剤師の任務の一つである調剤について学びます。(後半) なお、この授業の担当者は病院で薬剤師として実務経験のある教員であり、医療現場における患者・他の医療者とのコミュニケーションの経験を下に、より実践的な観点から、信頼関係の構築に重要な要素や調剤について、具体的に解説するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
専門教育科目(3年次配当) 各回を通じて、以下の6項目を到達目標とする。(前半) A-(3)-①-1 意思、情報の伝達に必要な要素について説明できる。 A-(3)-①-2 言語的及び非言語的コミュニケーションについて説明できる。 A-(3)-①-3 相手の立場、文化、習慣等によって、コミュニケーションの在り方が異なることを例を挙げて説明できる。 A-(3)-①-4 対人関係に影響を及ぼす心理的要因について概説できる。 A-(3)-①-9 他者の意見を尊重し、協力してよりよい解決法を見出すことができる。 A-(3)-②-1 患者や家族、周囲の人々の心身に及ぼす病気やケアの影響について説明できる。 各回を通じて、以下の19項目を到達目標とする。(後半) A-(2)-②‐2 薬剤師が遵守すべき倫理規範(薬剤師綱領、薬剤師倫理規定等)について説明できる。 F-(1)-③-2 病院・薬局で薬剤師が実践する薬学的管理の重要性について説明できる。 F-(2)-①-1 調剤業務に関わる事項(処方せん、調剤録、疑義照会等)の意義や取り扱いを法的根拠に基づいて説明できる。 F-(2)-②-1 代表的な疾患に使用される医薬品について効能・効果、用法・用量、警告・禁忌、副作用、相互作用を列挙できる。 F-(2)-②-2 処方オーダリングシステムおよび電子カルテについて概説できる。 F-(2)-②-3 処方せんの様式と必要記載事項、記載方法について説明できる。 F-(2)-②-4 処方せんの監査の意義、その必要性と注意点について説明できる。 F-(2)-②-6 処方せん等に基づき疑義照会ができる。(技能・態度) F-(2)-③-1 薬袋、薬札(ラベル)に記載すべき事項を適切に記入できる。(技能) F-(2)-③-2 主な医薬品の成分(一般名)、商標名、剤形、規格等を列挙できる。 F-(2)-③-4 後発医薬品選択の手順を説明できる。 F-(2)-③-5 代表的な注射剤・散剤・水剤等の配合変化のある組合せとその理由を説明できる。 F-(2)-③-8 処方せんに基づき調剤された薬剤の監査ができる。(知識・技能) F-(2)-⑤‐1 医薬品管理の意義と必要性について説明できる。 F-(2)-⑤‐2 医薬品管理の流れを概説できる。 F-(2)-⑤-3 劇薬、毒薬、麻薬、向精神薬および覚醒剤原料等の管理と取り扱いについて説明できる。 F-(2)-⑤-4 特定生物由来製品の管理と取り扱いについて説明できる。 F-(2)-⑤-6 院内製剤の意義、調製上の手続き、品質管理などについて説明できる。 F-(2)-⑤-7 薬局製剤・漢方製剤について概説できる。 F-(2)-⑤-8 医薬品の品質に影響を与える因子と保存条件を説明できる。 F-(2)-⑥-1 処方から服薬(投薬)までの過程で誤りを生じやすい事例を列挙できる。 F-(2)-⑥-2 特にリスクの高い代表的な医薬品(抗悪性腫瘍薬、糖尿病治療薬、使用制限のある薬等)の特徴と注意点を列挙できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
信頼関係、異文化、言語的コミュニケーション、非言語的コミュニケーション、コンフリクト・マネジメント、 調剤 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業計画に従って12回の講義を行う。 オフィスアワーは、随時。質問がある場合は、メールでいつでも受け付けます。 信頼関係の構築: nakagawa@pharm.kobegakuin.ac.jp (中川) 調剤の基礎: esumi-s@pharm.kobegakuin.ac.jp (江角) 件名と本文に、学年、学生番号、氏名を記載してください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事後学習として、参考書籍や配布資料をよく読み、内容の理解に努めること(目安として1時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
必要に応じて随時、ドットキャンパスより提示する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験を100%として評価する。 |
テキスト /Required Texts |
本講義内容を学ぶための適切な教科書がないため、自作のプリントを事前に配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
なし |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 信頼関係の確立とは | 意思,情報の伝達に必要な要素について理解する。 A-(3)-①-1 |
|
2 | 第2回 | こころのケア | 人のこころが変わる状況について,事例と共に学び考える。 A-(3)-①-4 A-(3)-②-1 |
|
3 | 第3回 | 未知なるものとの対話 | 相手の立場,文化,習慣等によって,コミュニケーションの在り方が異なることを事例と共に理解する。 A-(3)-①-3 |
|
4 | 第4回 | ノンバーバルコミュニケーション | 非言語的コミュニケーションとは何か,事例と共に学び理解する。 A-(3)-①-2 |
|
5 | 第5回 | コンフリクト・マネジメント | 紛争円満解決法について理解する。 A-(3)-①-4 A-(3)-①-9 A-(3)-②-1 |
|
6 | 第6回 | 病むことの意味 | 病気が患者に及ぼす影響について考える。 A-(3)-②-1 |
|
7 | 第7回 | 薬剤師の任務 | 処方せんと調剤の法的根拠を理解し、薬剤師が果たすべき役割を自覚する。 A-(2)-②‐2 F-(1)-③-2 F-(2)-①-1 F-(2)-②-2 F-(2)-②-3 |
|
8 | 第8回 | 調剤の実践 | 医薬品の適正使用、ファーマシューティカルケアにつなげるために、調剤において留意すべき点を理解する。 F-(2)-②-4 F-(2)-②-6 F-(2)-③-5 F-(2)-⑤-8 |
|
9 | 第9回 | 調剤と製剤 | 調剤方法が生かされた院内製剤および薬局製剤について、それらの意義を理解する。医薬品の管理について理解する。 F-(2)-⑤‐1 F-(2)-⑤‐2 F-(2)-⑤-6 F-(2)-⑤-7 |
|
10 | 第10回 | 調剤過誤の防止 | 調剤過誤の事例について学び,防止策を考える。 F-(2)-③-1 F-(2)-③-2 F-(2)-③-8 F-(2)-⑥-1 |
|
11 | 第11回 | ハイリスク薬の調剤 | 用法・用量に特に注意すべき医薬品の調剤について学ぶ。 F-(2)-⑤-3 F-(2)-⑤-4 F-(2)-⑥-2 |
|
12 | 第12回 | 患者情報と調剤 | 調剤の概念には,副作用の防止と有効性の確保が含まれていることを理解し,患者情報の重要性および育薬に果たす薬剤師の役割を認識する。 F-(1)-③-2 F-(2)-②-1 F-(2)-③-4 |