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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
国際社会論Ⅰ/International SocietyⅠ
授業コード
/Class Code
B203591001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
法学部/Law
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
水4(前期)/WED4(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
山越 裕太/YAMAKOSHI YUTA
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
山越 裕太/YAMAKOSHI YUTA 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
 この科目は、法学部のディプロマ・ポリシー(DP)に示されているような、国際化社会に対応した政治的素養を身につけること、国際社会論に関する各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析して、説得力ある議論を展開できるようになることを目指す。
 国際社会論は、国家に加え、国際組織やNGOなど多様な主体の政治、経済、社会的な相互作用をひとつの「国際社会」と捉え、その活動や発展、国際社会の構造を研究する、また近年の地球環境問題や人の国際移動などの諸問題に取り組む学問である。
 国際社会論の対象や課題は多岐にわたるが、この科目では、国際社会が現在直面している政治、経済、社会的な課題にどのように取り組んでいるのか、国際組織を中心に学習する。国際組織の特徴や国際社会でどのような役割を果たしているのか、そして現在直面している課題を理解、分析できるようになることを目的とする。
到 達 目 標
/Class Objectives
1.学生は国際組織の特徴や歴史展開を説明できる。(知識)
2.学生は国際社会論の知識を踏まえ、国際組織が直面している課題を分析できる。(知識)
3.学生は国際組織に関する出来事に積極的に接し、意見を述べることができる。(態度・習慣)
4.学生は自ら国際組織に関する情報を収集し、問題を考察することができる。(技能)
授業のキーワード
/Keywords
国際連合、国際連盟、ヨーロッパ連合(EU)、グローバル・ガバナンス
授業の進め方
/Method of Instruction
 基本的にレジュメを配布する予定。レジュメに従い講義を中心に展開するが、リアクションペーパーや質疑応答など適宜取り入れる。レジュメは講義内容を簡単に提示したものにすぎないので、各自で講義内容についてノートを取ることが望まれる。
 この科目は、国際組織の理論や歴史、総合的/普遍的、機能的、地域的国際組織など、テーマを設け講義を展開する。リアクションペーパーなどの課題はそれらのテーマの理解できた点や疑問点などの自己確認に用いる。
履修するにあたって
/Instruction to Students
 この科目では国際組織に関する前提とする知識は特に求めない。但し「政治学入門」、「国際政治学」、「国際社会論II」を履修済もしくは同時履修していると学習効果が高まる。
 私語、雑談など他の受講生に迷惑になる行為を行った場合は、注意の上、退出を求める場合がある。
 その他、具体的な講義の概要説明を初回授業で行うので、履修者は必ず出席すること。
 ※下記授業計画は講義の展開や履修人数などにより変更する可能性がある。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
 事前準備学習として、新聞・テレビなどを通じて各自が個別に関心を持った国際組織に関わる出来事に積極的に接すること。(目安として30分)
 事後展開学習として、レジュメや講義ノート、加えて、講義で紹介する文献の指定箇所を読み返すこと、理解できた点や疑問点を整理することが望まれる。(目安として90分)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
複数回リアクションペーパーなどの課題の提出を求める。提出時期は事前に連絡する。授業中に適宜フィードバックを行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
成績は、①定期試験70%、②リアクションペーパーなどの課題30%の2点から評価する。
定期試験は、対面での定期試験を実施予定。但し、非登学者については、定期試験に代わる方法で成績を評価するよう配慮する。
テキスト
/Required Texts
テキストは特になし。但し、講義で示された文献の該当頁を読むことが望まれる。
参考図書
/Reference Books
特に指定しない。但し、講義で示された文献の該当頁を読むことが望まれる。
講義の中で頻繁に紹介されるものとして以下の文献を挙げておく。その他については適宜紹介する。
参考書は特に購入する必要はない。詳細は第1回講義で説明予定。
1.最上敏樹『国際機構論講義』(岩波書店、2016年)
2.横田洋三編『新国際機構論 上・下』(国際書院、2006年)
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション 国際社会論はどのような問題の解決を目指しているのか考察する
講義の概要説明(履修予定者は必ず出席すること)
2 第2回 総合的/普遍的国際組織①:国際連合総論 国際連合はどのような特徴を持っているのか、関連組織も含めた全体像を掴む
3 第3回 総合的/普遍的国際組織②:国際連合の成立 国際連合はどのような経緯で設立されたのか、設立過程を振り返る
4 第4回 総合的/普遍的国際組織③:安全保障理事会 国際社会の平和と安全のために活動する安全保障理事会の特徴や限界を考える
5 第5回 総合的/普遍的国際組織④:PKO(平和維持活動)、軍縮の活動 国際連合が安全保障分野で展開しているPKOや軍縮などの具体例を考える
6 第6回 国際組織の歴史①:国際行政連合 国際連合が設立される以前の国際組織や国際行政連合などを振り返る
7 第7回 国際組織の歴史②:国際連盟の活動 史上初めて設立された普遍的国際組織である国際連盟の特徴を考える
8 第8回 機能的国際組織①:経済分野 WTO(世界貿易機関)やIMF(世界通貨基金)など経済分野の国際組織を考える
9 第9回 機能的国際組織②:社会分野 国連開発計画や国連難民高等弁務官事務所など社会分野の国際組織を考える
10 第10回 機能的国際組織③:地球的課題の分野 国連気候変動枠組条約締約国会議など地球的課題に取り組む国際組織を考える
11 第11回 映像資料 映像資料から国際組織を考える
12 第12回 地域的国際組織①:欧米の地域的国際組織 EU(欧州連合)、OAS(米州機構)など欧米の地域的国際組織の特徴や課題などを考える
13 第13回 地域的国際組織②:アジア・アフリカの地域的国際組織 ASEAN(東南アジア諸国連合)などアジア・アフリカの地域的国際組織の特徴や課題などを考える
14 第14回 国際組織の理論 国際組織の特徴や設立方法など、国際組織の理論を考える
15 第15回 国際組織とグローバル・ガバナンス グローバル・ガバナンスから国際組織の活動を考える

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