科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
薬品分析学Ⅰ[再]/Quantitative Determination of Substances Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B410273050 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期集中/AUTUMN INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他(後期)/OTHERS(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.5 |
主担当教員 /Main Instructor |
平野 裕之/HIRANO HIROYUKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平野 裕之/HIRANO HIROYUKI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
遠隔授業 (オンデマンド授業) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり1年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す5項目のうち、2,3,7を目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 医薬品を販売する時には、その品質を管理する手段の一つとして必ずその主成分の薬品の定量法が確立されていなければならない。定量分析法には、重量分析法、容量分析法、機器分析法などがあるが、近年機器分析法が急速に発達し、広範囲に用いられるようになってきた。しかし容量分析法は、現在も日本薬局方収載医薬品の大部分で用いられている重要な定量法である。日本薬局方収載の医薬品は、第一部と第二部合計で1200品目以上あり、その7割以上の医薬品に対し容量分析法が定められている。それ故、特定の医薬品の定量法を丸覚えしたのでは応用が効かず無意味である。本講義は、まず定量法をその基礎理論によって分類し、系統的に整理して学ぶことから始める。次に容量分析法を、定量する医薬品と定量的に反応する試薬の反応形式により分類して解説し、定量法の基礎を理解し、化学量論の概念を学習する。 なお、この授業の担当者は、製薬企業での研究業務ならびに、製薬企業の品質管理に関するアドバイザーを経験している、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から薬品分析等を解説するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
以下の各SBOsを到達目標とする。 薬学準備教育ガイドライン (7)薬学の基礎としての数学・統計学 【①数値の扱い】 1.大きな数や小さな数をSI 接頭語、べき、および対数を使い、的確に表すことができる。(知識・技能) 2.有効数字の概念を説明し、有効数字を含む値の計算ができる。(知識・技能) C2 化学物質の分析 (1)分析の基礎 【① 分析の基本】 1.分析に用いる器具を正しく使用できる。(知識・技能) 2. 測定値を適切に取り扱うことができる。(知識・技能) 3.分析法のバリデーションについて説明できる。 (2)溶液中の化学平衡 【① 酸・塩基平衡】 1.酸・塩基平衡の概念について説明できる。 2.pH および解離定数について説明できる。(知識・技能) 4.緩衝作用や緩衝液について説明できる。 【②各種の化学平衡】 1.錯体・キレート生成平衡について説明できる。 2.沈殿平衡について説明できる。 (3)化学物質の定性分析・定量分析 【②定量分析(容量分析・重量分析)】 1.中和滴定(非水滴定を含む)の原理、操作法および応用例を説明できる。 2.キレート滴定の原理、操作法および応用例を説明できる。 3.沈殿滴定の原理、操作法および応用例を説明できる。 5.日本薬局方収載の代表的な医薬品の容量分析を実施できる。(知識・技能) 定量法をその基礎理論によって分類し、系統的に理解する。容量分析法を、定量する医薬品と定量的に反応する試薬の反応形式により分類し、定量法の基礎ならびに化学量論の概念を理解する。 |
授業のキーワード /Keywords |
重量分析、容量分析、中和滴定法、非水滴定法、キレート滴定法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って12回の講義を行ないます。復習確認としてポストテストを行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
予習、復習すること。講義前に必ず教科書ならびに配布教材等で予習をしてください。講義後はまとめのノートを作成し、確認問題(パザパ)を必ずやってください。そのあとにdotCampusにあるポストテストを行ってください。また、dotCampusに各回の講義に関する到達目標、キーワード、確認問題等を示しているので予習、復習の際に確認してください。 オフィスアワー:金曜日 15:30ー17:00 必ず事前に電子メールでアポイントを取ること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
講義前に必ず教科書ならびに配布教材等で予習をしてください(目安として0.5時間)。授業が終わったらdotCampusにあるポストテストを必ずやってください。合わせてその時間のまとめの確認問題(パザパ)をやってください(目安として1時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
ポストテストならびに演習問題 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験50点、ポストテストならびに演習50点の合計100点満点の成績に基づいて評価する。 定期試験は、定義または用語についての確認、ならびに計算の技能を求め、 マーク式については、正誤、正解又は誤りの文章もしくは語句を選択する問題を、 記述式については、指示された定義または用語を適切かつ論理的に説明することを求め、 説明に必要な語句または数値がすべて記載されているか、論理性の視点より加点法にて採点する。 計算問題については、式の妥当性、物理および化学単位の妥当性、結果の妥当性の視点より加点法にて採点する。 |
テキスト /Required Texts |
「薬学領域の分析化学」 財津潔、鶴田泰人編集 廣川書店 「HANDY INTELLIGENCE 日本薬局方」 京都廣川書店 「“パザパ”薬学演習シリーズ① 分析化学演習」京都廣川書店 |
参考図書 /Reference Books |
『第18改正 日本薬局方解説書』 廣川書店 『分析化学』萩中淳編 化学同人 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 定量分析法の基礎 (1) | 日本薬局方の概略を学ぶ。 数値の表示法、 誤差と計算化学はかり、各種濃度について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー1 C2ー(1)ー2 C2ー(1)ー3 |
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2 | 第2回 | 定量分析法の基礎 (2) | 日本薬局方の概略を学ぶ。 数値の表示法、 誤差と計算化学はかり、容量分析用器具について学ぶ。 各種濃度について学ぶ。 さらに、検定公差について学ぶ。 分析バリデーションについて学ぶ 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー1 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー3 |
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3 | 第3回 | 容量分析 (1) | 標準溶液、標準試薬について学ぶ。 濃度係数(ファクター)について学ぶ。 容量分析用標準液の標定法について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(3)ー②ー5 |
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4 | 第4回 | 容量分析 (2) | 化学平衡について学ぶ。 滴定終末点検出法について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(3)ー②ー5 |
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5 | 第5回 | 中和滴定法 (1) | 共役酸・塩基について学ぶ。 質量作用の法則、酸カリ定数および塩基解離定数度について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(2)ー①ー1 C2ー(2)ー①ー2 |
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6 | 第6回 | 中和滴定法 (2) | 活量と活量係数について学ぶ。 pHメーターの原理について学ぶ。 pH、酸及び塩基水溶液の水素イオン濃度について学ぶ。 緩衝液について学ぶ。 弱酸、弱塩基、緩衝液のpHを求める。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(2)ー①ー1 C2ー(2)ー①ー2 |
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7 | 第7回 | 中和滴定法(3) | 滴定曲線(中和曲線)と指示薬の選択について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(2)ー①ー1 C2ー(2)ー①ー2 C2ー(2)ー①ー4 |
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8 | 第8回 | 中和滴定法(3) | 標準液の調製と標定について学ぶ。 医薬品の実験例について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(2)ー①ー1 C2ー(2)ー①ー2 C2ー(2)ー①ー4 C2ー(3)ー②ー1 C2ー(3)ー②ー5 |
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9 | 第9回 | 非水滴定法 | 非水溶媒中での弱酸及び弱塩基の強さ、溶媒の種類について学ぶ。 標準液の調製と標定について学ぶ。 医薬品の実験例について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(2)ー①ー1 C2ー(2)ー①ー2 C2ー(2)ー①ー4 C2ー(3)ー②ー1 C2ー(3)ー②ー5 |
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10 | 第10回 | 沈殿滴定法 | イオン濃度の変化と滴定曲線について学ぶ。 Fajans法、Volhard法について学ぶ。 標準液の調製と標定について学ぶ。 医薬品の実験例についてについて学ぶ。 分別沈殿法について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(2)ー②ー2 C2ー(3)ー②ー3 C2ー(3)ー②ー5 |
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11 | 第11回 | キレート滴定法 (1) | 錯体、配位子、キレートについて学ぶ。 錯体生成平衡ならびに錯体の安定性について学ぶ。 錯体生成に影響を与える因子について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(2)ー②ー1 |
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12 | 第12回 | キレート滴定法(2) | 金属指示薬と金属イオンについて学ぶ。 標準液の調製と標定について学ぶ。 医薬品の定量について学ぶ。 薬学準備教育ガイドライン (7)ー①ー1 (7)ー①ー2 C2ー(1)ー①ー2 C2ー(2)ー②ー1 C2ー(3)ー②ー2 C2ー(3)ー②ー5 |