科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
憲法ⅠB(人権各論) 【⑤~⑧】/Constitutional Law ⅠB (Specific Provisions on Human Rights) |
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授業コード /Class Code |
B204531002 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月1(前期)/MON1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
塚田 哲之/TSUKADA NORIYUKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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塚田 哲之/TSUKADA NORIYUKI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面授業) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この講義は、法学部のDPに示す、「法の理念および現実の社会における法の運用を踏まえて、法および政治について体系的に学修し、法化社会・国際化社会に対応した法的素養を身につけ」ること、「社会における各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析して、法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示す」能力を獲得するため、主要専門教育科目として設けられたものである。 より具体的には、1年次前期配当の「憲法と社会」および1年次後期配当の「憲法ⅠA(人権総論)」の履修を前提として、日本国憲法の基本的人権規定のうち、各論的規定についての憲法解釈論を概観する。なお、最新の最高裁判決など日々生起する人権問題については、 適宜関連箇所に組み込み、 または 「番外編」 として取り上げることがある。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
人権各論分野における解釈論上の主要な論点について、代表的な学説・判例の内容を説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
日本国憲法、人権の保障、立憲主義、違憲審査、精神的自由権、経済的自由権、人身の自由と手続的保障、現代的人権 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義は、配布するレジュメに沿って行う。レジュメ・資料の配付は、Moodle(dotCampus,OneDriveを併用する可能性もある)を利用して行い、原則として紙媒体では配布しない(詳細は第1回ガイダンスで説明する)。 ・授業に関する連絡、レポート提出は、Moodleを利用する(dotCampusを併用する可能性もある)。 ・授業に関する質問は、対面授業時に直接、または担当者宛の電子メールで受け付ける。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
講義は 「憲法と社会」 「憲法ⅠA(人権総論)」の履修を前提として行うので、十分復習した上で受講すること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
予習としては、事前配布のレジュメとテキストの該当箇所を読み込むこと(目安として各回2時間程度)、復習としては、レジュメ・テキスト・ノートを用いた内容の確認(目安として各回2時間程度)が求められる。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
中間レポート(1回)を課す。 中間レポートの結果については、概括的にコメントをするほか、希望者には個別にコメントする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
中間レポート25%、定期試験75%。 評価は、上記「到達目標」に照らし、講義で扱った内容の理解度、具体的問題についての検討内容を中心に行い、文章表現力を加味する。 なお、定期試験に代えて、期末レポートの提出を求める可能性がある(期末レポートの評価割合は定期試験と同じ)。詳細は、対面授業時およびMoodle(dotCampusを併用する可能性もある)で連絡する。 |
テキスト /Required Texts |
・特定のテキストは指定しない。 ・予習・復習や授業時には、2022年度後期「憲法ⅠA(人権総論) 」で各自が使用したテキスト(本秀紀編『憲法講義 第3版』[日本評論社 2022年]、高橋和之『立憲主義と日本国憲法 第5版』[有斐閣 2020年]、芦部信喜[高橋和之補訂]『憲法 第七版』[岩波書店 2019年]など)を使用すること。 ・六法必携。 |
参考図書 /Reference Books |
第1回のガイダンスで説明する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス、精神的自由権(1) | 講義の進め方に関するガイダンス、精神的自由権総論 | |
2 | 第2回 | 精神的自由権(2) | 思想・良心の自由 | |
3 | 第3回 | 精神的自由権(3) | 信教の自由、政教分離原則の内容 | |
4 | 第4回 | 精神的自由権(4) | 政教分離原則の解釈と裁判例 | |
5 | 第5回 | 精神的自由権(5) | 表現の自由の価値と内容 | |
6 | 第6回 | 精神的自由権(6) | 表現の自由の制約と違憲審査基準 | |
7 | 第7回 | 精神的自由権(7) | 表現の自由に関する各論的問題 | |
8 | 第8回 | 精神的自由権(8) | 集会・結社の自由、 通信の秘密 、学問の自由と大学の自治 | |
9 | 第9回 | 経済的自由権(1) | 職業選択の自由とその制限、 居住・移転の自由 | |
10 | 第10回 | 経済的自由権(2) | 財産権の保障とその制限 | |
11 | 第11回 | 人身の自由と刑事手続上の諸権利 | 人身の自由と適正手続、刑事手続上の諸権利 | |
12 | 第12回 | 現代的人権(1) | 社会権総説、生存権 | |
13 | 第13回 | 現代的人権(2) | 教育を受ける権利、労働に関する権利 | |
14 | 第14回 | 現代的人権(3) | 家族に関する憲法規定の意義と内容 | |
15 | 第15回 | 現代的人権(4)・総括 | 「新しい人権」、到達点の確認 |