科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
医療英語コミュニケーション/Medical English Communication |
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授業コード /Class Code |
B404271001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(前期)/FRI4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
辻本 貴江/TSUJIMOTO TAKAE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択科目》/*** MAJORS *** 《ELECTIVE》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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辻本 貴江/TSUJIMOTO TAKAE | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
中川 左理/NAKAGAWA SARI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、アドバンス科目であり6年次に配当している。 この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、1、5、6、7、8目指す。 ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針) なお、この授業の担当者は薬局・病院で薬剤師として実務経験のある教員であり、より実践的な観点から医療英語コミュニケーションを解説するものとする。 現在、海外から日本に入国する外国人旅行者や医療目的の入国者が増加している。外国人に対する診療の必要性や薬局やドラッグストアにて市販薬(OTC薬)を求める外国人は増加し、薬剤師が薬物治療の説明や、服薬指導を英語で行う機会は今後更に増加してくると思われる。本科目では薬剤師として、外国人患者と効果的なコミュニケーションをとるために必要な語学、コミュニケーションスキルを通して知識、技能、態度を学ぶ。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
以下の各SBOsを到達目標とする。 薬物治療が正しく行われるために、外国人患者からの基本的情報収集(Information Gathering)ならびに服薬指導(Patient Education)を英語で行うことを目標とする。また、語学以外にも、アメリカの医療制度、健康保険制度、薬局の機能、薬剤師の活動分野について、日本と比較しながら説明できることを目標とする。 A-(3)-①-1 言語的および非言語的コミュニケーションの方法を概説できる。 A-(3)-①-2 意思、情報の伝達に必要な要素を列挙できる。 A-(3)-①-3 相手の立場、文化、習慣などによって、コミュニケーションのあり方が異なることを例示できる。 F-(2)-①-3 薬学に関連する英語の専門用語のうち代表的なものを列挙し、その内容を説明できる。 F-(2)-③-1 英語の基礎的音声を聞き分けることができる。 F-(2)-③-2 英語の会話を聞いて内容を理解して要約できる。 F-(2)-③-3 英語による日常会話での質疑応答ができる。 F-(2)-③-4 主な病名、組織・臓器名、医薬品名などを英語で発音できる。 G-(1)-②-1 平易な英語を用いた専門分野のプレゼンテーションを理解し、概要を述べることができる。 G-(1)-②-3 医療の現場で用いられる基本的な会話を英語で行うことができる。 G-(1)-③-4 薬の服用法と注意事項に関する情報を英語で伝達できる。 G-(2)-④-1 日本と諸外国における医療制度の違いを概説できる。 G-(2)-④-2 日本と諸外国における医療保険制度の違いを概説できる。 G-(2)-⑤-1 医療現場での基本的な日常会話を英語で行うことができる。 G-(2)-⑤-2 薬の服用法と注意事項に関する基礎的情報を英語で伝達できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
医療英語、英語による患者情報収集、英語による服薬指導、コミュニケーション |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業計画に従って15回の講義を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
外国人講師による英語の講義や外国人とのロールプレイを取り入れてる。資料の配布やレポート提出などは、dotCampusを活用する。第1回から第8回までと第14回から第15回までを辻本、第9回から第13回までを中川が担当する。 オフィスアワー:辻本:金曜日 12:45-13:45 質問があれば、遠慮なくこの時間に教員室(C号館2階、C/CP269)を訪ねてください。中川:金曜日 12:45-13:35 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習として、配布資料に目を通しておくこと(目安として0.5時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業中に提示します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中の発言や積極性を40%、課題の成果を60%として評価します(辻本担当の回)。 授業中に行った課題の内容を100%として評価します。(中川担当の回) |
テキスト /Required Texts |
本講義内容を学ぶための適切な教科書がないため、自作のプリントやリスニング用教材を配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回(辻本) | 基本英単語の確認と英語による服薬指導のリスニング | 処方せん記載事項、剤形、疾患名、副作用に関する基本的な英単語を列挙し内容を説明できる。アメリカ人薬剤師と患者の会話(情報収集と服薬指導)をリスニングし、内容を理解できる。※ F-(2)-①-3、F-(2)-③-1、F-(2)-③-2、F-(2)-③-4 | |
2 | 第2回(辻本) | 日本とアメリカの薬学教育システム、医療保険システム、処方せん記載事項の違い | アメリカの医療、保険制度、薬学教育、薬局の機能と業務、薬剤師の活動分野について日本と比較しながら違いを列挙できる。※G-(2)-④-1、G-(2)-④-2 | |
3 | 第3回(辻本) | 薬剤師のための英会話Ⅰ | 薬物療法のための情報収集(Information Gathering)に関わる必要事項を日本語と英語で列挙できる。外国人患者が院外処方せんを持って調剤薬局に来局した時の対応を英語でロールプレイできる。※F-(2)-③-2、F-(2)-③-3、F-(2)-③-4、G-(1)-②-3、G-(1)-③-4、G-(2)-⑤-1、G-(2)-⑤-2 | |
4 | 第4回(辻本) | 薬剤師のための英会話Ⅱ | 薬物療法のための服薬指導(Patient Education)に関わる必要事項を日本語と英語で列挙できる。外国人患者に処方薬を交付する時の対応、服薬指導を英語でロールプレイできる。※F-(2)-③-2、F-(2)-③-3、F-(2)-③-4、G-(1)-②-3、G-(1)-③-4、G-(2)-⑤-1、G-(2)-⑤-2 | |
5 | 第5回(辻本) | 薬剤師のための英会話Ⅲ | OTC薬を交付するときの情報収集(Information Gathering)とアセスメントに関わる必要事項(Assessment and Triage)を日本語と英語で列挙できる。外国人患者がOTC薬を買うために来局した時の対応を英語でロールプレイできる。F-(2)-③-2、F-(2)-③-3、F-(2)-③-4、G-(1)-②-3、G-(1)-③-4、G-(2)-⑤-1、G-(2)-⑤-2 | |
6 | 第6回(辻本) | 薬剤師のための英会話Ⅳ | OTC薬を交付する時の服薬指導(Patient Education)に関わる必要事項を日本語と英語で列挙できる。外国人患者にOTC薬を交付する時の服薬指導を英語でロールプレイできる。F-(2)-③-2、F-(2)-③-3、F-(2)-③-4、G-(1)-②-3、G-(1)-③-4、G-(2)-⑤-1、G-(2)-⑤-2 | |
7 | 第7回(辻本) | アメリカの薬剤師を招いてⅠ | アメリカ人薬剤師による講義を聴き、アメリカで薬剤師が実践する患者からの情報収集の方法とコミュニケーションスキルを概説できる。※A-(3)-①-1、A-(3)-①-2、A-(3)-①-3、F-(2)-③-1、F-(2)-③-3、G-(1)-②-1 | |
8 | 第8回(辻本) | アメリカの薬剤師を招いてⅡ | アメリカ人薬剤師による講義を聴き、アメリカで薬剤師が実践する服薬指導の方法とコミュニケーションスキルを概説できる。※A-(3)-①-1、A-(3)-①-2、A-(3)-①-3、F-(2)-③-1、F-(2)-③-2、G-(1)-②-1 | |
9 | 第9回(中川) | 薬剤師のための英会話Ⅴ | CNN Newsから、医療系Newsのリスニングやシャドーイングに挑戦する。疾患や治療に関する英語の動画を下に、内容についてプレゼンテーションを行う。 F-(2)-③-1 F-(2)-③-2 G-(1)-②-1 |
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10 | 第10回(中川) | 薬剤師のための英会話Ⅵ | CNN Newsから、医療系Newsのリスニングやシャドーイングに挑戦する。疾患や治療に関する英語の動画を下に、内容についてプレゼンテーションを行う。 F-(2)-③-1 F-(2)-③-2 G-(1)-②-1 |
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11 | 第11回(中川) | 薬剤師のための英会話Ⅶ | CNN Newsから、医療系Newsのリスニングやシャドーイングに挑戦する。疾患や治療に関する英語の動画を下に、内容についてプレゼンテーションを行う。 F-(2)-③-1 F-(2)-③-2 G-(1)-②-1 |
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12 | 第12回(中川) | 薬剤師のための英会話Ⅷ | CNN Newsから、医療系Newsのリスニングやシャドーイングに挑戦する。疾患や治療に関する英語の動画を下に、内容についてプレゼンテーションを行う。 F-(2)-③-1 F-(2)-③-2 G-(1)-②-1 |
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13 | 第13回(中川) | 薬剤師のための英会話Ⅸ | CNN Newsから、医療系Newsのリスニングやシャドーイングに挑戦する。疾患や治療に関する英語の動画を下に、内容についてプレゼンテーションを行う。 F-(2)-③-1 F-(2)-③-2 G-(1)-②-1 |
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14 | 第14回(辻本) | 薬剤師のための英会話Ⅹ | 「シナリオ1:外国人が院外処方せんをもってやってきた」を用いて、外国人を患者役としてロールプレイを行い、授業で学んだことを実践できる。英語での情報収集や服薬指導が外国人に理解されているかを確認できる。※ F-(2)-①-3、F-(2)-③-1、F-(2)-③-2、F-(2)-③-3、G-(1)-②-3、G-(1)-③-4、G-(2)-⑤-1、G-(2)-⑤-2 | |
15 | 第15回(辻本) | 薬剤師のための英会話まとめ | 「シナリオ2:外国人がOTC薬を買いにやってきた」を用いて、外国人を患者役として、ロールプレイを行い講義で学んだことを実践できる。英語での情報収集や服薬指導が外国人に理解されているかを確認する。※F-(2)-①-3、F-(2)-③-1、F-(2)-③-2、F-(2)-③-3、G-(1)-②-3、G-(1)-③-4、G-(2)-⑤-1、G-(2)-⑤-2 |