科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
基礎化学[再]/Basic Organic Chemistry |
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授業コード /Class Code |
B410022050 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期集中/SPRING INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他(前期)/OTHERS(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.5 |
主担当教員 /Main Instructor |
日置 和人/HIOKI KAZUHITO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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日置 和人/HIOKI KAZUHITO | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
講義 資料配布: 授業時間内およびMoodleより配信 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり1年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、3『科学の基礎知識』を目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) 高等学校で学ぶ化学基礎および化学(化学Ⅰ,Ⅱ)の内容から、 これから薬学を学ぶために重要な基礎的項目を復習するとともに、それらの発展へと理解を進める。 特に有機化学を理解するために必要な a. 語句とその意味、 b. 分子の形と成り立ち、 c. 分子内での電子の偏りに重点を置いて基礎を固める。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
【物質の基本概念】、【化学結合と分子】、【化学反応を定量的に探る】、【基本事項】の各項目を正しく理解できるような基礎固めを目標とします。 以下の各SBOsを到達目標とする。 【物質の基本概念】 JB-(5)-①-1 原子、分子、イオンの基本的構造について説明できる。 JB-(5)-①-2 原子量、分子量を説明できる。 JB-(5)-①-3 原子の電子配置について説明できる。 JB-(5)-①-4 周期表に基づいて原子の諸性質(イオン化エネルギー、電気陰性度など)を説明できる。 JB-(5)-①-5 同素体、同位体について、例を挙げて説明できる。 【化学結合と分子】 JB-(5)-②-1 イオン結合、共有結合、配位結合、金属結合の成り立ちと違いについて説明できる。 JB-(5)-②-2 分子の極性について概説できる。 JB-(5)-②-3 共有結合性の化合物とイオン結合性の化合物の性質(融点、沸点など)の違いを説明できる。 JB-(5)-②-4 代表的な結晶構造について説明できる。 JB-(5)-②-5 代表的な化合物の名称と構造を列挙できる。 【化学反応を定量的に捉える】 JB-(5)-③-1 溶液の濃度計算と調製ができる。(技能) JB-(5)-③-3 代表的な化学変化を化学量論的に捉え、その量的関係を計算できる。(技能) JB-(5)-③-4 酸と塩基の基本的な性質および強弱の指標を説明できる。 JB-(5)-③-5 酸化と還元について電子の授受を含めて説明できる。 【化学結合】 C1-(1)-①-1 化学結合の様式について説明できる。 C1-(1)-①-2 分子軌道の基本概念および軌道の混成について説明できる。 C1-(1)-①-3 共役や共鳴の概念を説明できる。 【基本事項】 C3-(1)-①-1 代表的な化合物を IUPAC 規則に基づいて命名することができる。 C3-(1)-①-2 薬学領域で用いられる代表的な化合物を慣用名で記述できる。 C3-(1)-①-3 基本的な化合物を、ルイス構造式で書くことができる。 C3-(1)-①-4 有機化合物の性質と共鳴の関係について説明できる。 C3-(1)-②-5 絶対配置の表示法を説明し、キラル化合物の構造を書くことができる。(知識・技能) C3-(1)-②-6 炭素-炭素二重結合の立体異性(cis、transならびにE、Z異性)について説明できる。(知識) C3-(1)-②-7 フィッシャー投影式とニューマン投影式を用いて有機化合物の構造を書くことができる。(技能) |
授業のキーワード /Keywords |
電子軌道、混成軌道、立体、酸と塩基、命名法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って12回の講義を行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
対面講義を予定しています。集中講義となっていますが、受講者の履修状況を確認した上で、毎週定時に講義をする予定です。 第5回の講義終了後、その翌週を目処に、到達度確認試験を実施します. 授業内容に関する質問や資料の配布など、e-LearningシステムMoodleを活用します。 オフィスアワー:火曜-水曜17:00-18:00 MP386(教員室) 連絡先:hioki@pharm.kobegakuin.ac.jp |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
配布資料および指定図書による復習、および問題演習(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
必要に応じて授業中または授業後に連絡します。主にe-LearningシステムMoodleを利用したやりとりになります。特に変更がある場合には、適宜、連絡します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
到達度確認試験を30点、定期試験および問題演習をあわせて70点、合計100点の成績に基づいて評価します。 授業の目的、到達目標に挙げた内容をどの程度理解できているかを試験で判定します。 |
テキスト /Required Texts |
第11版ソロモンの新有機化学Ⅰ、廣川書店。 その他、自作プリントを配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
①薬学生のための基礎化学 修正版、中山尋量・岩木和夫編、廣川書店。 ②困ったときの有機化学、 D.R.クライン著、 竹内敬人・山口和夫訳、 化学同人:有機化学に苦手意識を持つ人は、授業内容および今後の学習の基礎作りとして必須です。 有機反応機構 第5版、 PETER SYKES著、 久保田尚志訳、 東京化学同人; 今後の学習にも非常に有用な書籍ですので、購入をお勧めします。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 物質の構成 | 原子の構成と電子配置を説明できる。 JB-(5)-①-1 JB-(5)-①-2 JB-(5)-①-3 |
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2 | 第2回 | 原子の諸性質 | 周期表から読み取れる原子の性質と傾向を説明できる。 JB-(5)-①-1 JB-(5)-①-2 JB-(5)-①-3 JB-(5)-①-4 JB-(5)-①-5 |
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3 | 第3回 | 分子の構成 | 化学結合の種類と表記法を説明できる。 JB-(5)-①-1 JB-(5)-①-2 JB-(5)-①-3 JB-(5)-①-4 JB-(5)-②-1 JB-(5)-②-3 JB-(5)-②-4 C3-(1)-①-3 |
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4 | 第4回 | 分子の形成 | 電子軌道の形と混成について説明できる。 JB-(5)-①-1 JB-(5)-①-3 C1-(1)-①-1 C1-(1)-①-2 |
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5 | 第5回 | 分子の形 | 混成軌道からみる分子の立体構造を表記できる。 C1-(1)-①-1 C1-(1)-①-2 |
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6 | 第6回 | 物質の量と濃度 | 原子量・分子量と物質量から溶液濃度を算出できる。 JB-(5)-③-1 JB-(5)-③-3 JB-(5)-③-4 JB-(5)-③-5 |
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7 | 第7回 | 立体化学の表記 | 表記法を理解し、立体配置と立体配座を正確に図示できる。 C1-(1)-①-1 C1-(1)-①-2 C3-(1)-②-5 C3-(1)-②-6 C3-(1)-②-7 |
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8 | 第8回 | 分子の命名と表記 | 命名に関わる接頭語・接尾語を適切に使用できる。 C3-(1)-①-1 C3-(1)-①-2 |
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9 | 第9回 | 電子の局在と非局在 | 共鳴と共役、置換基の効果、分極を理解できる。 JB-(5)-②-2 C3-(1)-①-4 |
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10 | 第10回 | 酸と塩基 | 酸・塩基の定義と個々の強弱を判別できる。 JB-(5)-③-3 JB-(5)-③-4 |
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11 | 第11回 | 酸化還元反応 | 酸化数の変化から電子の授受を説明できる。 JB-(5)-③-4 JB-(5)-③-5 |
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12 | 第12回 | 総復習 | これまでの内容を相互に関連付けて説明できる。 |