科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
ビジネスミクロ分析 [企業]/Microeconomics for Business |
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授業コード /Class Code |
B301841001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
経済学部/Economics |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期),月4(前期)/MON3(SPR.),MON4(SPR.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
林 隆一/HAYASI RYUUITI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 (各コース科目・専門科目)/*** MAJORS *** (各コース科目・専門科目) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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林 隆一/HAYASI RYUUITI | 経済学部/Economics |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、企業経済コースの選択必修科目(その他のコースの選択科目)として、企業の経済活動に関する基礎科目として位置づけられる。DP(学位授与方針)の「経済の歴史や制度に係わる知識を修得し、今日の経済情勢を歴史的・制度的に理解」し、「経済理論の基礎を習得し、日常の経済生活や経済全体の動向について理論的に理解」することをベースに「自分の意見を文書によって表現」することを目的とする。 スマートフォン、ゲーム機、遊園地、お菓子、自動車、ファーストフード、ファストファッションなど現在の「当たり前」は企業が生み出している。これらを生み出した企業事例を踏まえ、企業の定量・定性分析の基礎・フレームワークを身につけることを目的としている。世界を創っている日本を代表する企業、特に兵庫や関西企業を中心としたビジネス・モデルを学ぶことも目的である。 なお、この授業の担当者は、証券アナリストとして企業分析・評価を19年間経験し、現在は上場企業の社外取締役を兼務する「実務経験のある教員」であり、より実践的な観点から上記の内容等を解説するものである。企業の若手従業員向け研修の内容も反映させ、ビジネスでも実際に「使える」ことを意識している。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
(1)実際の企業活動の現場で使われる代表的な理論や手法の基本知識を身につける(知識)。 (2)経営学等の理論・概念を使い、学生自身が選んだ企業(組織)に適用できる(技能)。 (3)具体的な企業活動に興味を持つことができる(態度・習慣)。 |
授業のキーワード /Keywords |
イノベーション、SWOT、上場企業、損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、セグメント情報、成長マトリックス、ドメイン、経験曲線効果、PPM、ファイブフォース分析、3つの競争戦略、バリューチェーン、サプライチェーン・マネジメント、グローバリゼーション、トヨタ生産方式、科学的管理法、人間関係論、ドミナント・デザイン、事業部制、カンパニー制、マトリックス組織、アメーバ組織、製品アーキテクチャ、エコシステム、創業者、M&A |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義では、テキストに沿って、日本を代表する企業などの事業展開と関連する理論や考え方等を説明する(資料は配付しない)。 ・最終的には、受講生が自分の選んだ企業を、講義で習った理論や手法を使い分析し、レポートを作成する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
必須ではないが、事前に企業経済コース科目「企業経済論」を取得しておくことが望ましい(取得していない場合はテキストの予習を充分に行う必要がある)。本講義の進め方やスケジュールは順次変更する可能性がある。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
一律ではないものの、平均的には90分程度を想定している。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
課題レポート100%(最終レポートと各講義内レポート合計) |
テキスト /Required Texts |
林隆一著『世界を創る日本企業のみかた ービジネスミクロ分析のすすめー』 大学教育出版、ISBN:978-4-86692-252-2、2023/04/20発行 (2回目以降の講義ではテキスト使用) |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 講義の全体像・評価方法を説明した上で、課題レポートの内容を説明する。 | |
2 | 第2回 | 第1章 イノベーション | 「なぜユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は復活したのか」 ネスレ日本の事例などから「イノベーション」について学ぶ。 |
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3 | 第3回 | 第2章 事業環境の変化と企業評価 | 企業のみかた(定量分析:時価総額、定性分析:SWOT分析) | |
4 | 第4回 | 第2章 事業環境の変化と企業評価 | 兵庫を代表するシスメックス、大阪を代表するクボタの企業事例を学ぶ。 |
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5 | 第5回 | 第3章 損益計算書と貸借対照表 | 定量分析:損益計算書(PL)のみかた なぜ、王将は餃子で勝負するのかを「IR情報」を活用して学ぶ。 |
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6 | 第6回 | 第3章 損益計算書と貸借対照表 | 定量分析:貸借対照表(BS)のみかたを学ぶ。 |
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7 | 第7回 | 第4章 セグメント情報と成長ベクトル | イオンのセグメント事例から、成長ベクトルの考え方を学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 第4章 セグメント情報と成長ベクトル | 三菱重工、川崎重工の企業事例から、セグメント情報の活用方法を学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 第5章 経験曲線効果とPPM | ゲームも、携帯も、太陽電池も「電卓」から始まった。 | |
10 | 第10回 | 第5章 経験曲線効果とPPM | 兵庫を代表する上場企業、カネミツ、フジッコ、ロックフィールドの事例を学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 第6章 ポジショニング・アプローチ(1) | ファイブフォース分析と3つの競争戦略を学ぶ(JALとANAの事例)。 | |
12 | 第12回 | 第6章 ポジショニング・アプローチ(1) | 日本マクドナルド、モスバーガー、フレッシュネスバーガー、ラッキーピエロの事例から学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 第7章 ポジショニング・アプローチ(2) | 神戸物産(業務スーパー)などの事例からバリューチェーンを学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 第7章 ポジショニング・アプローチ(2) | ユニクロ、しまむら、ZARA、H&Mのアパレル企業事例から学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 第8章 サプライチェーン・マネジメント | ケンタッキーフライドチキンと三菱商事の関連から、サプライチェーン・マネージメントを学ぶ。 | |
16 | 第16回 | 第8章 サプライチェーン・マネジメント | アイフォンがどこでどのように製造されているかを、ホンハイ(EMS)やファナックとの関係から学ぶ。 | |
17 | 第17回 | 第9章 グローバリゼーション | 日本の貿易・経常収支から日本企業の海外展開を学ぶ(マキタの事例)。 | |
18 | 第18回 | 第9章 グローバリゼーション | グローバルの自動車産業と事業環境を学ぶ。 | |
19 | 第19回 | 第10章 トヨタ生産方式 | トヨタの歴史とトヨタ生産方式の特徴を学ぶ。 | |
20 | 第20回 | 第10章 トヨタ生産方式 | 建設機械業界(コマツ)の競争力の源泉について考える。 | |
21 | 第21回 | 第11章 組織は戦略に従う | テイラーの「科学的管理法」とホーソン実験を考え、組織の基本形態(事業部制・カンパニー制まで)を学ぶ。 | |
22 | 第22回 | 第11章 組織は戦略に従う | T型フォード(ドミナントデザイン)とGMの事業部制の事例を学ぶ。 | |
23 | 第23回 | 第12章 戦略は組織に従う | 日産自動車の事例から「クロスファンクションチーム」を学ぶ。また、マトリックス組織やアメーバー組織を学ぶ。 | |
24 | 第24回 | 第12章 戦略は組織に従う | 村田製作所(マトリックス組織)と京セラ(アメーバー組織)の事例を学ぶ。 | |
25 | 第25回 | 第13章 製品アーキテクチャ | 日本の工作機械産業事例から製品アーキテクチャを学ぶ。 | |
26 | 第26回 | 第13章 製品アーキテクチャ | ファナック、SMC、THKの事例からビジネス・エコシステムについて学ぶ。 | |
27 | 第27回 | 第14章 イノベーションの創業者 | 世界の創業者(イーロン・マスク、ベゾフ、ゲイツ、バフェット)とM&Aについて学ぶ。 | |
28 | 第28回 | 第14章 イノベーションの創業者 | ソフトバンク(孫正義)、ニデック(永守重信)、キーエンス(滝崎武光)の日本を代表する創業者の事例を学ぶ。 | |
29 | 第29回 | まとめ、補足、課題説明 | まとめ、補足、課題説明 | |
30 | 第30回 | まとめ、補足、課題説明 | まとめ、補足、課題説明 |