科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
環境法/Environmental Law |
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授業コード /Class Code |
B204491001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木3(後期),木4(後期)/THU3(AUT.),THU4(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小川 一茂/OGAWA KAZUSHIGE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小川 一茂/OGAWA KAZUSHIGE | 法学部/Law |
黒坂 則子/KUROSAKA NORIKO | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面による講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、法学部DPに示す、法的素養を身につけ、社会における各種の問題について法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すこと、公平性と客観性を重視した判断及び行動ができるようになることを目指し、以下に示すような学修を行うものである。 環境問題には,自動車の排気ガス問題やごみ問題などわれわれに身近な問題から,地球環境問題に至るまで様々なものが存在する。本講義では,これらの問題に対してわが国の環境法はどのように整備されているのか,環境法の全体像を概説し、それらを理解することが目的となる。 そのうえで、いかなる環境問題が現代において存在し,その解決のためにどのような法制度や規制のあり方が求められているのかについても検討していきたい。そして環境関連の条例のあり方や訴訟制度についても時間の許す限り触れてみたい。 ただし,本講義では,外国法はその対象外とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①環境法の基礎的な知識を修得し、それらを説明できるようになる。 ②環境法上の諸問題を法律という道具を通して議論できるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
命令統制手法 汚染者負担原則 未然防止原則 予防原則 典型7公害 土壌汚染 廃棄物 環境権 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式で行う。なお、授業の進行の程度、時事問題などを勘案して、授業計画の内容・順序を変更することがある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
「憲法(基本的人権)」、「行政法Ⅰ(行政法総論)」、「行政法Ⅱ(行政救済法)」を履修していることが望ましい。 オフィス・アワーについては講義中に時間を指定する。 講義には必ず六法を持参すること。 講義中の私語等の妨害行為により授業の進行に著しい支障をもたらすとみなされる場合には、退席や単位を与えない等の措置をとる。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学修として教科書の該当部分を精読すること(目安として1時間30分)。 事後学修として授業内容を再確認し、不明な点は参考書としてあげた文献なども閲覧して解消すること(目安として1時間30分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
講義時間内でまとめのテストを2回実施する。その他必要に応じてレポート等の課題を課すことがある。なお、まとめのテスト及びレポート課題(課した場合)については、講義時間中に解説するか、解説をオンラインにより配付することを予定している。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
2回実施するまとめのテストの合計点(100%)で評価する。 また、講義中の私語等の妨害行為により授業の進行に著しい支障をもたらすとみなされる場合には、退席や単位を与えない等の措置をとる。 |
テキスト /Required Texts |
黒川哲志ほか『環境法のフロンティア』(成文堂,2015) |
参考図書 /Reference Books |
黒川 哲志・奥田 進一・大杉 麻美・勢一 智子 編『確認 環境法用語 230』(成文堂,2009) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 授業の方針について説明する。 環境法の概要について説明する。 |
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2 | 第2回 | 環境法の基礎理論(1) | 環境法の歴史を説明する。 環境法の特色を説明する。 |
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3 | 第3回 | 環境訴訟(1) | 四大公害訴訟及び関西水俣病訴訟について説明する。 | |
4 | 第4回 | 環境法の基礎理論(2) | 環境法の基本原則について説明する。 | |
5 | 第5回 | 環境法の基礎理論(3) | 公害・環境汚染の防止と法規制について説明する。 | |
6 | 第6回 | 環境訴訟(2) | 環境訴訟に関する映像資料を鑑賞する。 | |
7 | 第7回 | 環境に関する法律(1) | 環境基本法を説明する。 | |
8 | 第8回 | 環境に関する法律(2) | 自然保護法制(生物多様性保全のための法制度)を説明する。 | |
9 | 第9回 | 環境に関する法律(3) | 原子力汚染対策法を説明する。 | |
10 | 第10回 | 環境影響評価 | 環境影響評価制度について説明する。 | |
11 | 第11回 | 地球環境問題 | 地球温暖化対策の法制度を説明する。 | |
12 | 第12回 | 環境法の発展的問題(1) | 地球環境問題についての映像資料を鑑賞する。 | |
13 | 第13回 | 環境法の基礎理論(4) | 環境問題における情報公開・市民参加について説明する。 | |
14 | 第14回 | 環境法の基礎理論(5) | 環境倫理について説明する。 | |
15 | 第15回 | 環境に関する法律(4) | 大気汚染対策に関する法制度を説明する。 | |
16 | 第16回 | 環境に関する法律(5) | 水質汚濁対策に関する法制度を説明する。 | |
17 | 第17回 | まとめのテスト(1) | 第1回~第14回までを範囲として、第1回目のまとめのテストを実施する。 | |
18 | 第18回 | 環境法の発展的問題(2) | 原子力発電に関する映像資料を鑑賞する。 | |
19 | 第19回 | 環境に関する法律(6) | 土壌汚染対策に関する法制度を説明する。 | |
20 | 第20回 | 環境に関する法律(7) | 土壌汚染対策に関する法制度を説明する。(前回の続き) | |
21 | 第21回 | 環境に関する法律(8) | 土砂条例を説明する。 廃棄物の処理に関する法制度の概要を説明する。 |
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22 | 第22回 | 環境に関する法律(9) | 廃棄物の処理に関する法制度を説明する。 | |
23 | 第23回 | 環境に関する法律(10) | 廃棄物の処理に関する法制度を説明する。(前回の続き) | |
24 | 第24回 | 環境に関する法律(11) | 有害な化学物質への対処に関する法制度を説明する。 | |
25 | 第25回 | 環境訴訟(3) | 環境権および環境権訴訟を説明する。 | |
26 | 第26回 | 環境訴訟(4) | 環境民事訴訟、環境行政訴訟、公害等調整委員会などを説明する。 | |
27 | 第27回 | 環境関連条例(1) | 環境関連条例の理論と実例を説明する。 | |
28 | 第28回 | 環境関連条例(2) | 環境関連条例に関する裁判例を説明する。 | |
29 | 第29回 | 環境に関する法律(11) | 鉱物資源問題に関する法制度を説明する。 | |
30 | 第30回 | まとめのテスト(2) | 第17回~第29回までを範囲として、第2回目のまとめのテストを実施する。 |