科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
薬品分析学Ⅲ[再]/Medical Analytical Chemistry Ⅲ |
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授業コード /Class Code |
B410353050 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期集中/AUTUMN INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他(後期)/OTHERS(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.5 |
主担当教員 /Main Instructor |
山原 弘/YAMAHARA HIROSHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平野 裕之/HIRANO HIROYUKI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
山原 弘/YAMAHARA HIROSHI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり2年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す5項目のうち、1.4.5を目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 生体の機能や医薬品の働きが三次元的な相互作用によって支配されていることを理解するために、生体分子の立体構造、生体分子が関与する相互作用、及びそれらを解析する手法に関する基本的知識を習得する。 生体分子、化学物質の姿、形を捉えるために、それらの解析に必要な方法に関する基本知識を習得する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
C2ー(4)ー①ー2蛍光光度法の原理および応用例を説明できる。 C2ー(4)ー①ー3赤外・ラマン分光スペクトルの原理および応用例を説明できる。 C2ー(4)ー①ー5旋光度測定法(旋光分散)原理および応用例を説明できる。 C2ー(4)ー②ー1核磁気共鳴スペクトル測定法の原理および応用例を説明できる。 C2ー(4)ー③ー1質量分析法の原理および応用例を説明できる。 C2ー(4)ー④ー1X線結晶解析の原理および応用例を概説できる。 C2ー(4)ー④ー2粉末X線回折測定法の原理と利用例を概説できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
蛍光光度法、赤外・ラマン分光スペクトル、旋光度測定法(旋光分散)、円偏光二色性測定法、核磁気共鳴スペクトル、質量分析、X線結晶解析 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って講義する |
履修するにあたって /Instruction to Students |
物理化学Ⅰの項目を基礎知識としている項目が多いので、物理化学Ⅰを復習してから授業に臨んでほしい。また教科書をよく読み、疑問点は他の教科書や文献を調べたり、先生方に質問するなりして、そのままに放置しないことが大事です。オフィスアワー:火曜日 16:00?17:00 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
週末や休日を利用して何度も復習すること(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験の成績に基づいて評価する。 |
テキスト /Required Texts |
轟木賢一郎他著「アップデート薬学機器分析学」廣川書店 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 蛍光光度法 | テキスト第1章p26ー39 ①蛍光現象を説明できる。②蛍光分光光度計を説明できる。③蛍光光度法の応用について説明できる。C2ー(4)ー①ー2 |
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2 | 第2回 | 化学発光法 | テキスト第1章p40ー48 ①化学発光現象を説明できる。②代表的な化学発光反応を列挙できる。③化学発光の分析応用例について説明できる。C2ー(4)ー①ー2 |
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3 | 第3回 | 赤外・ラマンスペクトル法 | テキスト第2章p76ー97 ①赤外線・ラマン線について説明できる②分子の赤外吸収について説明できる③赤外分光光度計の構造を説明できる。④赤外吸収スペクトル測定用の試料調製を説明できる。 ⑤赤外吸収スペクトルの簡単な解析ができる。C2ー(4)ー①ー3 |
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4 | 第4回 | 核磁気共鳴法Ⅰ | テキスト第2章p98ー118 ①NMRの原理を簡単に説明出来る②NMR装置を説明出来る③T1緩和とT2緩和を概説できる。C2ー(4)ー②ー1 |
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5 | 第5回 | 核磁気共鳴法Ⅱ | テキスト第2章p98ー118 ①化学シフトを説明できる②スピンースピン結合について説明できる ③スピン?スピン結合の実際 ④フェナセチンのNMRスペクトルC2ー(4)ー②ー1 |
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6 | 第6回 | 質量分析法Ⅰ | テキスト第2章p119ー146 ①単収束磁場型質量分析計を説明できる②各種のイオン化法と質量分離法を説明できる③質量分離部の説明ができる②マススペクトルにおけるピークの種類を説明できる④親イオンの開裂の様式を説明できる⑤マススペクトルの生体分子解析への応用を説明できる。C2ー(4)ー③ー1 |
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7 | 第7回 | 屈折率・旋光度測定法 | テキスト第2章p147ー151 ①光の屈折を説明できる②旋光度について説明できる。C2ー(4)ー①ー5 |
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8 | 第8回 | ORD・CD | テキスト第2章p152ー170 ①円二色性を説明できる②楕円偏光を説明できる③CD曲線を説明できる④コットン効果を説明できる。C2ー(4)ー①ー5 |
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9 | 第9回 | X線結晶解析Ⅰ | ①X線の性質について説明できる②単結晶X線解析の一連の流れを説明できるC2ー(4)ー④ー1 C2ー(4)ー④ー2 | |
10 | 第10回 | X線結晶解析Ⅱ | ①抗ウイルス薬の開発について概説できる②カリウムチャンネルの構造と機能について説明できる。C2ー(4)ー④ー1 | |
11 | 第11回 | 電子スピン共鳴法 | テキスト第5章232ー243 ①電子スピン共鳴法(ESR)スペクトル測定法の原理を説明できる②生体内における活性酸素の分析ついて説明できる③ESRイメージングを説明できる |
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12 | 第12回 | 相互作用の解析法 | テキスト第5章p257ー266①生体分子間相互作用を説明できる ②相互作用の分析法を列挙できる ③表面プラズモン共鳴(SPR)法を簡単に説明できる ④蛍光相関分光(FCS)法を簡単に説明できる ⑤蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)法を簡単に説明できるC2ー(4)ー①ー2 C2ー(4)ー①ー5 |