科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
多職種連携実践B/Interprofessional Education and Experiences B |
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授業コード /Class Code |
B001111001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
薬学部/Pharmaceutical Sciences |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期集中/AUTUMN INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他(後期)/OTHERS(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
内海 美保/UTHUMI MIHO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 《選択科目》/*** MAJORS *** 《ELECTIVE》 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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内海 美保/UTHUMI MIHO | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
梶田 博之/KAJITA HIROYUKI | 作業療法学科/Occupational Therapy |
難波 愛/NAMBA AI | 心理学部/Psychology |
阪田 憲二郎/SAKATA KENJIROU | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
阪井 一雄/SAKAI KAZUO | 作業療法学科/Occupational Therapy |
田村 行識/TAMURA YUKINORI | 栄養学部/Nutrition |
中川 輪央/NAKAGAWA WAO | 栄養学部/Nutrition |
西垣 千春/NISHIGAKI CHIHARU | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
橋本 力/hashimoto chikara | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
松田 広一/MATSUDA KOUICHI | 栄養学部/Nutrition |
南 哲/MINAMI SATOSHI | 理学療法学科/Physical Therapy |
村尾 浩/MURAO HIROSHI | 理学療法学科/Physical Therapy |
山原 弘/YAMAHARA HIROSHI | 薬学部/Pharmaceutical Sciences |
山下 勉/YAMASHITA TSUTOMU | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
講義、演習、実習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
卒業時に地域の保健医療福祉領域におけるニーズを的確に把握し、多職種連携協働による対象者・家族・コミュニティ中心のケアに寄与できるように、各職種の業務や役割、多職種連携の方法について理解し、実践していく基盤を養うことを目的とする。 関連するディプロマポリシーは、以下の通りである。 (https://www.kobegakuin.ac.jp/information/outline/policy/diploma.html) 薬学部DP: 1. 医療人として、豊かな人間性と高い倫理観、広い教養をもち、人の命と健康的な生活を守る使命感、責任感を有している。 2. 医療人として、患者の背景を理解し、多職種との相互理解を深め、積極的に連携・協力し、薬剤師に求められる行動を実践する能力を有している。 3. 薬剤師として、患者状態の把握、必要な情報収集と活用、安全で有効な薬物療法の実施と評価等の薬学的管理を実践する能力を有している。 4. 医療の担い手として、人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献する能力を有している。 5. 医療人として、医療を取り巻く課題に気づき、それらを考察し、課題解決に貢献できる能力を有している。 6. 薬剤師として、進歩する医療に対して常に関心や学習意欲をもち、生涯にわたり自己研鑚に励む態度を有している。 総合リハビリテーション学部DP: 1. 本学の卒業生は、リハビリテーションに関する広範な知識を修得するとともに、臨床現場、地域社会、企業等において、リハビリテーションサービスを必要とする人・生活上の困難を抱えた人に対応することができる。 2. 本学の卒業生は、リハビリテーションの広範かつ専門的な知識・技能・態度を修得するとともに、保健・医療・福祉の現場および地域社会での課題を解決し、チーム医療や総合的福祉、地域社会開発の担い手となることができる。 栄養学部DP: 1. 予防医学の知識を使って、地域住民の健康増進に意欲をもって寄与できる。 2. 我が国の超高齢社会に対して関心を持ち、生活習慣病の予防に強い意欲を持っている。 3. 自分の考えを的確に表現し、人とのコミュニケーションを通じて、適切な栄養の指導、医学検査を実践できる。 心理学部DP: 1. 社会の中で身の回りにある事象を観察し、問題の有無を適切に判断し、それを解決することができる。 2. 心理学の専門知識を第三者に適切に伝えることができる。 3. 社会の一員として、自らの意見や考えを的確に話し書くことができる。 4. 社会の中で、自らが所属するチームの一員として、多様なメンバーと良好なコミュニケーションをとり、主体的な役割を果たすことができる。 なお、この授業の担当者は、病院、企業、老人保健施設等での専門的な業務を経験している、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から保健医療福祉分野の専門職の役割等を解説するものとする。また、現場の第一線で活躍する専門職を招聘し、現場の多職種連携の実際を学ぶ、実践的教育から構成される授業科目である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 保健医療福祉分野にかかわる職種(薬剤師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、管理栄養士、臨床検査技師、公認心理師、看護職等)の業務を概説できる。 2. 患者・家族・コミュニティ中心の視点を踏まえた専門職の連携・協働の必要性を概説できる。 3. 自職種の思考、行為、価値観を概説できる。 4. 他職種の思考、行為、価値観を概説できる。 5. 複数の職種における関係性の構築や維持・成長に必要な要素を列挙できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
多職種連携、地域包括ケアシステム、患者・家族・コミュニティ中心のケア、他職種理解、相互尊重、チームダイナミクス |
授業の進め方 /Method of Instruction |
この授業は、神戸市看護大学との教育連携協定に基づき、同大学と合同で実施します。詳細な授業日程は、後日連絡します。授業では、グループディスカッションを取り入れます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
他学部の学生と積極的に知り合い、良好な関係が築けるよう取り組んでください。また、ドットキャンパスを通して学生同士の情報交換や教員からの情報配信を行う予定ですので、ドットキャンパスが使えるように準備しておいてください。 ※ドットキャンパスへのアクセス方法:「学内情報サービス」へログイン→(左上)「学内システム」→「dotCampus」を選択 ※ドットキャンパスから配信されたお知らせは、学生用メールアドレスに送信されます。普段利用しているメールアドレスに転送設定をしておいてください。 ※オフィスアワーは、随時受け付けます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業終了後に、課題、またはテキストの予習・復習箇所および目安となる時間を提示します。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポート、発表資料 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
すべての授業への出席を原則とし、授業中の取り組み姿勢や提出物(レポート、発表資料など)を総合的に評価します。授業への取り組み姿勢(50%)、レポート・発表資料等(50%) |
テキスト /Required Texts |
オリジナルテキストを使用 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | チームを作ろう | グループ活動を通じ、多職種連携協働に必要な要素や能力について話し合います。また、他者と良好な関係を築くための理論と実践を学びます。 | |
2 | 第2回 | 保健医療福祉分野の基本的理解/チームの関係性への働きかけ | 保健医療福祉分野で機能する様々な専門職や専門機関の役割について学びます。また、個々の専門職種間のつながりや、施設内の多職種連携チーム、地域を基盤に活動する多職種連携チームを知り、それらを効果的に機能させるためのノウハウを身につけます。 | |
3 | 第3回 | 症例について話し合おう① | 提示された症例に対して、患者・家族・コミュニティ中心の視点に立ち、必要なケアやサービスを話し合います。また、グループ全体の意思決定やグループの成果を出す過程において、互いの専門領域の考え方や役割を知り、多職種連携協働の実際を学びます。 | |
4 | 第4回 | 症例について話し合おう② | 提示された症例に対して、各専門職としての思考、行為、価値観を共有し、整理し、他学部の学生に説明できるように準備します。 | |
5 | 第5回 | 自職種の活動を紹介しよう・体験してもらおう① | 専門職(薬剤師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、管理栄養士、臨床検査技師、公認心理師、看護職)がどのような学術的背景のもと、どのような思考や価値観に基づき業務を推進しているのかを互いに紹介し合い、認識を深めます。また、各専門職の業務体験を通じて各専門職の意義や必要性を知り、多職種連携協働の前提となる相互尊重や信頼関係の素地を築きます。 | |
6 | 第6回 | 自職種の活動を紹介しよう・体験してもらおう② | 同上 | |
7 | 第7回 | 自職種の活動を紹介しよう・体験してもらおう③ | 同上 | |
8 | 第8回 | 自職種の活動を紹介しよう・体験してもらおう④ | 同上 | |
9 | 第9回 | 自職種の活動を紹介しよう・体験してもらおう⑤ | 同上 | |
10 | 第10回 | 自職種の活動を紹介しよう・体験してもらおう⑥ | 同上 | |
11 | 第11回 | 症例について話し合おう③ | 専門職種間における思考・行為・価値観の類似点・相違点について話し合います。また、患者・家族・コミュニティ中心の視点に立ち、専門職種間の役割分担や複数の専門職における関係性の構築や維持、成長に必要な要素について話し合います。 | |
12 | 第12回 | 効果的な多職種連携の実践(全体討論・まとめ) | 各グループにおける学習の成果を発表し、全体討論を行います。また、チームにおける自らの役割や専門職として今後必要な学びについて考えます。 |