科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
財政学 【公共のみ】(4年次生は全コース履修可)/Public Finance |
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授業コード /Class Code |
B000211001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
経済学部/Economics |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(前期),水4(前期)/WED3(SPR.),WED4(SPR.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
平井 健之/HIRAI TAKEYUKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 (基幹科目)/*** MAJORS *** (FUNDAMENTAL SUBJECTS) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平井 健之/HIRAI TAKEYUKI | 経済学部/Economics |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
【授業の概要】 財政とは、政府の経済活動を意味します。政府は道路や公園、学校教育、さらに医療や年金といった社会保障など、さまざまなサービスを人々に提供する一方で、そのために人々から税金や社会保険料などの資金を徴収しています。この授業では、財政の制度や仕組みについて理解するとともに、財政が人々の行動に及ぼす影響を経済学的に分析し、財政のあるべき姿を検討します。 【授業の目的】 財政の制度や仕組みを理解するとともに、財政が個人や企業に及ぼす影響を経済学的に分析する能力を身に付けることを目的とします。この科目は、学部のDPに掲げるように、経済の制度に係わる知識を修得し、今日の経済情勢を制度的に理解できること、さらに、経済理論の基礎を習得し、日常の経済生活や経済全体の動向について理論的に理解できることを目指します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①財政をめぐる政府の役割について説明することができる。 ②財政のさまざまな制度や仕組みについて説明することができる。 ③政府支出の内容や現状を把握するとともに、望ましい支出のあり方を経済学的に分析する能力を身に付けることができる。 ④主要な税金の制度や仕組みを理解するとともに、望ましい課税のあり方を経済学的に分析する能力を身に付けることができる。 ⑤習得した知識や考え方を基にして、政府の望ましいあり方を考えることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
予算、歳入と歳出、租税、公債の負担、地方財政、政府債務 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
配布資料に基づき、講義形式で授業を進めます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業内容は毎時間連続していますので、毎回ごとの復習に重点をおいて学習してください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
受講に際しては、毎時間ごとに復習を中心とした授業時間外の学習が不可欠です(授業時間の1.5倍以上)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業内容に関する問題を、提出課題として課します。 その場合、解答については、後日、解説します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業で課すレポート(課題)40%、定期試験60%により評価します。 なお、レポート(課題)について未提出の場合は、未提出分は評価されません(評価は0点となります)ので、注意してください。 定期試験は、持ち込み不可とします。 |
テキスト /Required Texts |
とくに使用しません。プリントを配布します。 ただし、配布資料を補完するために、参考文献を挙げておきますので、適宜、参照してください。 |
参考図書 /Reference Books |
土居丈朗 著『入門財政学 第2版』(日本評論社)、2021年 小塩隆士 著『コア・テキスト財政学 第2版』(新世社)、2016年 廣光俊昭 編著『図説 日本の財政 令和3年度版』(財経詳報社)、2021年 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1・2回 | 財政とは何か | ①政府の定義と範囲について学習する。 ②市場経済における政府の役割を検討する。 ③「大きな政府」と「小さな政府」をめぐり、政府の規模について学習する。 |
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2 | 第3・4回 | 財政制度 | ①日本の予算制度の仕組みを理解する。 ②日本の予算の現状や内容につい把握する。 |
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3 | 第5・6回 | 財政制度 | ①日本の予算の種類とその内容を理解する。 ②予算の編成、審議、執行、決算の過程を理解する。 |
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4 | 第7・8回 | 財政制度 | ①財政投融資の仕組みを理解する。 ②財政投融資計画の策定について学習する。 |
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5 | 第9・10回 | 租税の基礎 | ①税の分類のあり方を学習する。 ②税の課税原則について理解する。 |
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6 | 第11・12回 | 租税の基礎 | ①包括的所得税と支出税について学習する。 ②租税の転嫁と帰着について学習する。 ③課税の超過負担について学習する。 |
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7 | 第13・14回 | 日本の租税 | ①日本の所得税制の仕組みを理解する。 ②日本の法人税制の仕組みを理解する。 |
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8 | 第15・16回 | 日本の租税 | ①日本の消費税の仕組みを理解する。 ②労働所得税の経済効果を学習する。 |
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9 | 第17・18回 | 財政収支 | ①基礎的財政収支と債務残高との関係について理解する。 ②政府の財政赤字をめぐる問題点を検討する。 ③政府債務の持続可能性の条件について理解する。 |
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10 | 第19・20回 | 公債 | ①国債発行の原則について理解する。 ②国債の分類と発行方式について理解する。 ③国債発行と国債残高の推移と現状について把握する。 |
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11 | 第21・22回 | 公債 | ①日本の国債の償還ルールについて理解する。 ②公債をめぐる負担論について理解する。 ③公債の中立性をめぐる議論について学習する。 |
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12 | 第23・24回 | 地方財政 | ①地方財政の役割と仕組みを理解する。 ②地方財政支出に関する理論を学習する。 ③地方税の課税原則と主要な地方税の内容について理解する。 |
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13 | 第25・26回 | 地方財政 | ①国から地方への財政移転(地方交付税)について理解する。 ②国から地方への財政移転(国庫支出金)について理解する。 ③地方債の仕組みについて理解する。 |
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14 | 第27・28回 | 社会保障 | ①社会保障の機能について理解する。 ②公的年金、医療保険、介護保険の制度について理解する。 ③生活保護の制度と問題について理解する。 |
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15 | 第29・30回 | まとめ | ①講義全体のまとめ ②講義全体の総復習 |