科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
国際法入門 【再履修】/Introduction to International Law |
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授業コード /Class Code |
B204541004 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月4(後期)/MON4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
木原 正樹/KIHARA MASAKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
Yes |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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木原 正樹/KIHARA MASAKI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
遠隔授業(オンデマンド授業) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目により、法学部のDPに示す、国際化社会の時代に対応し、国内外の公共的事柄に関心と責任感を持つ市民となるための、国際法理論の基礎が理解できる。 毎日の新聞やテレビの報道、さらにはインターネットを通じて、国際社会の刻々と変化する情報が伝えられている。また、多くの人々が海外を旅行し、海外の製品を入手しており、海外で働く人も少なくない。このような海外の情報の氾濫や、ヒト・モノ・カネが国境を超えるグローバル化の波は、国際社会の情勢を考察することを必要不可欠なものにしている。 この授業により、上記の考察が、国際法という手段を通してできる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
この授業の前半では、国際社会における国際法の基本的役割を理解することができる。 その後は、①国際紛争の平和的解決における国際法の役割、②地球環境保護における国際法の役割、③武力紛争(戦争)の際の国際法の役割、という3通りの役割を理解することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
国家、国際機構、紛争の平和的解決、国際司法裁判所、地球環境問題、戦争の違法化、集団的自衛権、国際人道法、国際刑事裁判所 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義中心で進めるが、発問に答えてもらったり、関連するビデオを見てもらうなどの工夫もする。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
国際社会について予備知識がなくても、グローバル化した現代社会に出る準備のために受講してほしい。 早めに配布するレジュメに(補足資料があるときはこれも)目を通して、忘れずに持ってくること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
一日平均25分、週3時間は必要な学修をしてくる。 早めに配布するレジュメの該当部分に、授業前はざっと目を通してきて、問題意識だけは持ってくること。 授業後は必ず復習をして、国際法を通しての考察を実践してみること。わからない点があれば、指定図書や参照条文を読んだり、質問をしたりして、理解すること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
①~③の3回のレポートで評価する(すべてOneDriveに提出)。レポート①の締切りは11月上旬。レポート②の締切りは12月下旬。レポート③の締切りは1月下旬。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
100%レポート課題による。 3回のレポートについては、採点終了後、模範解答例を付してdotCampusにて返却する。 |
テキスト /Required Texts |
徳川信治・西村智朗編著『テキストブック 法と国際社会 第二版』法律文化社、2018年。 |
参考図書 /Reference Books |
薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦編集代表『ベーシック条約集[2022年版]』東信堂 2022年。 松井芳郎編集代表『ハンディ条約集』東信堂、2009年。 国際法学会編『国際関係法辞典(第2版)』三省堂、2005年。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 第二次世界大戦後の国際社会 | 『国連激動の60年』というビデオを観て、「国連クイズ」に答える。 | |
2 | 第2回 | 国際関係法の扉をたたく① | 日本の国際社会への仲間入り/現代の国際社会と法 | |
3 | 第3回 | 国際関係法の扉をたたく② | 国際社会と法 | |
4 | 第4回 | 国際社会を動かすのは誰か? | 国際社会の構成と法 | |
5 | 第5回 | 国家の役割 | 国家とは?/国家はどのような権利・義務を有しているか? | |
6 | 第6回 | 国際社会の利害をどのように調整するか? | 国際関係法とは?/国際機構の設立 | |
7 | 第7回 | 国際社会で活躍する新たなものたち | 個人・NGO・多国籍企業 | |
8 | 第8回 | 国際紛争を解決する方法① | 紛争の平和的解決/裁判による紛争の解決 | |
9 | 第9回 | 国際紛争を解決する方法② | 紛争の政治的解決手段/実力による紛争の解決 | |
10 | 第10回 | 法は地球を守れるか?① | 地球環境保護の歴史的展開/国際環境法の基本原則 | |
11 | 第11回 | 法は地球を守れるか?② | 国際環境法の実施とその課題 | |
12 | 第12回 | 戦争の違法化 | 正戦論から無差別戦争観へ/戦争の違法化への大転換 | |
13 | 第13回 | 武力行使禁止原則とその例外 | 武力行使禁止原則/集団的自衛権 | |
14 | 第14回 | 戦争にもルールがある? | 国際人道法の成立/戦争犯罪、人道に対する罪、ジェノサイド罪 | |
15 | 第15回 | 国際刑事裁判所の意義と課題 | 国際刑事裁判所の設立/ICCへの日本の加盟とその課題 |