科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
生薬学[19~]/Pharmcognosy |
---|---|
授業コード /Class Code |
B410562003 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(後期)/MON3(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.5 |
主担当教員 /Main Instructor |
神谷 浩平/KAMIYA KOUHEI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
神谷 浩平/KAMIYA KOUHEI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり3年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、2及び3を目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 自然界に存在する動物、植物および鉱物などを由来とする医薬品(生薬)を理解するために、代表的な生薬の基原、性状、含有成分、薬効、生合成、歴史的背景などについての基礎的知識を修得することを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
生薬には多種多様な化学成分(二次代謝物質)が含まれるが、それらはある規則性(生合成)に基づいて分類される。また薬効についてもその分類と密接な関係がある。成分分類に基づき各生薬の性質を学んでいくことを目標とする。 以下の各SBOsを到達目標とする。 C5ー(1)ー①ー1 代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを挙げることができる。 C5ー(1)ー①ー4 法律によって取り扱いが規制されている植物(ケシ、アサ)の特徴を説明できる。 C5ー(1)ー②ー1 日本薬局方収載の代表的な生薬(植物、動物、藻類、菌類由来)を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。 C5ー(1)ー③ー1 日本薬局方収載の代表的な生薬(植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来)の薬効、成分、用途などを説明できる。 C5ー(1)ー③ー2 副作用や使用上の注意が必要な代表的な生薬を列挙し、説明できる。 C5ー(1)ー④ー1 生薬の同定と品質評価法について概説できる。 C5ー(1)ー④ー2 日本薬局方の生薬総則および生薬試験法について説明できる。 C5ー(1)ー④ー3 代表的な生薬を鑑別できる。(技能) C5ー(1)ー④ー4 代表的な生薬の確認試験を説明できる。 C5ー(1)ー④ー5 代表的な生薬の純度試験を説明できる。 C5ー(2)ー①ー1 生薬由来の代表的な生物活性物質を化学構造に基づいて分類し、それらの生合成経路を概説できる。 C5ー(2)ー①ー2 脂質や糖質に分類される生薬由来の代表的な生物活性物質を列挙し、その作用を説明できる。 C5ー(2)ー①ー3 芳香族化合物に分類される生薬由来の代表的な生物活性物質を列挙し、その作用を説明できる。 C5ー(2)ー①ー4 テルペノイド、ステロイドに分類される生薬由来の代表的な生物活性物質を列挙し、その作用を説明できる。 C5ー(2)ー①ー5 アルカロイドに分類される生薬由来の代表的な生物活性物質を列挙し、その作用を説明できる。 ADーC5ー①ー1 薬用植物の歴史について概説できる。 ADーC5ー①ー2 代表的な有毒植物について説明できる。 ADーC5ー②ー1 生薬の歴史について説明できる。 ADーC5ー②ー2 生薬の生産と流通について説明できる。 ADーC5ー④ー1 脂質や糖質に分類される生薬由来の代表的な生物活性物質の構造を生合成経路に基づいて説明できる。 ADーC5ー④ー2 芳香族化合物に分類される生薬由来の代表的な生物活性物質の構造を生合成経路に基づいて説明できる。 ADーC5ー④ー3 テルペノイド、ステロイドに分類される生薬由来の代表的な生物活性物質の構造を生合成経路に基づいて説明できる。 ADーC5ー④ー4 アルカロイドに分類される生薬由来の代表的な生物活性物質の構造を生合成経路に基づいて説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
薬用植物、生薬、生合成、二次代謝物質 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って12回の講義を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
生薬の基原となる植物を本学附属薬用植物園で見学することで、本講義の理解が深まる。オフィスアワーは、毎週金曜日17:00ー19:00 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
本講義で学ぶ植物成分の生合成機構は有機化学反応に関連するため、基本的な有機化学反応機構を復習しておくこと。事前学習として0.5時間、事後学習として1時間を費やすのが望ましい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
講義期間内の提出課題として、生薬一覧表を提出してもらう。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験の成績(90%)及び課題の提出(10%)の合計100%に基づいて評価する。 |
テキスト /Required Texts |
『実践漢方生薬学』(京都廣川書店) 定価(本体5,800円+税) |
参考図書 /Reference Books |
『カラーグラフィック 薬用植物』 第4版 (廣川書店) 定価(本体4,200円+税) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 生薬学総論(1) | 生薬概説(生薬総則および生薬の歴史)、ならびに薬用植物の学名、薬用部位について解説する。 C5ー(1)ー①ー1 C5ー(1)ー①ー4 C5ー(1)ー④ー1 C5ー(1)ー④ー2 ADーC5ー①ー1 ADーC5ー①ー2 ADーC5ー②ー1 ADーC5ー②ー2 |
|
2 | 第2回 | 生薬学総論(2) | 代表的な生薬成分の化学構造による分類、およびそれらの生合成経路について解説する。 C5ー(2)ー①ー1 |
|
3 | 第3回 | テルペノイド含有生薬(1) | 代表的なテルペノイドの構造を生合成経路に基づいて解説する。代表的なモノテルペンを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー4 ADーC5ー④ー3 |
|
4 | 第4回 | テルペノイド含有生薬(2) | 代表的なセスキモノテルペン、ジテルペンを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー4 ADーC5ー④ー3 |
|
5 | 第5回 | テルペノイド含有生薬(3) | 代表的なトリテルペン、ステロイドおよびサポニンを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー③ー2 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー4 ADーC5ー④ー3 |
|
6 | 第6回 | ポリケチド含有生薬 | 代表的なポリケチドの構造を生合成経路に基づいて解説する。代表的なポリケチドを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー3 ADーC5ー④ー2 |
|
7 | 第7回 | フェニルプロパノイド含有生薬 | 代表的なフェニルプロパノイドの構造を生合成経路に基づいて解説する。代表的なフェニルプロパノイドを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー3 ADーC5ー④ー2 |
|
8 | 第8回 | フラボノイド含有生薬 | 代表的なフラボノイドの構造を生合成経路に基づいて解説する。代表的なフラボノイドを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー3 ADーC5ー④ー2 |
|
9 | 第9回 | アルカロイド含有生薬(1) | 代表的なイソキノリンアルカロイド、インドールアルカロイドの構造を生合成経路に基づいて解説する。代表的なイソキノリンアルカロイド、インドールアルカロイドを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー5 ADーC5ー④ー4 |
|
10 | 第10回 | アルカロイド含有生薬(2) | 代表的なキノリンアルカロイド、トロパンアルカロイドの構造を生合成経路に基づいて解説する。代表的なキノリンアルカロイド、トロパンアルカロイドを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー5 ADーC5ー④ー4 |
|
11 | 第11回 | アルカロイド含有生薬(3) | 代表的なその他アルカロイドの構造を生合成経路に基づいて解説する。代表的なその他アルカロイドを主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー③ー2 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー5 ADーC5ー④ー4 |
|
12 | 第12回 | 脂質、糖質、その他の成分含有生薬 | 代表的な脂質、糖質やその他の成分を主要成分として含有する生薬の基原、薬効について解説する。 C5ー(1)ー②ー1 C5ー(1)ー③ー1 C5ー(1)ー④ー3 C5ー(1)ー④ー4 C5ー(1)ー④ー5 C5ー(2)ー①ー2 ADーC5ー④ー1 |