科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
西洋経済史 [生活]/European Economic History |
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授業コード /Class Code |
B301751001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
経済学部/Economics |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月1(後期),月2(後期)/MON1(AUT.),MON2(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
岡部 芳彦/OKABE YOSHIHIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 (各コース科目・専門科目)/*** MAJORS *** (各コース科目・専門科目) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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岡部 芳彦/OKABE YOSHIHIKO | 経済学部/Economics |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この講義は外国経済の特徴を歴史的に学び、経済史的な知識を得ることができます。新聞やテレビなどを見て情報を得る場合の基礎となる知識を習得し、今後働く際に必要となる世界経済の歴史的背景の把握を目標にしています。各回講義の主題に関連する経済小説、ドラマなどの紹介、一部視聴できます。 1時限目では本年、世界で起こるであろう時事問題の歴史的背景の説明も行いますので、現代的な問題関心を持っている学生諸氏にも有益な講義となるでしょう。関係する経済の基礎知識に関しても適宜学ぶことができます。2時限目では著名な歴史的な人物や大事件ではなく、人々の生活や文化といった社会史・文化史の視点から講義を行います。 なお、この科目は、学部のDPに示す「1.経済の歴史や制度に係わる知識を修得し、今日の経済情勢を歴史的・制度的に理解できる。」ことを目指しています。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
グローバル化が進展する現在、大学卒業後、働く際や日常生活を送る上で関係する海外事情の歴史的背景を理解するための知識が習得できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
歴史、海外事情、西洋経済史、グローバル化 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
この講義は歴史の講義ですが、古い時代から新しい時代へと進むのではなく、歴史学で話題のトピックを各回完結で紹介してゆきます。西洋経済史Ⅰでは、歴史的な事件や政策などの大きな出来事を取り上げます。講義順・内容は変更される可能性があります。また講義の中で皆さんの理解度に応じて進度を決めるので、講義内容に若干の増減があります。授業中に分らなかったことはご遠慮なくご質問いただければと思います。また各回のレジュメに記載されているメールアドレスまでご質問いただいても結構です。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業中の私語・携帯ほか授業妨害とみなされる行為は減点の対象となるのでご注意ください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
レポート作成に向けた準備として各回の授業終了後に90分程度復習する。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レポート2回(複数のレポート提出可)。成績評価の対象とする。学生の希望の応じてフィードバックする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
試験50%、レポート50%。講義は基本的に日本語で行われますが、レポートは日本語・英語のどちらでも回答・作成可とします。 |
テキスト /Required Texts |
岡部芳彦『本当のウクライナ - 訪問35回以上、指導者たちと直接会ってわかったこと』 - (ワニブックスPLUS新書) 新書 – 2022年、税込930円。 (ウクライナ情勢について5回講義予定。その際に使用、試験ではこの本のみ持ち込み可) https://www.amazon.co.jp/dp/4847066766/ |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回第2回 | 1.経済史って何? 2.社会史とは何か |
1.今まで学んだ歴史と経済史は何が違うのか 2.社会史の視点 |
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2 | 第3回第4回 | 3.フランス革命を考える。 4.伝説と実在 |
3.フランス革命の経済史的背景とフランス革命観の変遷 4.「ハーメルンの笛吹男」を例に、伝説が実際に起こった歴史的事例に基づいていることについて学ぶ。 |
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3 | 第5回第6回 | 5.産業革命と消費社会ー18世紀イギリス 6.読書の文化史 |
5.産業革命に関する議論の整理と消費社会誕生との関係 6.一つの「行為」から見る歴史について学ぶ。 |
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4 | 第7回第8回 | 7 ソ連の歴史1 8 レポートの作法 |
7.ソ連の歴史 8.卒論につながるレポートの作法 |
11/14 |
5 | 第9回第10回 | 9 ソ連の歴史2 10 偽書・偽史の世界 |
9・ソ連の歴史2 10.偽りの歴史に対する「ワクチン」 |
11/21 |
6 | 第11回第12回 | 11.ソ連の歴史3 |
11.ソ連の歴史3 |
11/28 |
7 | 第13回第14回 | 13. ウクライナの歴史1 14.神秘の国イギリス |
13ウクライナの歴史第一回 14. 魔法や魔術、魔女がイギリスにおいていつの時代からなくなったのかを見ることによって近代との分水嶺を考察する。 |
12/5 |
8 | 第15回第16回 | 15.工業化と後発国の工業化 16.歴史記述の始まりと「記録を残さなかった男」の歴史 |
15.ガーシェンクローン・モデルについて講義する。 16.「記録を残さなかった男」を事例に、アナール学派の研究手法を講義する。 |
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9 | 第17回第18回 | 17.バブルの経済史 18.世界史における時間・紀年法の歴史 |
17.歴史上発生したバブル経済について学ぶ。 18.時代や宗教によって違う紀年法の歴史を学ぶ。 |
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10 | 第19回第20回 | 19.戦後アジアの経済発展 20.シリーズ中世ヨーロッパ1:名もなき人の日常 |
19.「開発独裁」を中心に戦後アジアの経済発展の過程を学ぶ。 20.2回にわたり、中世ヨーロッパの日常生活や価値観について学ぶ。 |
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11 | 第21回第22回 | 21.アメリカ的生産システムとトヨタ 22.シリーズ中世ヨーロッパ2:中世人の聖と俗、そして権力 |
21.テーラー主義やアメリカ的生産システムと、戦後のトヨタ式生産方式について学ぶ。 22.シリーズ中世ヨーロッパ2:中世人の聖と俗、そして権力 |
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12 | 第23回第24回 | 23.ウクライナ情勢の歴史的背景と現状 24.神秘の国イギリス |
23.ウクライナの歴史や現状について学ぶ。 24.魔法や魔術、魔女がイギリスにおいていつの時代からなくなったのかを見ることによって近代との分水嶺を考察する。 |
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13 | 第25回第26回 | 25.18世紀英露関係から見る経済史 26. 女と男の経済史 |
25.18世紀イギリスとロシアの2国間関係や企業家マシュー・ボウルトンのロシア事業から、現在の情勢を読み解く。 26.歴史人口学や家屋の空間の変遷、男女関係にみる歴史について学ぶ |
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14 | 第27回第28回 | 27.経済史から見たアベノミクス 28.偽書・偽史の世界 |
27.グローバル経済の観点から、アベノミクスについて、1930年代の高橋財政と比較して考察する。 28.偽書や偽史を考察し、現代社会におけるメディアリテラシーを養う。 |
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15 | 第29回第30回 | 振り返り | 今学期の学習内容の振り返り。 |