科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
基礎演習/Basic Seminar |
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授業コード /Class Code |
B300551007 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
経済学部/Economics |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(後期)/TUE2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
岡本 弥/OKAMOTO HISASHI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 (演習科目)/*** MAJORS *** (SEMINARS) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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岡本 弥/OKAMOTO HISASHI | 経済学部/Economics |
授業の方法 /Class Format |
演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、経済学部のDP(ディプロマポリシー:学位授与方針)の「2.経済理論の基礎を習得し、日常の経済生活や経済全体の動向について理論的に理解できる」「4.自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとる」ことに資するものである。 この科目では、世界現代史についての理解を深めることを目的とする。高等学校の歴史の授業において、現代史のパートは大学入試が始まる直前に「駆け足で」あるいは「申し訳程度に」行われる傾向があるが、それは非常に残念なことである。なぜなら、現在のわれわれの生活に甚大な影響を与えるとともに、社会人となってときに知らないければ大きな恥をかくといった側面も持ち合わせているからである。そのような現代史のうち、世界現代史して学ぼうというのがこの演習である。 高等学校までは、歴史は知識を覚えるだけといった「受け身」的な科目であったかもしれないが、この演習では、事項相互間に存在するとされる因果関係に注目するなど、高等学校までで学習した世界現代史の知識を整理した上で、新たな知見を見出すといった意欲的な目標をもちたい。 なお、この授業の担当者は、金融機関にて約6年間にわたって融資渉外経験に従事した実務経験を有しており、そこから得た知見や経験に基づき、実践的な見地、とりわけ金融(お金の流れ)という観点に注目しながら世界史の流れを解説することをひとつの狙いとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
到達目標として下記の2つを掲げたい。 ①世界現代史に関する深い知識を身につけることができる ②①の知識を組み合わせ、部分的なものであっても、世界現代史の時系列および空間的な広がりを自分なりにイメージできる(別の言い方をすれば、「時代と地域が異なる出来事がどのような関連をもつのかが想像できるようになる」ということになる) |
授業のキーワード /Keywords |
各国現代史 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回、報告当番となったものが担当パートのレジュメを作成してプレゼンテーションを行い、それに対して担当者が適宜コメントを行う。そののち、報告者とそれ以外の者でテーマについてディスカッションを行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
「現代」に時代を限定しても、知っておかなければならない事柄は極めて多岐にわたる。先に述べたように、この演習では、世界現代史上の事柄が相互のどのようなつながりをもつのかを理解することを主眼としているため、世界現代史に関する最低限の知識、あるいはそれがなくても興味を持ち合わせていることが履修の前提となる。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
全員が議論に参加できるようにするため、次回の報告担当者の報告予定パートを1時間以上かけて読み、意味のある質問を思いつくだけ準備してほしい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
下記の基準に基づいて成績評価を行う。 ①報告内容(70%) ②質問やディスカッションでの意見表明など、報告以外での授業への貢献(30%) 【特に重要である点】特別の理由もなく3回以上欠席した場合、単位は取得できない。 |
テキスト /Required Texts |
下記の①の各章の内容についてレジュメを作成し報告を行う。②は授業において、報告に関連する重要な事件や年号などの歴史的事項を確認するために用いる。 ①池上彰(2007)『そうだったのか!現代史』 集英社文庫 ②木村靖二・佐藤次高・岸本美緒(2013)『詳説世界史B』山川出版社 →②はわざわざ購入する必要はない。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 受講の上での注意点などの説明を行う。 | |
2 | 第2回 | 第1章 冷戦が終わって起きた「湾岸戦争」 | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
3 | 第3回 | 第2章 冷戦が始まった | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
4 | 第4回 | 第3章 ドイツが東西に分割された | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
5 | 第5回 | 第4回 ソ連国内で信じられないことが スターリン批判 | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
6 | 第6回 | 中国と台湾はなぜ対立する? | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
7 | 第7回 | 同じ民族が殺し合った 朝鮮戦争 | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
8 | 第8回 | イスラエルが生まれ、戦争が始まった | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
9 | 第9回 | 世界は核戦争の縁に立った キューバ危機 | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
10 | 第10回 | 「文化大革命」という壮大な権力闘争 | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
11 | 第11回 | アジアの泥沼 ベトナム戦争 | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
12 | 第12回 | ポル・ポトという悪夢 | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
13 | 第13回 | 「ソ連」という国がなくなった | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
14 | 第14回 | 「電波」が国境を越えた! 「ベルリンの壁」崩壊 | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 | |
15 | 第15回 | 天安門広場が血に染まった | 報告担当者が主題に関するプレゼンテーションを実施する。 |