科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
法律外書講読(フランス語)/Reading on Laws |
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授業コード /Class Code |
B204571004 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(後期)/TUE2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
辻村 亮彦/TSUJIMURA AKIHIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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辻村 亮彦/TSUJIMURA AKIHIKO | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
現在われわれが手にしている法は、明治維新のころヨーロッパから輸入するところから出発し、約150年の時を経て形成されてきた。その出発点には、これまで見たことのない「異物」「異者」との接触があった。この授業では、幕末から明治初めにかけて日本に滞在したフランス人が残した日本滞在記や、そのようなフランス人について書かれた人物伝を読むことを通じて、明治日本と西洋との邂逅(めぐりあい)の瞬間を追体験し、フランスの法が日本に輸入されるに至る過程について考えていきたい。 この授業では、法学部ディプロマポリシーの掲げる「法の理念…を踏まえて、法および政治について体系的に学修し、法化社会・国際化社会に対応した法的素養を身につけ」ることを目指す。 なお、既に他言語の「法律外書講読」を履修済みなどの事情でこの授業の履修登録はできないものの、フランス語文献講読にチャレンジしたみたい、という意欲的な学生の聴講(単位付与無し)も歓迎する。その場合は、下記に掲げた教員連絡先に直接メールで申し出ること。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
フランス語の基本的な文法を理解し、フランス語で書かれた平易な文章を正確に読めるようになる。日本とフランスの交流の歴史について理解できるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
フランス フランス語 フランス法 日仏交流 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
前半8回までは、指定したフランス語のテクストについて教員が読み方を解説しながら進めていく。後半7回は、受講者に担当箇所を割り当てて、事前に訳文を作成してもらった上で授業内で順次発表してもらいながら進めていく。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
あらかじめフランス語の初歩を学んでいることが望ましいが、フランス語未習でも本気で文法の学習から取り組む意欲のある人の参加を心から歓迎する。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
配布されたフランス語のテクストを毎回事前に読んで、辞書を使用してある程度の意味を理解しようと努める必要がある(毎回2時間)。割り当てられた箇所については当日までに辞書や文法書を用いて粘り強く読み込み、自分なりの訳文を作成する必要がある(6時間)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
各自に割り当てられた箇所については、授業内での議論を踏まえて訳文を修正した上で、次回授業時に提出しなければならない。提出した訳文が不十分な場合にはやり直しを指示することもありうる。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
予習や授業内での発言など、授業ヘの取り組みを50%、担当箇所の事前準備と事後の訳文提出を50%の割合で評価する。定期試験は行わない。 |
テキスト /Required Texts |
講読するテクストは初回に配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
以下の中型の仏和辞典のうちいずれか1冊を購入し手元に置くこと。 ・ディコ仏和辞典 新装版(白水社、4070円) ・プチ・ロワイヤル仏和辞典 第5版(旺文社、4620円) ・プログレッシブ仏和辞典 第2版(小学館、3960円) 文法書については各自で使用したもので構わないが、初習者向けとして ・増補改訂版 新・リュミエール―フランス文法参考書(駿河台出版社、2310円) を挙げておく。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | この授業で取り扱う内容、成績評価方法等について説明し、講読するテクストについて簡単に紹介する。 | |
2 | 第2回 | 教員による例解① | 教員がテクストの内容や文法的事項について説明する。 | |
3 | 第3回 | 教員による例解② | 同上 | |
4 | 第4回 | 教員による例解③ | 同上 | |
5 | 第5回 | 教員による例解④ | 同上 | |
6 | 第6回 | 教員による例解⑤ | 同上 | |
7 | 第7回 | 教員による例解⑥ | 同上 | |
8 | 第8回 | 教員による例解⑦ | 同上 | |
9 | 第9回 | 文献会読① | 受講者が各自に割り当てられた箇所について音読のうえ訳文を提示し、教員や他の受講者と議論を行う。 | |
10 | 第10回 | 文献会読② | 同上 | |
11 | 第11回 | 文献会読③ | 同上 | |
12 | 第12回 | 文献会読④ | 同上 | |
13 | 第13回 | 文献会読⑤ | 同上 | |
14 | 第14回 | 文献会読⑥ | 同上 | |
15 | 第15回 | 文献会読⑦、ふりかえり | 同上、授業全体を振り返り、明治初期の日仏交流とフランス法の継受について考える |