科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
生物薬剤学Ⅰ[19~]/Biopharmaceutics Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B410632003 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(後期)/THU2(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.5 |
主担当教員 /Main Instructor |
岸本 修一/KISHIMOTO SHUUICHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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岸本 修一/KISHIMOTO SHUUICHI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
福島 恵造/FUKUSHIMA KEIZO | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、専門教育科目であり3年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、2、3、5、8を目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 薬物の吸収・分布・代謝・排泄の知識および薬物動態の解析に向けての基礎知識を修得する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
以下の各SBOsを到達目標とする。 E1-(1)-①-6 薬物の体内動態(吸収、分布、代謝、排泄)と薬効発現の関わりについて説明できる。 E4-(1)-①-1 薬物の生体膜透過における単純拡散、促進拡散および能動輸送の特徴を説明できる。 E4-(1)-①-2 薬物の生体膜透過に関わるトランスポーターの例を挙げ、その特徴と薬物動態における役割を説明できる。 E4-(1)-②-1 経口投与された薬物の吸収について説明できる。 E4-(1)-②-2 非経口的に投与される薬物の吸収について説明できる。 E4-(1)-②-3 薬物の吸収に影響する因子(薬物の物性、生理学的要因など)を列挙し、説明できる。 E4-(1)-②-4 薬物の吸収過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 E4-(1)-②-5 初回通過効果について説明できる。 E4-(1)-③-1 薬物が結合する代表的な血漿タンパク質を挙げ、タンパク結合の強い薬物を列挙できる。 E4-(1)-③-2 薬物の組織移行性(分布容積)と血漿タンパク結合ならびに組織結合との関係を、定量的に説明できる。 E4-(1)-③-3 薬物のタンパク結合および結合阻害の測定・解析方法を説明できる。 E4-(1)-③-4 血液−組織関門の構造・機能と、薬物の脳や胎児等への移行について説明できる。 E4-(1)-③-5 薬物のリンパおよび乳汁中への移行について説明できる。 E4-(1)-③-6 薬物の分布過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 E4-(1)-④-1 代表的な薬物代謝酵素を列挙し、その代謝反応が起こる組織ならびに細胞内小器官、反応様式について説明できる。 E4-(1)-④-2 薬物代謝の第Ⅰ相反応(酸化・還元・加水分解)、第Ⅱ相反応(抱合)について、例を挙げて説明できる。 E4-(1)-④-3 代表的な薬物代謝酵素(分子種)により代謝される薬物を列挙できる。 E4-(1)-④-4 プロドラッグと活性代謝物について、例を挙げて説明できる。 E4-(1)-④-5 薬物代謝酵素の阻害および誘導のメカニズムと、それらに関連して起こる相互作用について、例を挙げ、説明できる。 E4-(1)-⑤-1 薬物の尿中排泄機構について説明できる。 E4-(1)-⑤-2 腎クリアランスと、糸球体ろ過、分泌、再吸収の関係を定量的に説明できる。 E4-(1)-⑤-3 代表的な腎排泄型薬物を列挙できる。 E4-(1)-⑤-4 薬物の胆汁中排泄と腸肝循環について説明できる。 E4-(1)-⑤-5 薬物の排泄過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 E4-(2)-①-1 線形コンパートメントモデルと、関連する薬物動態パラメータ(全身クリアランス、分布容積、消失半減期、生物学的利用能など)の概念を説明できる。 E4-(2)-①-2 線形1-コンパートメントモデルに基づいた解析ができる(急速静注・経口投与[単回および反復 投与]、定速静注)。 |
授業のキーワード /Keywords |
生体膜透過、吸収、分布、代謝、排泄、ADME、薬物動態 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って12回の講義を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
薬剤師としての重要スキルとなる薬物動態を理解する上で、すべてが欠かすことのできない内容となる。必ず復習を行い、知識を積み上げていく学習が必要である。オフィスアワーは随時とするが、事前に連絡(skisimot@pharm.kobegakuin.ac.jp)をすることが望ましい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各講義終了後に出題される重要ポイントの確認問題(小テスト)を必ず復習すること(目安として1時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
特になし |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
全ての講義への出席を原則とする。 <定期試験:90点> 範囲:12回の講義で行った内容 形式:マークシート式と記述式(計算問題) <小テスト:30点> 1~10回で、毎回講義終了時に実施 計120点を100%に換算して評価する。 |
テキスト /Required Texts |
エンタイア生物薬剤学、武田真莉子編著、京都廣川書店 |
参考図書 /Reference Books |
薬がみえる Vol.4 医療情報化学研究所 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回(岸本) | 生体膜透過 | 1)薬物の生体膜透過における単純拡散、促進拡散および能動輸送の特徴を説明できる。 2)薬物の生体膜透過に関わるトランスポーターの例を挙げ、その特徴と薬物動態における役割を説明できる。 E4-(1)-①-1 E4-(1)-①-2 |
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2 | 第2回(岸本) | 吸収(1) | 1)経口投与された薬物の吸収について説明できる。 2)非経口的に投与される薬物の吸収について説明できる。 3)薬物の吸収に影響する因子(薬物の物性、生理学的要因など)を列挙し、説明できる。 4)薬物の吸収過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 5)初回通過効果について説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-②-1 E4-(1)-②-2 E4-(1)-②-3 E4-(1)-②-4 E4-(1)-②-5 |
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3 | 第3回(岸本) | 吸収(2) | 1)経口投与された薬物の吸収について説明できる。 2)非経口的に投与される薬物の吸収について説明できる。 3)薬物の吸収に影響する因子(薬物の物性、生理学的要因など)を列挙し、説明できる。 4)薬物の吸収過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 5)初回通過効果について説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-②-1 E4-(1)-②-2 E4-(1)-②-3 E4-(1)-②-4 E4-(1)-②-5 |
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4 | 第4回(岸本) | 分布(1) | 1)薬物が結合する代表的な血漿タンパク質を挙げ、タンパク結合の強い薬物を列挙できる。 2)薬物の組織移行性(分布容積)と血漿タンパク結合ならびに組織結合との関係を、定量的に説明できる。 3)薬物のタンパク結合および結合阻害の測定・解析方法を説明できる。 4)血液−組織関門の構造・機能と、薬物の脳や胎児等への移行について説明できる。 5)薬物のリンパおよび乳汁中への移行について説明できる。 6)薬物の分布過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-③-1 E4-(1)-③-2 E4-(1)-③-3 E4-(1)-③-4 E4-(1)-③-5 E4-(1)-③-6 |
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5 | 第5回(岸本) | 分布(2) | 1)薬物が結合する代表的な血漿タンパク質を挙げ、タンパク結合の強い薬物を列挙できる。 2)薬物の組織移行性(分布容積)と血漿タンパク結合ならびに組織結合との関係を、定量的に説明できる。 3)薬物のタンパク結合および結合阻害の測定・解析方法を説明できる。 4)血液−組織関門の構造・機能と、薬物の脳や胎児等への移行について説明できる。 5)薬物のリンパおよび乳汁中への移行について説明できる。 6)薬物の分布過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-③-1 E4-(1)-③-2 E4-(1)-③-3 E4-(1)-③-4 E4-(1)-③-5 E4-(1)-③-6 |
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6 | 第6回(岸本) | 代謝(1) | 1)代表的な薬物代謝酵素を列挙し、その代謝反応が起こる組織ならびに細胞内小器官、反応様式について説明できる。 2)薬物代謝の第Ⅰ相反応(酸化・還元・加水分解)、第Ⅱ相反応(抱合)について、例を挙げて説明できる。 3)代表的な薬物代謝酵素(分子種)により代謝される薬物を列挙できる。 4)プロドラッグと活性代謝物について、例を挙げて説明できる。 5)薬物代謝酵素の阻害および誘導のメカニズムと、それらに関連して起こる相互作用について、例を挙げ、説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-④-1 E4-(1)-④-2 E4-(1)-④-3 E4-(1)-④-4 E4-(1)-④-5 |
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7 | 第7回(岸本) | 代謝(2) | 1)代表的な薬物代謝酵素を列挙し、その代謝反応が起こる組織ならびに細胞内小器官、反応様式について説明できる。 2)薬物代謝の第Ⅰ相反応(酸化・還元・加水分解)、第Ⅱ相反応(抱合)について、例を挙げて説明できる。 3)代表的な薬物代謝酵素(分子種)により代謝される薬物を列挙できる。 4)プロドラッグと活性代謝物について、例を挙げて説明できる。 5)薬物代謝酵素の阻害および誘導のメカニズムと、それらに関連して起こる相互作用について、例を挙げ、説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-④-1 E4-(1)-④-2 E4-(1)-④-3 E4-(1)-④-4 E4-(1)-④-5 |
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8 | 第8回(岸本) | 代謝(3) | 1)代表的な薬物代謝酵素を列挙し、その代謝反応が起こる組織ならびに細胞内小器官、反応様式について説明できる。 2)薬物代謝の第Ⅰ相反応(酸化・還元・加水分解)、第Ⅱ相反応(抱合)について、例を挙げて説明できる。 3)代表的な薬物代謝酵素(分子種)により代謝される薬物を列挙できる。 4)プロドラッグと活性代謝物について、例を挙げて説明できる。 5)薬物代謝酵素の阻害および誘導のメカニズムと、それらに関連して起こる相互作用について、例を挙げ、説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-④-1 E4-(1)-④-2 E4-(1)-④-3 E4-(1)-④-4 E4-(1)-④-5 |
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9 | 第9回(岸本) | 排泄(1) | 1)薬物の尿中排泄機構について説明できる。 2)腎クリアランスと、糸球体ろ過、分泌、再吸収の関係を定量的に説明できる。 3)代表的な腎排泄型薬物を列挙できる。 4)薬物の胆汁中排泄と腸肝循環について説明できる。 5)薬物の排泄過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-⑤-1 E4-(1)-⑤-2 E4-(1)-⑤-3 E4-(1)-⑤-4 E4-(1)-⑤-5 |
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10 | 第10回(岸本) | 排泄(2) | 1)薬物の尿中排泄機構について説明できる。 2)腎クリアランスと、糸球体ろ過、分泌、再吸収の関係を定量的に説明できる。 3)代表的な腎排泄型薬物を列挙できる。 4)薬物の胆汁中排泄と腸肝循環について説明できる。 5)薬物の排泄過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。 E1-(1)-①-6 E4-(1)-⑤-1 E4-(1)-⑤-2 E4-(1)-⑤-3 E4-(1)-⑤-4 E4-(1)-⑤-5 |
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11 | 第11回(福島) | 薬物動態解析の基礎(1) | 線形1-コンパートメントモデルに基づいた解析(単回静注投与) E4-(2)-①-1 E4-(2)-①-2 |
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12 | 第12回(福島) | 薬物動態解析の基礎(2) | 線形1-コンパートメントモデルに基づいた解析(単回経口投与) E4-(2)-①-1 E4-(2)-①-2 |